風になれ

大自然のふところで山歩きを楽しむ生活。
いつの日にか、森にそよぐ風になれたら・・

広島国税局の清酒鑑評会にはロマンがある

2014-10-31 | 日本酒


 広島国税局が本年度の清酒鑑評会で3部門73点を優秀賞に選び、公表した。
 国税局の鑑定官の酒を利く力量は高く、確かに信頼できる。『香りを主たる特徴とする清酒』『味を主たる特徴とする清酒』『燗酒』の3部門で受賞した地酒をこれから酒屋さんで探し求め、味わう愉しみができた。



 『香り』部門は大吟醸で占められているけど、高くて買えないので、探求心は失せ、すでに腰が砕けている。大吟醸を買えない負け惜しみもあって、「旨い酒との出会いが面白くて感動的」なのは純米吟醸か純米酒だと思うことにしている。したがって3部門のうち手の届く『燗酒』で選定された岡山の地酒8点が当面、チャレンジ対象の酒だ。どこも岡山県内の名だたる酒蔵ばかり。燗酒の美味しい季節になったことだし、これからますます愉しみだ。

  極聖特別純米山田錦   (宮下酒造・岡山市中区西川原)
  櫻室町特別純米酒備前幻
         雄町純米 (室町酒造・赤磐市西中)
  桃花源         (嘉美心酒造・浅口市寄島町)
  燦然上撰本醸造     (菊池酒造・倉敷市玉島阿賀崎)
  武蔵の里山廃仕込純米酒 (田中酒造場・美作市古町)
  作州武蔵純米酒     (難波酒造・津山市一宮)
  御前酒美作       (辻本店・真庭市勝山)
  神雷          (三輪酒造・広島県神石郡)


『里山資本主義』で地域経済の復活を願う

2014-10-30 | 田舎暮らし


 今、藻谷浩介さんの『里山資本主義』を少しずつ読み進めている。新聞広告も見たし、書店で山積みされていることもベストセラーになっていることも知っていたけど、僕は常に一周遅れのランナーの孤高を楽しむので、決して流行は追わない。ようやく、以前から気になっていた『里山資本主義』を読みたくなったから、僕の心の中で機が熟したから読み始めただけ。

 数年前、同氏の『デフレの正体』を読んだ。漠然と感じていたことを、藻谷さんが生産年齢人口の構造変化を切り口にして経済活動を見事に解析してみせてくれた。目から鱗だった。
 同書については、その後、識者から異論や批判を生んだみたいだけど、僕は藻谷さんの『デフレの正体』の分析と論理に誤謬や欠陥を感じないし、内容は未だに色あせていないと思っている。



 『里山資本主義』を読むと日本の未来が明るく見えてくる。産業革命以来の革命、里山革命と呼ぶにふさわしく、地域経済の復活に希望がもてる。地方の『持続可能な豊かさ』に多くの若者が気付くと、東京一極集中の日本が大きく転換することになるかもしれない。そのためにも日本国中で『里山資本主義』の成功事例がたくさん生み出されることを願っている。そしてその活動に微力ながらできる限りの応援をしたいと思う。
 今週末の3連休は蒜山に入るので、県北の山里で起きている小さな変化をしっかり観察してこようと思う。


塩飽本島の旅の余韻に浸る

2014-10-29 | Weblog


 日曜日に塩飽本島の笠島の国重要伝統的建造物群保存地区でもらったパンフレットを眺めながら旅の余韻に浸る。
 塩飽諸島は古くから海運・廻船業で栄え、豊臣秀吉、徳川家康など時の権力者が塩飽船方650人に朱印状を与え、塩飽1,250石の領有を認め、御用船、御用船方として水軍を利用した、と書かれてある。 



 塩飽大工の技が作り上げた町並みの景観は美しかった。平和な世の中に海運廻船業で栄えた時代があったからこそ匠の技が花開き、後の世に文化遺産として残せたのだろう。趣深い笠島の町家建築の町並みを歩いた時に感じた不思議な空気感が懐かしい。またいつか塩飽本島を訪れたいと思う。


