風になれ

大自然のふところで山歩きを楽しむ生活。
いつの日にか、森にそよぐ風になれたら・・

タイヤ交換で汗する

2018-03-31 | 健康


 春爛漫、桜が満開だ。町中が桜色に染まっている。昨夜はプレミアムフライデーだったのに、夜桜の宴のお誘いもなく、桜の樹の下で飲んで弾けることもできず、大人しくハナちゃんを膝に家飲みした。



 土曜日の午後、秘密基地に行ってタイヤ交換をした。よほどの北国へ遠征でもしない限り、このシーズンにスタッドレスタイヤが活躍する出番はないだろう。油圧ジャッキを使って一人で4本のタイヤ交換をしたら、結構汗をかいた。息子の工房で夕食をご馳走になって、孫としばらく戯れてから家路についた。


倉敷市の民泊禁止条例

2018-03-28 | Weblog


 日本を訪れる訪日外国人観光客が増え続けている。昨年、宿泊施設の不足を補うために制定され、今年の6月15日から施行される法律「住宅宿泊事業法(民泊新法)」によって民泊が比較的簡単に始められることになる。これにより全国的に民泊施設の急増が予測されるけど、倉敷市議会は美観地区で民泊を禁止する条例案を可決した。
 理由は騒音やゴミなどで住民の生活環境悪化が懸念されるためだ。木造の建物が密集している地域なので火災のリスクも心配されていた。



 外国人といっても様々だけど、習慣や文化の違いもあり、家主居住型(ホームステイ)であればまだしも、家主不在型の無人の民泊施設となると羽目を外してバカ騒ぎする外国人が少なからずいそうな気がする。今回の倉敷市議会の民泊禁止条例は「民泊新法」の趣旨、インバウンド誘致とは逆行するようにも見えるけど、重要伝統的建造物群保存地区に選定された美観地区をこれから先も後世にきちんと保存して残すためにはやむを得ない決断だと思う。美しい日本を守るために、この条例が先鞭となって、民泊新法を全国の重要伝統的建造物群保存地区など地域限定で適用除外する決断が全国的に広く展開されることを願っている。


山岳事故のこと

2018-03-27 | 山歩き


 また痛ましい山岳事故が起きた。ザイルを繋ぎあった7人パーティが八ヶ岳の阿弥陀岳P3で滑落して3名が亡くなった。
 山岳事故が起きるたびに結果論として遭難者の技術面がとかく論じられるけど、結局、ただ不運だったということがすべてだと思う。ご冥福をお祈りする。



 登りたい山やチャレンジしたい登攀ルートがあって、同じ思いの仲間に恵まれたらパーティを組んで登ればいい。思い残すよりはチャンスを逃さず実行したほうがいい。



 一生は長いようで短いもの。千載一遇の機会にためらわず行動すればいい。その結果、大怪我したり、場合によっては命を失うことになるかもしれないけど、それも一生だ。人生は長生きレースではないのだから。悔いなく、どう生きたか、なのだから。
 

春を見つけに花見山へ

2018-03-25 | 山歩き


 古い山友達と春を見つけに新見の花見山に登った。彼は愛犬を連れて福山から、僕はハナを連れて岡山から花見山スキー場に向かった。9時過ぎに合流して、登り始めた。



 期待していた残雪は量が少なすぎてガックリ。でも雪の上を気持ちよく歩けたことを喜ばなくてはいけない。



 春みたいな陽気だった。歩き始めると汗ばみ出した。11:20花見山山頂到着。山頂のあずまやで昼食にした。カップ麺とセブンのおにぎりだ。山で食べると何を食べても美味しい。春霞の山々を眺めながら飲む食後のコーヒーも美味しかった。



 花見山の山頂は我々で独占状態だった。途中、ツクシやフキノトウを発見。春を見つけながら山歩きを楽しむことができた。
 花見山といえば水仙だけど、まだ蕾の状態で開花時期には1週間早過ぎた。



 出会う登山者はほんの数名だった。ハナは久しぶりの山歩きでややお疲れ気味。帰りの車の中では僕の膝に身を委ねてぐっすり眠っていた。




ラジオ深夜便を聴き通す

2018-03-24 | 田舎暮らし


 金曜日の夜は秘密基地でラジオ深夜便を聴きながら眠りについた。秘密基地は田舎にあるので、深夜はしーんと静まりかえる。毎朝4時に目覚まし代りにタイマーでラジオ深夜便「明日へのことば」がかかるので、毎朝聴いているけど、11時から聴き始めることは滅多にない。寝ながら聴いてみると、ラジオ深夜便の他のプログラムもなかなか面白い。ラジオは映像がないため、聴いた話から想像力を掻き立てられるところが好きだ。やはり僕はラジオ派だ。



