風になれ

大自然のふところで山歩きを楽しむ生活。
いつの日にか、森にそよぐ風になれたら・・

サクセスフルエイジングで百寿者の18%グループ入りを

2014-07-31 | 田舎暮らし

 日本に100歳以上長生きをしている人(百寿者)が50,000人以上いると言われている。
 それはそれでめでたいことだし、日本が色んな面で安全で安心な社会であることの証しでもあるだろう。
 ただし、そのうち、自分の力だけで歩き、認知機能もしっかりとしていて、自立した生活を送っている人は18%の9,000人ほどらしい。
 長生きだけを目標に生きるわけではないけど、できることなら年金も受け取りたいし、長く人生を楽しみたいと願っているので、サクセスフルエイジングを実現して、その9,000人のグループの一員になりたいものだ。入退院を繰り返すカミさんや同居の年老いた義母のために、大黒柱として長くがんばらないといけないという使命感もあるし、とにかくピンピンし続けなくてはいけない、
 そのために、安全で安心で美味しい国産食材にこだわったり、適量の食事量を心がけたい。このまえの出張のときは2日とも朝食はビュッフェ形式だったので、ついつい取り過ぎて食べ過ぎて反省したものだ。腹八分目で野菜や果物を多く摂らなくては。
 健康意識に秀でた友人から黒ニンニクや人参ジュースなどを薦められている。色々と試行錯誤しながら、健康意識を強くもって、お金では買えないモノで老化のリスクを減らし、一日一日を大切に生きたい。そして結果として百寿者の18%グループの一員になれたらいいなあと思う。
 


ネクサバール錠 効果に期待

2014-07-30 | 田舎暮らし

 今週から再びカミさんの入院治療が始まった。塞栓療法、切除手術療法、ラジオ波熱凝固療法と続けてきたが、今回はネクサバール錠を服用する治療を試みる。
 医学の知識が乏しいので、どういう治療なのか皆目わからないけど、錠剤を服用する治療らしい。服用する錠剤はネクサバール(Nexavar)錠というもので、バイエル薬品(Bayer)社製の錠剤だとか。昨晩初めてカミさんに見せてもらった。一錠が5千円する。一日4錠服用するので一日2万円。お安くない薬剤なので、大きな効果を心から期待している。
 飲み始めたばかりなので、まだ副作用は出ていないが、少なからず副作用が出るものらしい。これから毎日カミさんを見舞いながら、心のケアをしっかりしてあげようと心に誓っている。


 


日本にはファミリー企業が似合う

2014-07-29 | 田舎暮らし

 昨夜は暑さも少し和らいだのでぐっすり眠れた。
 日本の企業のあり方は世界でも独特の特徴がありそうだ。今、日本で100年以上続いている事業会社が27,000社、200年以上が3,000社あるといわれている。その上、世界中で1000年以上続いているのは16社あり、そのうち10社が日本の会社で、残りはヨーロッパ。この事実は多くのことを物語っている。
 日本は平和な時代が長く続いたこともあるだろう。あるいは家族主義的な経営が日本人の気質にあっているのかもしれないし、企業の急激な成長拡大よりも細く長く永続させる経営を期待しているからかもしれない。
 日本では堅実な経営で長く続く中堅中小企業の多くはオーナー経営のファミリー企業だ。日本の経済はそれらのファミリー企業を抜きには考えられない。
 だけど日本の税制はファミリー企業に冷たく、まるで悪と決めつけてその永続を食い止めるのが正義と言わんばかりだ。ヨーロッパの名だたる優良企業の多くはファミリー企業という現実に学び、日本の将来を見据えた税制改正を期待している。 


ファジアーノで名古屋出張を締めくくる

2014-07-28 | ファジアーノ

 名古屋出張の最終日の朝を迎えた。たまの出張で都会に出てくると、それだけで疲れるけど、日中とは対照的に静まりかえった都会の朝は好きだ。夜明けの街はまだ人影がまばら。朝の光がようやく射し始め、一日の幕開けを告げている。


 泊まったホテルのロビーにレース仕様のBMW S1000RRがディスプレイされていた。鈴鹿サーキットやホンダ、ヤマハのバイクメーカーを抱える土地柄を感じる。ホテルのエントランスにオートバイを飾るなんて、とてもおしゃれ。そばでバイク談義をしている高齢者の姿をほほえましく眺めた。