塩飽大工の気高い手仕事に圧倒される

2014-10-28 | Weblog


 日曜日の朝7:00、倉敷市児島から塩飽本島に向けて出航した。穏やかな瀬戸内の海はまだ眠っているみたいに静かだった。



 本島港に上陸してレンタサイクルを借りて時計回りに島を一周することにした。
 周囲16kmの小さな島の海岸線を朝の空気をいっぱい吸いながらペダルを漕ぐ。生ノ浜、尻浜、大浦港を通過して笠島地区に入る。



 笠島の町並みは国指定の伝統的建造物群保存地区となっていて、民家の建物が美しい。塩飽本島は塩飽水軍の本拠地で造船技術が発展した。塩飽水夫の一部が船大工の知識と技術を引き継いで塩飽大工(大工集団)を形成して全国に散らばった歴史がある。
 塩飽大工の一部は宮大工として多くの匠を輩出した。塩飽大工の大江家は国宝吉備津神社の建立に関わっているし、その他にも吉備津神社(岡山市)や備中国分寺五重塔(総社市)などの築造に塩飽大工は深く関わっている。



 笠島まち並保存センターになっている真木邸を見学した後、今夏から公開を始めた築百年の吉田邸を訪れて、家の中を案内してもらった。梁、天井、床など随所に塩飽大工の技が光っている。塩飽大工の誇りと圧倒されそうな息づかいが感じられる。丁寧ないい仕事をしているなあと素人ながら感心する。このような気高い手仕事ができる時代はこれから先、二度とやってこないのかもしれない。

 本島港に戻り、帰りは六口島に立ち寄る。六口荘でお昼ご飯を食べてから児島に戻った。
 瀬戸内海の風景と潮風に心が癒されて、いい気分転換ができた。


鎌田實さんの講演会

2014-10-27 | 健康


 土曜日、鎌田實さんの講演を聴くために電車で福山に向かった。
 14:00の開演まで少し時間があったので、福山駅前の『尾道ラーメン 一丁』で昼食をとる。美味しいと評判のお店なので、一度訪ねてみたかった。ちょうどお昼時だったため、カウンターのみのお店は満席状態。さっそくラーメンをお願いした。
 ラーメンは評判に違わず美味しかった。ただ僕の歳になるとスープの背脂がこってりしすぎて、むしろ小魚主体のさっぱりしたダシの方がいいかな。 
 講演会場のエフピコRiMに向かう。 



 諏訪中央病院名誉院長の鎌田實さんの講演を聴くのは今回で二回目。著書は『がんばらない』など何冊か読んでいる。今回は「いのちの仕舞いを考える」と題する講演だった。長野県茅野市の地域医療に青年医師時代から長年貢献された経験談を交えながら、中味の濃い講演を時間が経つのも忘れて聞き入った。今の緩和医療に対する問題提起も心に沁みた。1%だけ誰かのために生きる自分流の心をもった生き方を心がけたいと思う。


ピザ窯の基礎工事は楽しい

2014-10-25 | 田舎暮らし


 息子の工房に泊まり、朝7時からピザ窯作り。工房の片隅にピザ窯を作ることを息子のお嫁さんと画策して年内完成を目標に作り始めた。
 基礎工事は中古の耐火煉瓦を積み上げて作ることにした。まるで子供の積み木細工のようで、楽しい。無心になれるので、とてもいい気分転換になる。砂とセメントと水を混ぜ合わせるモルタル作りは勘でやっているけど、大体いい具合のモルタルができるようになった。早く完成させて、美味しいピザを食べたいものだ。


