風になれ

大自然のふところで山歩きを楽しむ生活。
いつの日にか、森にそよぐ風になれたら・・

ブラジル移民と丹下セツ子さん

2015-06-30 | Weblog


 ラジオ深夜便「明日へのことば」で「我がブラジル旅役者人生に悔いなし」と題する丹下セツ子さんの話を聴く。
 ブラジルのサンパウロを拠点に大衆演劇座長として50年以上、日本人や日系人が居住する町で演劇のボランティア活動を続けておられる。丹下セツ子さんは女優・丹下キヨ子さんの長女だ。丹下キヨ子さんと言えば、清川虹子さんや水の江瀧子らと一世を風靡した女優だ。
 ブラジルに渡った母に呼ばれて、ブラジルに居着いてしまったセツ子さんのバイタリティあふれるお話に引き込まれてしまった。
 ブラジルは世界最大の日本人居住地だ。日本からブラジルに移民として最初に渡ったのは1908年(明治41)のことだから、110年近くなる。セツ子さんが大衆演劇を始めた50年前は、移民で渡った日本人が広いブラジルのいたるところに居住しておられたようだ。そこで異国の僻地に暮らす日本人が演劇を観て、生きている間にもう二度と観れないと思っていたのに、また日本の演劇を観れてよかったと涙ながらに感激されたことが、セツ子さんにブラジルに留まる決意をさせることになる。次の居住地まで7〜8百kmも移動しながらの過酷な公演の旅。今ではNHKテレビがブラジルでも観れる時代になり、また2世、3世の日系人家族になったので、セツ子さんは公演活動を静かに幕引きされた。
 話を伺っていて、戦中に軍隊を慰問する慰問隊の姿と重なって思えた。異国の地に移民をして広い国土のブラジルで過酷な条件下で開拓、開墾をする日本人は、かつての軍隊とは違って平和的に日の丸を背負って国際貢献をした民だ。繁栄する今の日本の礎となって頂いたといっても過言ではないだろう。
 この百年間に時代は変わり、今は逆移民として日本はブラジルからたくさんの出稼ぎ労働者を受け入れている。そのブラジルからの労働者を受け入れることは、日本が苦しかった時代に移民を受け入れてくれたブラジルの恩義に報いることになるはず。そんなことを考えながらラジオを聴いていた。

ギリシャのデフォルト懸念

2015-06-29 | Weblog


 ギリシャがデフォルトに陥る心配が現実味を帯びてきた。EUが支援延長の条件としてギリシャに求める財政再建策に関して、ギリシャの国民投票に反対しているEUの意向に副わずに国民投票を実施することをギリシャ議会が賛成多数で承認したためだ。
 ギリシャ当局は早速、金融システムを守るために29日から国内の銀行の営業を停止させた。商取引を銀行決済するのが当たり前の時代に預金凍結されることは国民生活にどれだけの影響が出るのか想像もつかない。迷走するギリシャがついに最終局面を迎え、デフォルト懸念が世界の経済に影響を及ぼすだろう。世界的な株価の下落の伴い、日本の為替や株式にも大きな影響が出そうだ。日経平均株価がITバブル期の高値を超えたのもつかの間、相対的に安全資産とされる円が買われ、株価は2万円割れするだろう。

ゴルゴ松本さんの少年院慰問ボランティア

2015-06-28 | Weblog


 今朝、ラジオ深夜便「明日へのことば」でお笑い芸人のゴルゴ松本さんの話を聴いてから、なでしこジャパンの試合を観た。野球少年だったゴルゴ松本さんが少年院を慰問して、少年たちと真剣に向き合い、命とか人生について講義をするボランティア活動を続けられていることを話を聴いて初めて知った。そして話に感動した。数多くのお笑い芸人の中にあって、高い志をもってボランティア活動をされている芸人さんがいることを知って、心が温まった。若さゆえの原因で少年院に入ったのであろう少年たちが、ゴルゴ松本さんの話を聴いて、立派に更生されることを願う。
 ラジオを切って、なでしこジャパンの試合を観る。後半の終わりにようやくゴールシュート。見事な勝利だ。スピード感のある引き締まった試合だった。
 身長やパワーではオーストラリアの選手と比べて劣勢は否めないけど、気迫や気力では負けていなかった。なでしこジャパンの選手たちの笑顔がひときわ美しい。次の準決勝も勝利を期待している。