 すっかり春めいて、外のそよ風が心地よい。爽やかな季節になってきた。


ニューヨーク

2018-03-23 | 田舎暮らし


 金曜日の夜、ハナと車で秘密基地に向かった。息子ファミリーと猪鍋を囲んで賑やかな食事を愉しんだ後、ハナと秘密基地に数十メートル移動する。
 岩波新書の『 ニューヨーク』(亀井俊介著)を読み終えた。著者と同じ歩き派なので、マンハッタンを自ら歩いて記されたニューヨークの紀行文は僕の記憶とも重なって最後まで面白く読めた。



 米国はトランプ大統領になり、大きく変わった。アメリカは中国に対して懲罰的な輸入関税を課すなど貿易戦争の様相になってきたけど、そのような政治動向とは無関係に国民の暮らしの営みは淡々と続いていく。多民族多言語国家の米国のニューヨークの街を歩いていると、色々と考えさせられる。ニューヨークの街では誰でもローカルな人に見えるし、またツーリストのようにも見えるけど、それはニューヨークの歴史を紐解くとごく自然なことなのだと納得できる。そしてニューヨークのような街は自ら歩くことで見えてくることが多い街なんだなあとあらためて思う。
 今度ニューヨークを訪ねた時はこの亀井さんの本で紹介された場所で僕がまだ訪ねたことのない場所を重点的に辿って見たいと思う。


ガンをポンと呼ぶ そして実践ビジネス英語のこと

2018-03-21 | 健康


 毎食、冷凍モノばかり食べているので、祝日の夕食くらいは少し変化をつけようとサーロインステーキを焼いた。調理が簡単、塩胡椒をふって焼くだけなので独り者には重宝するメニューだ。
 ビールのあと、青森県五戸町の菊駒酒造の生原酒をおもむろに封を切る。南部杜氏の技法で醸し出した純米の出来たての生原酒だ。度数18度のスッキリした生酒は何とも言えぬさわやかな美酒だった。思いのほか、素朴なメニュの夕食に彩りを添えてくれた。



 呑みながらNHKのEテレを見ていたら、ハートネットTVでジャズピアニストの国府弘子さんが出ていた。乳がんの闘病生活を経て現役復帰を果たした人だ。話の中で、ガンという言葉は重すぎるので、ガンをポンと呼んだらいいというくだりがあった。確かにガンよりポンの方が患者さんの気持ちがポジティブになれるよなあ。
 ポンの治療のためにしばらく会社を休みます、なんて職場での普通の会話に馴染むし、ポンと呼ぶことに大賛成だ。

 定期購読しているラジオ英会話の4月号のテキストを何の気なしに見ていたら、講師やスタッフが総入替えで、おまけにプログラム内容が激変していた。十年来、ラジオ英会話を聴き続けているけど、このプログラムの面白さはアメリカ社会の歴史や文化、社会、習慣などを窺い知ることができることで、それが魅力だった。ところが4月から内容が刷新されて新たに始まるプログラム内容はまるで学生の受験勉強対策のような文法がどうのこうのと様変わりしていた。ちょっと僕が期待する内容とは違いすぎる。やむなく即、ネットからラジオ英会話の年間購読を解約して、新たに実践ビジネス英語の年間購読を契約した。毎日、お昼にラジオ英会話を聴いたあと実践ビジネス英語を聴き続けていたので、大体の内容や流れやレベルはわかっているけど、ややハードルが高いかなあ。でも仕方ない。テキストが届くのはしばらくあとだけど、チャレンジ精神で実践ビジネス英語に明日から取り組んでみよう。