ブラインドサッカー世界選手権大会が代々木競技場で始まる

2014-10-24 | Weblog


 昨日に続いて、ラジオ深夜便の『明日へのことば』で釜本美佐子さんの話を聴く。
 美佐子さんの溌剌とした声で目覚めもすっきり。74歳の人の声とはとても思えない。夜明け前から美佐子さんの明るく力みなぎる声を聞いて気分は最高。
 お化粧やコーディネートされた衣装や一人暮らしでの料理の話など、すごすぎる。またツアーコンダクターの経験を生かして視覚障害者の旅行のお手伝いもされていて、エネルギッシュにご活躍されている。ご自身が全盲であることによって、障害者に優しい細やかな配慮や気配りが行き届いた旅を企画、提供して、旅を案内されていることだろう。「天まさに大任をこの人に降ろさんとするや・・・」だ。

 ブラインドサッカーのことは何も知らなかった。ブラインドサッカーでボールを持った相手に対して「ボイ!」という掛け声を義務づけられていることやGK、コーチ、コーラーのかけ声によるガイドなど、初めて知ることばかり。ボイ(VOY)とはスペイン語で「行く」という意味だとか。観客が静かに応援しないと競技ができないくらい、音に敏感なスポーツであることも初めて知った。
 ある選手の、ブラインドサッカーの楽しみはコートの中は開放感があって自由になれることだという感想が心に響いた。白杖を手放し、全力疾走できる空間は最高に自由な世界なのだろう。



 ブラインドサッカー世界選手権が来月16日から国立代々木競技場フットサルコートで始まる。これまでテレビでブラインドサッカーを観たことがあるけど、美佐子さんの話を聴いたお陰で、今回は違った感覚でブラインドサッカーの映像を楽しめそうだ。


釜本美佐子さんの前向きな生き方

2014-10-23 | Weblog


 夜明け前にラジオ深夜便『明日へのことば』で釜本美佐子さんの話を聴く。徐々に視力が落ちていく網膜色素変成症という難病に50歳代で罹るが、日本でブラインドサッカー協会を立ち上げられた情熱の人だ。実は日本サッカーの伝説のストライカー、釜本邦茂さんの姉さんだ。弟邦茂さんが中学校からサッカーを始めるきっかけは姉美佐子さんのアドバイスだったとラジオで明かされた。
 歯切れのいい彼女の話は明るく前向きだ。難病にくじけることなく常に前向きに生き抜く姿勢に感動する。難病を運命として受け容れ、生き方を選んで精一杯生きる生き方はすばらしい。
 美佐子さんは海外ツアーコンダクターの草分けで140余国を訪問された経験を持つ人だ。生来の前向きな性格に加えて、世界を舞台に責任あるツアーコンダクターの仕事をされ、見識を深められた経験がいっそう前向きな考え方、生き方を形作ったのだろう。話の中でも、旅でトラブルに直面した時、ツアーコンダクターとして現場で最善策の迅速な決断を迫られる経験の数々を紹介された。
 美佐子さんが理事長を勤めているブラインドサッカー協会は2020年の東京パラリンピックに向けて万全の準備を進められることだろう。そして日本でブラインドで苦しんでいる若者がどれほど勇気づけられることだろう。彼女こそ日本ブラインドサッカー協会の組織を引っ張るリーダーにふさわしい逸材だ。明朝、話の続きを楽しみにしている。


地方の暮らしもいいぞ

2014-10-22 | 田舎暮らし


 久々の雨が朝から降り続いている。晴れの国、岡山では雨が降ることが珍しい。国内で最も晴天率が高く、ヨーロッパの地中海と同じような地中海型の気候の特徴があり、年間を通じて雨は少ない。
 かといって渇水で苦しめられることもない。西から高梁川、旭川、吉井川の三大河川が南北に流れて、県北県境の水源から南部の瀬戸内海まで豊かな水を注いでいる。
 これほど気候温暖で天然資源に恵まれた土地は珍しいと思うけど、第一次産業就業者数は年々減少していて、5%、4万人まで減ってしまっている。
 安倍政権が地方創生を重要課題に挙げている。東京一極集中に歯止めをかける施策に期待しているけど、これからの日本の未来を担う若い人たちの意識変革にも期待している。田舎には田舎の良さがある。知的文化的な刺激は少ないかもしれないけど、地方には美味しい空気と水と土がある。都会を卒業して田舎暮らしを始めるニューファミリーや若者が増える動態が地方創生の真の姿なのだろう。
 岡山県北の西粟倉村・森の学校の成功事例もある。自然の営みの中で心豊かな子供を育てる。人間復活、豊かさ、生き方の問題だと思う。