 お昼は「あつた蓬萊軒」本店でひつまぶしをご馳走になった。思わぬうなぎづくしの料理を堪能して帰路についた。
 新幹線の中から息子に、今晩のファジアーノの応援に一緒に行こうって誘いのメールを入れる。家に戻り、慌ただしくファジカラーのTシャツと短パンに着替えたら、息子夫婦の迎えの車も到着した。さすがに僕のカミさんは、このうだるような暑さに「今日はやめとく」と賢明な撤退宣言。


 前半にファジアーノが3ゴール。かわいい女性の売り子さんが売りにくる冷たいビールのおかわりを重ねながら、熱烈応援を続けた。
 3-1で栃木を下し、ひさびさの勝利に気分よくスタジアムを後にする。家に戻り、少しだけ息子夫婦と試合の反省会という二次会。おかげで出張疲れもすっかりとれた。

内村航平の好物 ブラックサンダーを食べた

2014-07-25 | 田舎暮らし

 内村航平の好物として話題になった有楽製菓の『ブラックサンダー』を初めて食べた。
 この会社は本社は東京だけど、豊橋工場で多く作られている。たまたま豊橋に出張で来たお陰で話題の『ブラックサンダー』に出会うことができた。内村航平は北九州市出身だけど、安倍首相も『ブラックサンダー』は好きというくらいだから、内村君は東京でこの味を覚えたのだろうか。安いスナック菓子としては確かに美味しいし、品質レベルが高い。

 内村君が「ブラックサンダー」を好んで食べているという天然の発言が、廃番寸前のスナック菓子を救った。1個30円のチープな菓子を今や39億円の売上高をたたき出すヒット商品に生まれ変わらせたのだから、まったく驚くし、モノの売り方について考えさせられる。
 次は、テニスの錦織圭君かなあ。彼に製品を食べてもらえば、『ブラックサンダー』同様、一気に売上げが伸びるのは間違いない。

高梁市で37.2度 全国2位

2014-07-25 | 大自然

 昨日は高気圧に覆われて岡山県高梁市の気温が37.2度を記録したようだ。全国2位と報道されていた。嬉しいやら哀しいやら。今日も暑くなりそうだ。
 この季節になると山や高原が恋しくなる。先週登った日光白根山は標高2,578mだったけど、涼しくて快適だった。標高が100m上がるごとに0.6度気温が下がるので、単純に平地と比べて15.5度低かったわけだから当然といえば当然。贅沢は言わないけど、この時期だけ標高700m以上の高原で過ごしたい。
 

ビルゲイツの軽井沢別荘 日本の民度

2014-07-24 | 田舎暮らし

 軽井沢でビルゲイツの別荘の建設が進められているようだ。6,600坪に地上1階、地下3階、総工費80億円、ヘリポート付きの大豪邸らしいけど、ビルゲイツにしてみれば普通の別荘なのだろう。
 先週末、群馬と栃木の県境にある日光白根山に登った帰りに軽井沢に寄ったので、軽井沢は近くに感じられるようになった気がする。なぜビルゲイツが軽井沢に別荘を、という話もあるけど、なぜか僕にはその疑問はない。軽井沢が別荘の適地かどうかを世界を知り尽くしたゲイツが彼の尺度で評価した結果のはず。それはおそらく、礼儀正しく、慎み深くて、清潔で、親切で、治安がよくて、品質レベルが高くて、知性があり、美的センスの優れた日本の国民性や民度や国家の安定性や安全性などについてビルゲイツの尺度で高く評価した結果なのだろう。軽井沢は東京から近くて、ヘリだったらひとっ飛びだ。
 終の住処かどうかは別としても、ビルゲイツが選んだ国、日本。軽井沢や長野県人のみならず日本人はもっと自国に自信と誇りを持っていいのかもしれない。
 

小池真理子 70年代の空気感

2014-07-24 | 田舎暮らし

 昨日と今朝、ラジオ深夜便『明日へのことば』は作家・小池真理子さんがゲストだった。一冊も彼女の作品は読んだことがないが、浅間山荘事件、学生運動、三島由紀夫、吉本隆明など懐かしい名詞が飛び出し、70年代特有の虚無感、挫折感の記憶が蘇ってきた。三島作品をよく読んだというくだりで、三島文学にはまったことのある身として強く共感した。久しぶりに70年代の空気に触れたくなり、彼女の出世作で直木賞受賞の『恋』をAmazonでポチッした。僕のように『明日へのことば』を聴いて、Amazonでポチッするラジオ深夜便リスナーは少なくないような気がする。Amazonがデータ解析すれば、その関係性は明白なはず。