白ワイシャツ

2015-06-27 | Weblog


 明日、職場の人の結婚式に列席するので、土曜日の朝、白ネクタイを新調するため天満屋に出向いた。
 白ネクタイとポケットチーフを買い、支払いをするとき、店員さんに白ワイシャツも勧められた。白ワイシャツという言葉。単なる白ワイシャツなのに、聞いた瞬間、胸が痛む思い出がよみがえった。

 8ヶ月ほど前のことだったろうか。入退院を繰り返しながら重い病気と向き合っていたカミさんと久しぶりに表町に買い物に出かけた時のことだった。突然、僕の白ワイシャツを買おうと天満屋の売り場に向かい始めた。何枚も白ワイシャツはあるはずなのになぜ買おうと言い出したのか不思議で、怪訝にどうしてって訊ねると「要るから」とはにかみながらカミさんが答えた。カミさんの目ははっきりと「私のお葬式に要るんだから」「新しいワイシャツがいいから」と語っていた。
 その頃、抗がん治療を重ねても肝臓がんの進行を押し止めることはできず、病状は悪化の一途をたどっていた。お互いにカミさんの命が終末期に入っていることは分かっていたし、主治医から年は越せないだろうと僕にも告知されていた。だからこそ、その時、僕は白ワイシャツを買うことに抵抗した。白ワイシャツを買う行為は唯々諾々と死を受け容れることで、病気に負けるなと応援する気迫や気概がだらしなく挫けてしまいそうで、白ワイシャツは要らないと大人げなく抵抗した。買おう、買わないのやり取りのあと僕の主張を通して買わずに帰った。それからしばらくして再入院し、カミさんはあっけなく帰らぬ人となった。

 僕は弱い人間だから、カミさんの近づく死に備えて白ワイシャツを揃える勇気はなかった。だから抵抗した。
 新しくない白ワイシャツを着てお通夜、葬式を済ませた。あれから8ヶ月余り経ったけど、突然、白ワイシャツはと店員さんに勧められて戸惑い、カミさんとのやり取りを思い出してしまった。でもあのときに抵抗した感情はすでにない。素直に、お願いしますと勧められるまま白ワイシャツを買った。そしてあのときのカミさんとのやり取りの思い出を噛みしめながらひとり駐車場に向かった。
 さあ、明日は新しい白ワイシャツを着て、若い二人の門出を祝うことにしよう。
 

合理的な範囲でという考え方

2015-06-26 | 健康


 朝から強い雨が降っている。晴れの国、岡山には珍しい、久しぶりの雨だ。

 フジサンケイ・ビジネスアイの紙面で<医療も原子力も目的は「人々の幸せ」>と題する越智小枝さんの記事を読んだ。僕が日頃感じていることが語られていたので嬉しくなった。
 ICRP(国際放射線防護委員会)の放射線汚染の規制には、放射線被爆量を『可能な限り低く』ではなく、『合理的な範囲でできる限り低く』という考え方があるのだとか。すなわち、放射線を低くする利益と、その不利益を天秤にかけなければいけないと。
 その一例として、チェルノブイリ原発事故のあとのノルウェーで、トナカイ肉の規制値を6,000ベクレルという比較的高い数値に設定したのは、食文化の崩壊や経済的損失を考慮した上でのことだとか。
 日本は、特に日本のマスコミは二極化の議論を好む傾向がある。今の規制値、食物には1kgあたり100ベクレルの厳しい出荷制限値が設定されているけど、日常曝されている数多くの健康リスクと比べて異常とも言える神経質な基準に思える。
 放射線と日常生活でのがんリスクの一覧には、放射線被爆が1000ミリシーベルト被爆がリスク増加率1.5倍、タバコ喫煙者が1.6倍、大量飲酒(エタノール換算、週300〜449g)が1.4倍と記されている。実は日常生活には発がんリスクが溢れていて、「ゼロリスク」はあり得ないということだ。ことさら放射線だけに焦点を当てたがる傾向があるけど、もっと冷静に考えなくてはいけない。
 僕は常々、東北の震災避難者にもっと弾力的な対応をしたほうがいいと考えている。ある程度の高齢者には自主判断で実家に戻してあげて、行政はその生活インフラ面で支援をしてあげたらいいと思っている。そのほうが精神的なストレスも少なくなり、故郷の地で幸せな人生を全うできると思うからだ。
 越智小枝さんの記事は、原発再稼働問題にも触れていた。このような合理的な考え方、正論が日本に広く浸透するのはいつのことだろう。