シェルパ斉藤さんのスペイン巡礼の旅

2014-10-21 | 山歩き


 シェルパ斉藤さんの『世界一有名な巡礼の道 スペインの聖地をめざす』が終わった。
 月刊誌BE-PALに連載された紀行だけど、今回はピレネー山脈の麓のサン・ジャン・ピエ・ド・ポーからブルゴスまでの292km、11日間の歩き遍路だった。この巡礼路はカミノ・デ・サンティアゴ(フランス人の道)と呼ぶらしい。旅人たちとの出会いが新鮮ですごく面白かった。
 最終回の今号(11月号)はブルゴスまで達した後、マドリッドでスリに遭い財布を盗られてしまうが、財布は後日無事日本に戻ってくるというほっこりした話のおまけ付き。
 来年また、残るブルゴスからサンティアゴ・デ・コンポステーラまで歩かれるそうなので、来年の続編を楽しみにしている。
 人はなぜ巡礼の旅に出るのか。今の僕にはその答えがわからないし、巡礼への渇望はない。リタイア後に四国八十八ヶ所巡りをした友人が何人もいるけど、今の僕はその心境にはない。
 歩くのは好きだし、紀行を読んで疑似体験するのは楽しい。僕の遊行期はいったい何歳から始まるのだろうか。

気になるiPad Air 2

2014-10-20 | Mac


 iPad Air 2が気になる。またまたApple社に手玉に取られている感があって悔しいけど、気になる。
 厚さ約6.1mmまで薄くなり、軽くなった。CPUのグラフィックパフォーマンスはiPad Air「A7」の2.5倍もの性能になり、iSightカメラの画素数は上がり、指紋認証機能「Touch ID」も搭載されたなんてカタログスペックを読むと、頭がくらくらしてしまう。買うしかないでしょう、と悪魔のささやきまで聞こえてくる。
 IT貧乏、まっしぐら。秋の夜長はAppleという魅惑の小悪魔との闘いだ。負けるもんかあ・・・。


 

田園風景が美しい

2014-10-19 | 田舎暮らし

 2週間ぶりにカミさんと息子の工房を訪ねる。
 稲穂が実り、空の青に黄金色が映えている。田園風景の美しさに、日本が瑞穂の国だとあらためて気付かされる。
 若者はもっと田舎に移住して暮らす生き方を探ってもいいと思う。地方創生とか堅いことは抜きに、都会にはない豊かな自然と温もりや癒しに満ちた田舎暮らしも捨てたものじゃない。
 田んぼの畦道で車を停めて、稲穂が香る美味しい空気を胸いっぱい吸った。 


 息子の工房に行くと登り窯はすっかり出来上がっていた。組み上げたレンガの地肌を土で塗り固めてあり、僕にはよく分からないけど、これで完成形なのだと思う。
 息子は不在だったので会話はできなかった。一人でこつこつと築いた窯だから時間はかかったけど、ひとつの節目を越えた今の心境を直接聞いてみたい。

   明日死ぬかのように生き、
   永遠に生きるかのように学べ


ノーベル受賞者の功名心

2014-10-18 | Weblog

 金曜日の夜、カミさんと近所の居酒屋に行く。もともと僕もカミさんも口数が少ないけど、居酒屋にいくと心なしか少しだけ会話が増える気がする。
 話題は子供のことが多い。カミさんの話に耳を傾けながら静かに呑む。夫婦も何十年と年輪を重ねると会話よりもそばにいる空気感だけで十分。酒がすすむ。


