風になれ

大自然のふところで山歩きを楽しむ生活。
いつの日にか、森にそよぐ風になれたら・・

加茂五葉

2021-01-12 | 日本酒

 水のトラブルは結局解決せず、一滴の水も出ないままだ。大きな問題を抱えたまま3連休を終えた。

 単なる水道管の凍結問題だけど、井戸水を汲み上げるポンプが絡み、複雑なことになっているのかもしれない。ポンプは正常に作動することは確認したのだけど・・・。問題は来週に持ち越しだ。

 ずっと降り続いた雪も3日目、成人の日の昼ごろになって降りやんだ。この時とばかり、除雪機で駐車場から小屋までのアプローチを除雪した。お天気がいいと除雪作業も楽しいレクレーションだ。

 水道の凍結で大変だったけど、いいこともあった。土曜日、蒜山のいつものスーパーで食材と一緒に日本酒を一本仕入れた。津山の銘酒、加茂五葉だ。これを燗して呑んだところ、あまりの美味しさに感激。降り積もる雪を見ながら燗酒をちびりちびりやるのはこの上ない贅沢だ。たまらなく美味しい。純米でも吟醸でもないただの上撰酒だけど、加茂五葉の雫の一滴一滴が五臓六腑に沁み渡った。この冬はこの加茂五葉一本槍で攻めようかな。


焼き魚には日本酒

2020-04-19 | 日本酒

 ついにスポーツジムが一時休業に踏み切ることになった。

 今月20日から連休明けの5月6日まで休業するという連絡が僕のLINEに入った。昨日、ジムに行くとエントランスに同内容の通知文が掲示されていた。この外出自粛の中、連休中はジムで時間を潰そうと考えていたのに脆くも計画が崩れてしまった。

 さて、連休は何をして過ごそうかなあ。

 焼き魚の準備をしながら、焼酎の水割りを飲み始めると、娘も負けずにビールを注いで飲み始めた。キッチンドリンカーになるぞと娘に言うと、誰かの背中を見て育ったからと反撃された。

 食事の準備もでき、新潟県長岡市にある諸橋酒造の「越乃景虎」という酒の封を切る。先日、デパ地下で買った酒だ。

 一口、口に含むとふくよかな味が広がった。旨い酒だ。焼き魚にはやっぱり日本酒が合う。

 これから始まる巣籠もりに美味しい酒は欠かせない。またどこかで仕入れておかなくては。


日本酒にもテロワールを

2020-01-16 | 日本酒

 

 日本酒を買い求めるため天満屋の地下街に行った。今週日曜日に開く山の会の懇親会に差し入れするためだ。

 地酒をあれこれ考えて、高梁市にある酒蔵白菊酒造の一升瓶を一本買った。

 日本酒は地酒がいい。ブドウが育った土壌や地形、水など土地や風土をテロワールとしてリスペクトするワインの世界を日本酒も見習っていいと思っている。日本酒にもテロワールを、だ。

 地域に根差した独自の味を追求する地酒の蔵元も増えてきた。地酒には奥深いロマンがある。その土地の水、その自然界にある酵母、地域の酒米を使った農業製品としての地酒を愛たいものだ。

 日曜日に封を切る地酒の味と香りを今から楽しみにしている。

 

 


地酒を味わう

2019-05-21 | 日本酒


 旅をする楽しみの一つは地酒を味わうこと。今回、剣山の山行でラフォーレ剣山に泊まった時、「きらい赤 豊潤」という純米吟醸と出会った。この冷酒が実に旨かった。まろやかな酒で味わいの深い酒だった。この酒に出会えただけでも剣山に来た甲斐があったというものだ。



 四国山系竜王山伏流水を仕込水に「吟のさと」という酒米で作ったお酒のようだ。徳島県美馬市の司菊酒造とラベルに記されていた。次に剣山に来るとき、美馬市の酒蔵を訪ねてみたくなった。



 夕食の後、ハナちゃんをお風呂に入れた。週1回のペースだけど、風呂上がりのシャンプーの香りがたまらなく心地いい。



 ハナちゃんも綺麗になって気持ち良さそう。今月の終わりに4回目の誕生日を迎える。


リーダー会議と日本酒

2018-11-24 | 日本酒


 山の会の来年度の山行計画を練るリーダー会議を僕の秘密基地で開いた。夕方6時から会議を開く案内をしていたけど、早めに全員8名が集まったので、さっそくミーティングを始めた。ビールで乾杯し、おでんや焼き鳥などをつまみながら、月ごとに目標の山と担当のリーダーを決めていった。