僻地医療に生涯を捧げた「いしゃ先生」

2018-03-20 | 健康


 外は雨が降り続いている。アマゾンプライムビデオでも観ようかと思って映画を探していたら、『いしゃ先生』という面白そうな映画を見つけた。
 戦前戦後の混乱期に、まだ無医村だった山形県大井沢村という生まれ故郷の寒村で僻地医療に生涯を捧げた志田周子(ちかこ)さんの人生を映画化した2016年公開された作品だ。その当時、病気になっても、貧しい農村では祈祷師のお祓いで治す風習が根強くあった。また治療代を払えない経済事情もあり、診療所も診療行為そのものも村民になかなか受け入れてもらえなかったが、駆け出しの女医が情熱を持って村民と向き合い、献身的な努力を重ねることで医療が村に根付いていく話だ。
 3年だけという約束で村長の父親の求めを受け入れて東京から戻ったはずだったが、結局生涯その村で僻地医療に身を尽くすことになる。この世に生をうけて、人それぞれどういう生き方が幸せなのか考える。人に求められ、頼られ、感謝されて、働き抜くことができたことは最高に幸せな人生だったのではないだろうか。主人公の周子さんはガンに倒れ、51歳で生涯を閉じる。主演の平山あやさんの一人の女医の葛藤や人間的な成長、芯の強さを表現する演技が冴えていた。
 ノートルダム清心女子大の元学長、故渡辺和子さんの著書で紹介されていたベルギー人の神父の詩を思い出す。寒村で美しく咲いた周子さんの生き様に重ね合わせて、少し心が温もった。

   神がお植えになったところで
   咲きなさい
   咲くということは
   仕方がないと諦めることではなく
   置かれたところで幸せに生き
   周囲の人々も幸せにすることなのです

 

大坂なおみさんと新田佳浩君

2018-03-19 | 田舎暮らし


 朝、ラジオ深夜便を聴いていたら、臨時ニュースで大坂なおみさんの優勝の報が入ってきた。米カリフォルニアで開かれたBNPパリバテニスオープンの決勝戦での快挙だ。20才の大坂なおみさんは世界ランキング44位。日本女子では初めて4大大会に次ぐ大会を制したことになる。
 夕方、パラリンピック選手団の帰国の様子をテレビニュースで見た。5個のメダルを獲得した村岡桃佳さんの笑顔もよかったけど、岡山県西粟倉村出身のクロスカントリースキー・クラシカル10㎞で金メダルを獲得した新田佳浩君の落ち着いたインタビューが素晴らしかった。37才になる新田君は選手団全体のことを考えていたことが彼の言葉からうかがえた。二児の父親でパラリンピック6大会連続出場の新田君はもはやパラリンピックのレジェンドだ。彼は地味だけど、これからの日本パラリンピック界を引っ張って行ってくれることを期待している。お疲れ様でした。


娘の帰省

2018-03-18 | 田舎暮らし


 土曜日の午後、東京で暮らす娘が帰省した。正月以来の帰省だ。迎えに行った帰りに、墓参りを済ませて、自宅へ。ハナちゃんもテンションが上がって、はしゃぎ回っている。
 夕方、息子ファミリーも呼んで、いつものお店で食事をした。生ビール、ジョッキー2杯飲んだ後、日本酒のぬる燗を3合。家に戻ってから缶ビール2本。少し飲み過ぎてしまった。



 今回の帰省は一泊だけなので、参加を予定していた山の会の例会もキャンセルした。
 日曜日も朝から娘といろんなことを話した。またたく間に時間が過ぎ、午後3時前に娘を乗せて車で岡山空港に向かう。空港に着くまでの車中でもあれこれたくさん話をした。大都会にあって、信念がぶれることなく娘らしい考え方で生活をしている様子がうかがえて安心した。
 空港の前で娘を見送った後、またハナちゃんと寂しく車を走らせた。


ニュースの質

2018-03-16 | 田舎暮らし


 ハナちゃんは女の子の周期に入って2日目。いつものように食欲不振に陥った。金曜日の夜、晩御飯を準備したのに、ハナは食欲が落ちて多くを食べ残した。心配になり、大好きな鹿のスティックジャーキーのおやつをあげたらボツボツと食べた。



 毎日、テレビはニュースくらいしか見ない生活をしているけど、近頃、そのニュースも面白くない。ニュースの質が落ちて、最近、胸につかえ出した。
 森友学園問題が重要じゃないとは言わないけど、それよりももっと重要な北朝鮮や米国の動向だとか米中韓関係だとか国家を取り巻く重要なテーマがたくさんあるはず。国会や報道の公器を森友問題ばかりに費やすことはない。マスコミにも国会にも、うんざりする。特に最近のマスコミは一方的に悪を仕分けて悪者と断じるとセンセーショナルに騒ぎ立てる傾向が強まり、ファクトを正確に伝えるのではなくバイアスのかかった見方を視聴者に押し付ける傾向が強まったように感じる。そのほうが視聴者受けするからだろうけど、民放のみならず、NHKも一方的な見方の偏った報道が増えた。マスコミはもう少ししっかりしてほしい。
 中央省庁の重要文書データがいきなり外部報道機関に流れること自体、犯罪行為ではないのか。忠実義務や守秘義務とかコンプライアンス上、どうなのか。単純に内部告発は善行というものでもないはず。ついつい、この国の行く末を案じてしまう。