 今年、ノーベル物理学賞が青色LED開発者の赤崎勇、天野浩、中村修二の3氏に授与された。窒化ガリウムを青色発光材料とした基礎研究に赤崎・天野両氏が取り組み、15年遅れて中村氏が研究を開始。中村氏は結晶薄膜の製造装置を改造し、高品質の結晶薄膜の生成に成功し、青色LEDの大量生産、商品化につなげた功績だとか。 日本国民にとっても名誉なことだ。
 中村氏は日亞化学工業に対して発明対価に関する訴訟を起こして8億5千万円で和解した。企業内発明は会社の手厚い庇護と物心両面の支援があってこそであって、自分一人で世界一の膜を作り出したのだから対価をよこせというのは日本人の倫理観、道徳観、雇用の風土に合わない気がする。研究という好きなことをして給料がもらえるポジションを与えられていた会社や社長や同僚の恩を仇で返したような気すらしたものだ。会社は賭けのような心細い思いで研究成果を期待しながら気長に結果を待ち続けたはずだから。それが空振りを続けながら偶然、運よくホームランを打ってしまったから訴訟騒動になったようなもの。
 本質的な部分の研究も商品化する研究も重要だとは思うけど、研究の原動力はanger(怒り)だと会見で述べられた一言と俺が俺がの手柄を主張する科学者の功名心が鼻について素直に喜べなかった。


獅子舞に季節を感じる

2014-10-17 | 田舎暮らし

 『明日へのことば』で相撲部屋、中村部屋の女将さんだった中沢嗣子さんの話を聴く。毎年、中学卒業の新弟子たちを女将さんが迎え入れ、見守り、育てる苦労や喜びの話は爽やかさ。高砂部屋力士、富士桜との結婚を機に、お嬢さんが古い体質の角界で試行錯誤。ただ前向きで明るい性格の女将さんだからこそできたチャレンジだろう。


 三浦綾子さんの選集から「道ありき」と「太陽は再び没せず」を読み終える。
 自叙伝か半生記の内容だけど、病身にあって信仰と愛に真剣に生きる若い女性の心象風景に色々と考えさせられた。彼女の生きることの真剣さを思うと重い病気を患うのも悪いことばかりではない。

   癒えぬまま果つるか癒えて孤独なる
         老いに耐へるか吾の未来は


 秋祭りの季節。毎年のことだけど、獅子舞保存会の獅子の舞いを見て、深まる秋を感じた。地域の有志が昔から伝わる古典芸能の獅子舞を立派に受け継いで演じきるのがすばらしい。


御嶽山の試練を乗り越える力

2014-10-16 | Weblog

 4時過ぎからラジオ深夜便『明日へのことば』で飛騨千光寺住職の大下大圓さんの話を聴く。「円空の願いを今こそ伝えたい」という題で昨日から二日連続の話だった。自利から利他へ、東北大震災の被災地を幾度も訪れた話に引き込まれる。被災者支援はモノ以上に心のケアや心に寄り添う支援が今強く求められているのかもしれない。自力で解決への道を歩み始める一歩を被災者に寄り添って傾聴して勇気づけるのは住職さんだからこそできる支援、これからもぜひ続けてほしいと思う。


 積雪で御嶽山の捜索が難航している。火山灰の堆積だけでも捜索が難しいのに、その上、雪が積もると困難を極めるはず。残された時間は少なく、捜索作業は来春まで持ち越すことになるかもしれない。
 ご家族の気持ちを思うといたたまれない。でも渡辺和子さんの著書に「神は力に余る試練をお与えになることはない」という言葉があった。現実から逃げずに、残された者が心をひとつにすれば、心が疲れ果てても、きっと乗り越えられる。被災者のご冥福をお祈りする。