スポーツと経済

2015-06-25 | Weblog


 なでしこジャパンがオランダを2-1で破り、8強入りした。岡山湯郷ベルの宮間あやが繰り出すパスが得点を生んだので、岡山で暮らす者としては特にうれしかった。次はオーストラリアとの対戦だ。圧倒的な体格差があり、お互いによく知り尽くしている相手だけど、主将、宮間あやがリードするサッカー日本女子代表の次の活躍を期待している。

 ウィンブルドン選手権も始まる。錦織圭はついこの前の試合の途中で左ふくらはぎの異常を訴えて棄権したのが心配だけど、堂々の第5シードにふさわしい試合を願っている。

 日本のスポーツ選手の活躍は日本社会や経済を明るくしてくれる。
 日経平均株価もITバブル期の高値を越えて、21,000円を窺う上昇が続いている。ちょっと急上昇し過ぎの感があるので、実体経済と乖離しすぎない、ほどよい水準であってほしいけど、全体的に日本の経済はうまくまわっているようだ。

食は命なり運命なり

2015-06-24 | 健康


 ラジオ深夜便「明日へのことば」で「ダウンサイジングで身軽に生きる」というテーマの本多京子さんの話を聴く。
 大学で管理栄養士の資格を取った後、早稲田大学で体育生理学を学び、東京医科大学で博士号を取得された医学博士だ。話は面白かった。健康と食のもとにある身体の仕組みまで学ばなければ食の本質はわからないと考えられた着想と情熱がすばらしい。ダウンサイジングという名の断捨離で身辺を整理されたとか、プロ野球選手の栄養指導など幅広く活躍されている人ならではの話が聴けた。
 話の終わりに江戸時代の観相学の大家、水野南北の言葉を紹介された。

 食は命なり運命なり

 人間の運命まで変えてしまう食の大切さ。今の食生活を振り返り、ラジオを聴きながら反省させられた。
 すっかりカミさん任せだった食事だけど、一人になった今、日々の食事にもっと関心をもって食材を丁寧に選び、段取りよく大切に作って食べる習慣にもどさないといけないなあ。

二代目のマウス君

2015-06-23 | Mac


 我が家のMac Proで使っているマウスが突然動かなくなった。クリックは作動するけど、マウスポインターが画面の左上で固まってしまい、まるで動かない。あれこれやってみても解決しないので、仕方なく駅前のビックカメラへ走った。
 このMagic MouseはApple社の優れモノで、マウスの表面を指で擦るとスクロールも画面のズームも二本指のスワイプもできてしまう多機能マウスだ。この頼れるマウス君に慣れてしまうと他のマウスでは物足りなさを感じてしまう。
 ケースから取り出してパッテリーをセットすると二代目のマウス君はさくさくと動き出した。やれやれだ。9,000円ほどの思わぬ出費はお財布に痛かったけど、マウス君が元気よく動き出してくれたことで精神的なストレスが霧消した。故障したマウスは修理に出してみよう。