ハナちゃんの女の子の日が始まる

2018-03-15 | トイプードル


 数日前から兆候はあったけど、今日からハナちゃんの女の子の日が始まった。2週間ほどの間、寝るときだけマナーパンツをはかせる予定だ。これまで同様、日中はマナーパンツをはかせずに過ごさせようと思う。それなりにシーツなど周りが汚れるけど、それくらいは構わない。



 ペットを飼っている友達から、ハナちゃんの避妊手術を勧められたことがあるけど、僕なりに色々と考えた結果、手術をせずに自然体でいくことを決めた。避妊しないと病気に罹りやすいとかネガティブなことばかり言われるのでずいぶん迷ったけど、女の子としてこの世に生まれてきた以上、自然に委ねて、自然に逆らわずに生きた方がいいんじゃないかと思ったし、今もそれでいいと思っている。飼い主の都合や思い込みで手術をすることは不自然なことだし、犬の権利を侵害しているようにも感じる。人間の思い上がりとまでは言わないにしても・・・。
 正直、何が正しいのかわからない。だからこそ自然体で生きるのが一番いいんじゃないかと・・・。
 僕のこの判断によって、もしハナが病気になったり早世したら、心からハナに謝るしかないなあ。


主夫業に磨きをかける

2018-03-14 | 健康


 急に暖かくなった。きょうはまるで初夏のような陽気だった。リビングのガスストーブをつけなくても寒さを感じない。
 仕事帰りに買い物をしてから自宅に。ばあちゃんのデイサービスの日だったので、まず洗濯物をやっつけてから晩御飯をこしらえる。
 平凡な毎日だけど、男ヤモメの主夫業も手際よくなり、板についてきた感じ。洗濯や乾燥した衣類の片付けが苦ではなくなってきた。あとは料理の腕をあげれば老後もあまり不自由することなく暮らしていける気がする。
 

瀬戸大橋開通30周年

2018-03-13 | 田舎暮らし


 来月10日、瀬戸大橋は開通30周年を迎える。そのため近頃、テレビ、ラジオ、新聞などで開通30周年記念の式典やイベントを紹介するニュースが増えた。
 現在、本州と四国を結ぶ架橋は3本。でも瀬戸大橋は最初に架かった橋であり、JR瀬戸大橋線の鉄道との二階建て構造という特徴があり、橋梁のフォルムの美しさは他の二本の橋と比べると際立っていると思っている。昨年、日本の20世紀遺産20選にもめでたく選ばれた。



 山歩きが好きな僕も瀬戸大橋の恩恵を受けている。瀬戸大橋のおかげで 四国が近くなり、毎年数回、四国の山に気軽に出かけることができるようになった。瀬戸大橋がかかるまでは四国の山を登りに行くのはフェリーに乗って遥か遠い山に向かう遠征気分だったのが、今となっては懐かしい。
 もうじきアケボノツツジが山を彩る季節がやってくる。今年もタイミングよくアケボノツツジに出会えるといいなあ。


アルゼンチンの忠義犬

2018-03-12 | トイプードル


 今日の山陽新聞朝刊のコラム「滴一滴」の犬の話を読んでグッときた。コラムは秋田犬にまつわる話から始まる。胸にグッときたのは、ロシアのザギトワ選手に贈られる秋田犬や渋谷駅の忠犬ハチ公の話に続いてアルゼンチンにも忠義者がいたというくだり。
 「こちらは雑種の雄。2008年に飼い主が亡くなった後、いったん姿を消し、9ヶ月後に主人が眠る墓地に住み着いているのが発見された。どのように墓地にたどり着いたかは分からない。夕方になると墓のそばに座る生活を11年続け、先月、死んだという。絆の持つ不思議な力に胸を打たれる」「そんな物言わぬ伴侶に人はどう応えて行くのか。」とコラムは続く。
 今朝、このアルゼンチンの忠義犬の話を読んで心が震えた。うちのトイプードルのハナはうちに来てまだ3年足らずだけど、心が通じ合っているなあと感じることが増えた。心を通わせる絆が日一日と深まっていることを実感している。だから、アルゼンチンの忠義犬の心情と行動がよくわかる。このコラムを読んで、少しだけ朝から純朴な気持ちになった。