 ようやく12ヶ月の例会山行計画が決まり、ここから宴会モードに。日本酒が北は青森から、秋田、山形、岡山、山口と全国の銘酒を愛でながら、山の話を続けた。
 


 翌朝、まだ寝ている友を起こさないように抜け出して、ハナと秘密基地の近くを散歩した。霜が降りていた。アルコール漬けの脳みそを朝の冷気で少し浄化させることができた。


鍋を囲んで

2018-10-04 | 日本酒


 息子ファミリーが一緒にご飯を食べようって、我が家にきてくれた。鍋を囲んで会話が弾む賑やかな夕食になった。息子が提げてきた鳥取の酒「鷹勇、純米吟醸なかだれ」が五臓六腑に沁みて実に旨い。いつもはハナちゃんと二人きりの静かな食事だけど、賑やかなほうが料理も酒も数段美味しい。
 久しぶりの息子ファミリーとの食事なので、積もり積もった話が次から次と出てきて楽しかった。孫の成長も肌で感じた。食事が終わり、息子ファミリーを見送るとまたハナと二人っきりの静かな世界に戻った。


安芸津町の酒、富久長

2018-09-01 | 日本酒


 土曜日の夜も一人寂しく(?)一人酒だった。広島の杜氏の里「安芸津町」にある今田酒造本店の「富久長」を開けた。冷やしておいた「富久長」をグビッと一口。素朴で飾らない酒だ。喉を通る時のふくよかさがたまらない。旨ーい!
 悔し紛れだけど、イエ飲みの一人酒もいい。プレミアムフライデーもなく、ハッピーサタデーもなく、静かな週末。


平日禁酒を解く

2018-08-23 | 日本酒


 台風20号が接近している。会社から家に戻るとさっそく窓の簾(すだれ)を片付け、雨戸を閉めて、我が家の防風・暴雨対策を完了した。
 今晩の献立は冷豚しゃぶ。こんなものしか作る技がない我が身が情けない。平日は禁酒をしているけど、今日は特別と、これといった特別に飲酒を自己正当化できる材料が見つからないまま、というか、洗濯物を片付けたり洗濯したり、強風で飛ばされないように簾を片付けたりしたら結構汗をかいたので、単にビールを飲みたくなっただけのこと。缶ビールを2缶空けて、そのあと日本酒を飲んだ。
 青森の奥入瀬の酒、ねぶただ。冷蔵していたので、冷たい日本酒をグビーっとやると最高だった。外は豪雨だ。激しい雨音だけが雨戸を通して伝わってくる。明日の朝までの辛抱だ。


放送局の撮影現場

2018-06-16 | 日本酒


 美味しい日本酒と魚料理で評判の居酒屋で、金曜日の夜、四人で飲んだ。全国から取り寄せた銘酒の数々は名前を聴いたことがない珍しい酒ばかりだけど、どれを呑んでもクオリティが高くて美味かった。小さな蔵元の酒が多いみたいだ。店主が利き酒をして全国の蔵元から選び抜いた銘酒ばかりなのだろう。



 かなり酔いが回った頃、某放送局の撮影班が入ってきて、カメラを回し始めた。このようなお店で俳優さんの撮影に立ち会うのは僕にとって初めての経験。こっちまで緊張してしまった。


エンディングノートのこと

2018-05-18 | 日本酒


 金曜日なので、帰宅後、家飲みモードに。粕漬け鰆をガスコンロで焼き、アスパラ豚肉巻きをフライパンで焼いて、あとは定番のサラダとヨーグルトを準備したら出来上がり。



 早速、ビールから。続いて福島県西白河郡西郷村にある白河銘醸の純米吟醸「にしごう」の封を切った。これがフレッシュな香りが爽やかで旨かった。



 テレビを見ていたら俳優の友近さんの亡き父が残したエンディングノートをテーマにした番組が流れていた。不治の病のため72歳で永眠されたお父さんと姉妹の次女、友近さんとの親子関係を中心に編集された内容だったけど、エンディングノートを残すことも悪くはないなあと思った。子供たちの負担にならないような死後のことを遺志として伝えることができれば本望だし、残された家族にとっても悩まずに行動ができて助かるだろう。エンディングノートなんて遠い世界のことだと思っていたけど、そんなに遠くのことではなさそうだ。



 ほどよく酔いが回った頃、いきなり雷雨となり、フロアーでゴロンとしていたハナちゃんが不安そうに擦り寄ってきた。そんな仕草も僕にとっては最高の心の癒しだ。さあ、寝ようかねえ。