沢知恵さんから人生の贈り物をもらう

2015-06-22 | Weblog


 今朝、ラジオ深夜便の「明日へのことば」シンガーソングライターの沢知恵さんの話を聴いた。
 日本人の父親と韓国人の母親を持つ彼女は、日本、韓国、米国の三か国で育った。韓国政府から歴史認識問題を叫ばれるたびに日韓の両民族が一体いつになったら分かり合える時がくるのか絶望感さえ感じているけど、沢知恵さんの話を聴いていたら希望が持てそうな気がしてきた。
 「明日へのことば」の終わりに沢友恵さんの「人生の贈り物」という歌が流れた。作詞は楊姫銀さんとさだまさしさん、作曲はさだまさしさんの歌だ。「季節の花がこれほど美しいことに歳を取るまで少しも気付かなかった」で始まる歌詞が心に染み入る。優しいメロディラインがこの歌詞にぴったりだ。
 目を閉じてベッドに横たわったまま、この歌に聴き入った。 



    人生の贈り物

 季節の花がこれほど美しいことに
 歳を取るまで少しも気付かなかった
 美しく老いてゆくことがどれほどに
 難しいかということさえ気付かなかった

 もしももう一度 若さをくれると言われても
 おそらく私はそっと断るだろう
 若き日のときめきや迷いをもう一度
 繰り返すなんてそれはもう望むものではない

 それが人生の秘密
 それが人生の贈り物

 季節の花や人の生命の短さに
 歳を取るまで少しも気付かなかった
 人は憎み諍い そして傷つけて
 いつか許し愛し合う日が来るのだろう

 そして言葉も要らない友に なってゆくのだろう
 迷った分だけ 深く慈しみ
 並んで坐って沈む夕日を一緒に眺めてくれる
 友がいれば他に望むものはない

 それが人生の秘密
 それが人生の贈り物

 季節の花がこれほど美しいことに
 歳をとるまで少しも気付かなかった
 私の人生の花が散ってしまう頃
 やっと花は私の心に咲いた

 並んで坐って沈む夕日を一緒に眺めてくれる
 友がいれば他に望むものはない
 他に何も望むものはない
 他に何も望むものはない

 それが人生の秘密
 それが人生の贈り物


 

塩っぱい味のカレー

2015-06-21 | 薪ストーブ


 父の日のプレゼントを息子夫婦と娘からもらった。手動ミキサーと野菜を手軽に切れるキッチン用品だ。毎日の食事づくりをする主夫業を頑張ってねという子供たちからのメッセージが伝わってきた。
 朝から家の片付けをした。お昼に土曜日に作ったカレーをチンして食べていたら、ばあちゃんがパソコンの前で凍り付いていた。スクリーンセーバーにカミさんと一緒に旅した写真などフォトアルバムを設定しているので、切り替わる写真を食い入るようにばあちゃんが眺めていた。生前のカミさんの写真も数多くフォトアルバムに登場するため、それをじっと見つめていたのだろう。ばあちゃんが一言も言わずに食い入るようにパソコンのディスプレイを見つめている姿を見て思わず涙が頬を伝って流れ落ち出した。一人娘に先立たれた老母の心情を思うと、切なさで息苦しくなるほどだった。思わぬしょっぱい味のカレーを少しずつ食べ続けた。
 午後は工房に向かった。薪ストーブの薪作りの追い込みだ。夕方、6時過ぎにようやくチェーンソーの玉切りとスプリッターでの薪作りに一区切りつけて、シャワーを浴びた。


トイプードルが家族の一員に

2015-06-20 | トイプードル


 来月末、家族が増えることになった。5月末に生まれたばかりのトイプードルの赤ちゃんだ。
 半年前にカミさんに先立たれ、一人娘を失ったばあちゃん(義母)の心の癒しになればいいかなあと。ばあちゃんと二人だけの会話の少ない暮らしに少しは潤いを与えてくれるだろう。
 女の子なので名前はハンナにした。大好きな吉本新喜劇の山田花子さんからとった名前だけど、花ちゃんをひとひねりしてハンナ(Hanna)にした。
 来月末に迎えに行く。今から待ち遠しい。