 今また、中国の食品工場で使用期限切れの食肉を混入させていた事件で、同工場から仕入れていた日本マクドナルドやファミリーマートに注目が集まっている。これは氷山の一角で、「こんなもので死にゃあせん」という中国工場の管理者の発言に原因のすべてが集約されている。
 日本人は食の安全・安心をもっと真剣に考えなくてはいけないと思う。信用できる食材を適正価格で購入する習慣をもたないといけないし、そうすると必然的に国産品に帰着するはず。そしてそれが自然豊かな日本の農業や畜産の振興と食料自給率向上につながるだろう。食の安全・安心は一人ひとりのささやかな食へのこだわりにすぎない。 


ファジアーノ 木村正明社長の講演を聴く

2014-07-23 | ファジアーノ

 ファジアーノ岡山の木村正明社長の講演を聴いた。テーマはファジアーノやサッカーではなくて「アベノミクスの本質」。
 ゴールドマンサックス証券に長く勤めた経験のある木村社長ならではの分析に納得できた。特に、金融緩和策としての日銀によるリスクの高い残期間7年程度の国債を金融機関から買い取る量的緩和策と10年間で150兆円の財政出動について指摘された。世界で最長40年の国債を出せる国は日本だけ。自国通貨に対する信認が篤く、デパートで米ドルが使えない国は日本だけという日本の特異性は伝統的な分析手法では掴みきれないということだろう。
 為替が100円程度で安定的に推移する見通しなど、100年続くクラブを目指されている木村社長のお話はロングでワイドでグローバルな視点だった。早口のお話しを納得しながら伺って、日本の明日に元気が湧いてきた。これでなくっちゃあ。
 最後にファジアーノのお話。子供たちにもっと近くで選手の息づかいが聞こえ、肌で感じられるサッカー専用スタジアムを岡山に作りたいと、熱かった。早く実現できたらいいと思うし、その程度のスタジアムを建設する底力は今の岡山にはある。問題は岡山県人の、特に経済界の人たちの気持ちを一つに束ねれるかどうかにかかっている。そのためにはファジアーノが勝ち続けて、県内を沸かせることが大切だろう。そのために木村社長は獅子奮迅、講演活動にも手を抜かないのだろう。
 今週末の土曜日の夜、栃木戦がキックオフする。


『桜吹雪 神のいたずら』をいただく

2014-07-22 | 日本酒

 僕が秘かに酒の師と仰ぐ、安芸津のSさんに久しぶりにお会いして『神のいたずら』をご馳走になった。広島県東広島市の金光酒造・賀茂金秀『桜吹雪 神のいたずら』は原料米に千本錦を使った精米歩合50%の大吟醸。適度に冷やした『神のいたずら』は直截な香りの酒だった。
 ようやく岡山も梅雨があけた。酒がますます旨くなる季節。岡山も広島も米と水に恵まれた地酒の豊富な土地だと感じる。
http://www.kamokin.com/


雨の日光白根山に登る

2014-07-22 | 山歩き

 日光白根山(奥白根山)に登った。関東以北では最高峰の山で標高2,578m。標高1,400mの丸沼高原から日光白根山のロープウェイで一気に標高2,000mの山頂駅まで上がり、二荒山神社の鳥居をくぐり、山道に入った。シラビソの林が清々しい。梅雨明け前で、あいにくの雨模様だったけど、雨で色鮮やかなシャクナゲがきれいだった。

 3時間足らずで日光白根山の山頂に。スタバのコーヒーをいれて、しばらく憩う。美しい紺色の水を湛えた五色沼が真下に見え、雲間に山並みも少し楽しめた。雨の日光白根山もよかった。


個人情報は洩れるものと、腹をくくる

2014-07-18 | 田舎暮らし

 ベネッセコーポレーションの顧客情報漏洩事件で個人情報の管理のあり方が問題になっている。
 岡山で生まれ育った優良企業のベネッセ(もと福武書店)がマスコミに叩かれている姿を見るのは一市民として正直辛い。企業ブランドの信用力で収集した子供から親まで家族の個人情報を大きな資産として有効活用して成長を続けてきた企業だから、しばらく業績不振に陥るかもしれない。
 就任したばかりの原田泳幸社長はアップルジャパンの社長や米国アップルの副社長を務めたIT界の経営者だけど、関連情報管理会社がデータ管理を委託していた業者の派遣社員SEのせいでマスコミの前で深々と頭を下げて謝罪会見をさせられる図は情報化社会の脆さを見る思いだ。
 個人情報の漏洩といっても住所、氏名、生年月日などの情報だから、たかが知れた情報ではある。今の時代、本人が気付かないうちに個人情報が色んなところに流れて使われているのかもしれない。Amazonや楽天の登録情報と購入履歴データを分析したら、僕の趣味や関心や知的レベルは丸見えだろう。ネット決済のデータが集積されている金融機関がデータ分析しても、かなり僕の生活動向、生き様が見えてくるだろう。それらの個人情報のデータ活用のステージは無限にある。
 だから心配してもきりがない。今回の情報流出はそれほどの内容のある情報ではなさそうだ。子供の将来まで危惧されているお母さんの姿もテレビに映し出されていたけど、漏洩した情報は人生を左右するほどの価値はないし、マスコミはむやみに煽りすぎている。
 今の時代、むしろ勝手に個人情報は使われるものだと観念して、暮らさなければいけないし、そのように腹をくくれば今回の情報漏洩も些事に見えてくる。