特別純米「大雪渓」

2017-09-17 | 日本酒


 台風18号の接近で強風と大雨で荒れる日曜日の夜だ。工場の様子が気になるけど、下手に動くことが著しい危険行為なので大人しく家にいることにした。
 食事の準備をして、ビールから始める。今日も男やもめの孤独な食事、孤食だ。とりあえずビールは、ビールに申し訳なく思うけど、やっぱりとりあえずビール。キリンラガーのロング缶を飲んだ後、長野県北安曇郡池田町の特別純米「大雪渓」を呑む。
 山の酒というキャッチコピーに山屋の心を掴まれてしまった。素朴な味わいの酒だ。これといって特徴を主張することもなく、それでいてしっかりと控えめに旨みを感じさせる酒だった。山の酒はこうでなくっちゃー。



 明日は台風一過、いい天気のはず。ハンナのトリミングの予約も明日の午後、入れている。三連休の1日くらいはスカーッとした青空の下で爽やかな秋を楽しみたいなあ。


鬼ノ城ひやおろし

2017-09-10 | 日本酒


 土曜日の夜、孫の一歳の誕生祝いをした。元気にすくすくと育ち、一度目の誕生日を無事迎えることができたことを本当に嬉しく思う。
 息子が日本酒を一本提げてきてくれた。岡山市北区にある板野酒造の「鬼ノ城ひやおろし」だ。初めて呑む酒なので期待が膨らむ。旨い。何とも言えない深みのある酒だった。
 説明文には「寒造りで仕込んだ新酒を、白壁の蔵でお盆越しまで貯蔵したお酒。秋上がり(秋頃に旨みが増すお酒の事)の純米酒は旨みが増し、まろみを帯びて、とてもバランスの良い酒になりました」とあった。確かに旨みが深かった。
 孫の誕生祝いに味わい深い鬼ノ城ひやおろしと初めて出会った最高の夜。乾杯、お誕生日おめでとう。


山形の酒 秀凰

2017-09-01 | 日本酒


 週末を迎えた。僕のささやかな週末の楽しみは旨し酒を飲むこと。山形の酒を出してきて封を切った。



 今宵のお供は、秀凰酒造場の「秀凰」辛口吟醸超プラス20という酒だ。アルコール分16度、日本酒度+20、山形県産米出羽きらりを100%使用した純粋に山形の酒だけど、これがキレが良くて実に旨かった。



 超辛口とはいえ口当たりは柔らかく、実に味の深い酒だった。旨い酒に出会うと幸せを感じるものだけど、今宵は久しぶりに幸福感を感じた。



 「秀凰」超辛口吟醸プラス20でほどよく酔った後、ハンナを一週間ぶりにお風呂場でシャンプーをした。明日はハンナを連れて蒜山でキャンプだ。岡山市内でも秋を感じる涼しさだから、蒜山は肌寒そうだなあ。


成田家のゴーヤ

2017-08-27 | 日本酒


 日曜日の夜、晩御飯を作る気にもならず、近所の居酒屋成田家に孤食に行く。恵比寿の生ビールのあと、加茂五葉の燗酒を飲みながら定番の鳥酢、湯豆腐、白魚天に、鰆の刺身、烏賊の酢味噌和えと進んだ。
 新メニューのゴーヤが目にとまった。即注文。単に茹でてだし汁で味付けしただけのシンプルでワイルドな一品だけど、十分すぎるくらい苦味が残っていて今の季節にぴったりの旬の味だった。思わず大将に、このシンプルな一品、いいねって伝えたら、実はお客様から教えていただいた一品なのだとか。いいよお。ゴーヤ本来の苦味がたまらない。
 鉄火巻とお茶で締めくくって、日没後、まだ明るい店外に出た。自転車にまたがり家路についた。一週間が終わり、また明日から新しい日々が始まる。


純米吟醸「白馬連峰」

2017-07-20 | 日本酒


 唐松岳山行を終えて、信州で自分へのお土産として買った地酒とピクルスで山を懐かしむ。
 安曇野産の酒米美山錦100%の純米吟醸「白馬連峰」はキレのいい酒だ。冷やが旨い。
 道の駅「安曇野松川」で買ったピクルスも美味い。池田町で採れた野菜の酢漬けだけど、彩りが鮮やかで瓶を眺めているだけでもツマミになる。日本アルプスの余韻に浸る日々・・・