Get in touch 東ちづるさんの活動

2015-06-19 | 健康


 ラジオ深夜便『明日へのことば』で東ちづるさんの話を聴く。テレビで見かける東さんからは想像できない話だった。誰もが生きやすい社会、自由に豊かに暮らせる「まぜこぜ」の社会の実現をめざすボランティア団体 Get in touchの活動の話が面白かった。
 それにしても東さんのポジティブな思考と行動力には驚かされる。彼女自身、母親との葛藤や4年間のサラリーマン生活での挫折や夫の介護など悩み苦しみ抜いた末にブレイクスルーして到達した世界なのだろう。もう一度、お話を伺いたいので東さんの講演があったらぜひ聴きにいきたいと思った。

犬の世話に堪えれるだろうか

2015-06-18 | 健康


 今朝は久しぶりに梅雨らしく、しとしとと雨が降っている。
 やはりこの季節はたっぷり雨がほしい。
 ばあちゃんが欲しがっているアザラシ型セラピーロボット「パロ」か、小型犬のたとえばトイプードルか、どちらにするか悩んでいる。トイプードルは毎月トリミングのために犬の美容室に通わないといけないぞ、とか周囲から嚇されるし、犬のトイレや散歩のことも心配だし、生き物を飼うのは僕一人ではハードルが高そうだ。かといって血の通わないロボットと日々対話するばあちゃんを想像するだけでアナログ世代の人間には心理的な抵抗感がある。
 カミさんを喪った寂しさを癒すためにはトイプードルのほうがばあちゃんにも僕にもいいとは思う。ただ、それでなくても現役サラリーマンとして毎日時間に追われる生活なのにさらに犬の世話が増えることに僕が堪えれるかどうかだ。さてどちらにするか。悩みは続く。


セラピーロボットのパロか生き物の犬か

2015-06-17 | 健康


 月曜日、ばあちゃんが通院している病院でたまたま見つけたアザラシの形のセラピーロボット「パロ」を気に入ってしまい、買ってきてほしいと言い出した。パロは人工知能システムの人形で身体を撫でると可愛いい鳴き声を出したりするし、学習能力があるようだ。医学的なセラピー効果が認められているため、岡山市では介護保険被保険者向けに介護機器貸与対象商品として月額2,000円(税別)で貸与してもらえるようだ。単なるおもちゃに過ぎないけど、買取となると40万円ほどするので、およそ玩具とはいえない代物だ。
 すっかり外を出歩くことがなくなり、毎日家に引きこもった生活をしているばあちゃんには毎日、朝晩二回食事の準備に来て頂いているヘルパーさんが唯一の話し相手だ。パロ君が来てくれるとばあちゃんの話し相手になってくれるので心の癒しになっていいかなあと思う。息子のお嫁さんは、いいんじゃないかと勧めてくれる。東京の娘に意見を聞くと、むしろ犬を飼ったらいいんじゃないのという。犬好きのばあちゃんだから、それもいいかなあと思う。
 生き物は世話が大変だ。僕にとっても負担が増えることは確実だ。だけど犬と一緒に暮らすことは、ばあちゃんを退屈させないし、話し相手になってくれそうだ。テレビ相手の孤独な生活よりはいい。
 パロか犬か、どちらにするかまだ判断がつかず、難しい選択に悩んでいる。


サクランボの季節

2015-06-16 | 田舎暮らし


 朝、ラジオ深夜便「明日へのことば」で山形県東根市のサクランボ農家の朽木新一さんのお話を聴く。今はサクランボの季節だ。蔵王山を背景に佐藤錦がたわわに実るサクランボの里を想像する。地震活動が心配されて今も警戒中の蔵王山だけど、サクランボの季節の間は静かであってほしい。
 季節の味、佐藤錦は高級すぎてなかなか口にすることはできないけど、ラジオを聴いて食べてみたくなった。