BE-PAL連載紀行『旅人失格』最終回を読む

2014-07-17 | 大自然

 1週間ほど前に家に届いていた『BE-PAL』8月号をようやく開いて、『旅人失格』を読む。最終回だった。
 映画監督の平野勝之氏と平野氏とは別の男のもとに移り住み結婚する予定の「おそのさん」の二人で北海道を自転車で旅する話だけど、抜群に面白かった。
 結末は想像通り。だけど、そこにいたる道程は短く平坦ではなかった。自分一人の力では解決できない、人生を左右する大きな悩みを抱えたら、長い旅にでるのがいい。時間をかけてぼんやりと色々と考えると答えが見つかるかもしれない。この旅で「おそのさん」は変わった。彼女の人生は180度変わってしまったけど、考え抜いて決めた人生はすばらしい。旅人の失格では決してない旅紀行『旅人失格』は久しぶりに面白く読めた連載ものだった。

バイオマス発電固定買取制度の不思議 へなまずるくないか

2014-07-16 | 田舎暮らし

 今日は久しぶりにスカッとした青空の気持ちのいい一日だった。梅雨明け宣言が近いかもしれない。

 再生可能エネルギーを用いて発電された電気を一定価格で電気事業者が買い取る固定買取制度が2012年7月から施行され、全国的に太陽光発電メガソーラーなどが建設され稼働している。
 ただ数ある再生可能エネルギーの中で、国内間伐材を専焼する木質バイオマス発電の現実だけは、僕の頭ではどうしても理解できず、不可解すぎる。岡山県北では小規模のバイオマス発電が行われているが、小規模な発電は地方振興になっているし問題を感じない。問題は、大規模なバイオマス発電だ。
 国内の山林未利用材、間伐材の価格が高騰し、必要数量の確保が困難なためインドネシアなどからヤシ殻を輸入して稼働させることを検討しているバイオマス発電もあるとかいう話を聞くと、ちょっと待てよ、それは違うだろう、と正直思う。
 木質バイオマス発電を買取価格32円という高額な単価で買い取る制度は、山林の間伐材を有効活用することによって地方の振興、林業を復活させる大義名分が前提としてあったはず。地方振興だからバイオマス発電建設に複数の補助金が事業者に重複給付されている現実には目を瞑るとしても、国内の間伐材利用という前提も崩すのでは、納得性がまったくなくなる。
 固定買取制度をうまく利用するために東南アジアの廃棄物のヤシ殻という発電効率の悪いモノを輸送して国内で燃やすのでは本末転倒だ。買取制度がなかったら、絶対に事業としてなりたたない話だ。そのツケ、高い電気代を払わされる一般市民はたまったものではない。
 ドラマ「北の国から」で、純が笠松のじいさんを「へなまずるい」といい、父、五郎さんにたしなめられる場面があったけど、国内の間伐材を使わずにヤシ殻を燃やして固定買取価格の甘い汁を吸う大規模電力事業者は「へなまずるい」と思う。
 

国家の威信をかけたワールドカップ

2014-07-15 | 田舎暮らし

 FIFAワールドカップがドイツの優勝で終わった。アルゼンチンとの決勝戦は見応えがあった。
 4時からラジオ深夜便を聴かずにテレビに釘付けになった。僕のような素人目にもレベルの高さは歴然。スピード感と緊張感のある引き締まった試合は面白かった。
 ドイツの選手を見ていて、ドイツが異民族国家だということにあらためて気付かされた。日本のような単一民族国家のほうが珍しいのかもしれない。
 国境があるから争いが生じる面はあるけど、国家の威信や誇りをかけてスポーツで競い合うのは単純な構図だけに国家単位の競技に人々は熱くなれるのだろう。オリンピックとサッカーのワールドカップはこれからも4年ごとに世界中の人々を熱狂させそうだ。