新 風のふくままに 

写真付きで日記や趣味を書く。プロフィールを変えました。

双子山から池巡りハイキング(2012.8.26.)詳報

2012-08-28 | ハイキング・登山

26日速報に書いた通り、蓼科の大河原峠から双子山から双子池、亀甲池を巡って大河原峠に戻る周遊ハイキングをしてきた。

朝から晴れ渡り、中央道からは富士山が見えた。

双葉サービスエリアではミスト発生器から霧がでて、一瞬涼しい。南アルプスや八ケ岳方面には夏雲が並んでいた。

    

白樺湖、蓼科牧場をへて、大河原峠へ。くねくね道のあたりは花が多く見られた。峠に着いたら霧が出ていた。

         大河原ヒュッテと前掛山方面 。予約制だそうだが本日は休業みたいだった。

        

茶店が別に建てられていて、こちらは開いていた。横に公衆の水洗トイレがあったが、入り口に虫除けの網がカーテン状に設置されていた。珍しいですね。

登山道入り口の手前は小さな広場になっていて、高山植物がみられる。駐車スペースの崖側にもアザミなどの花が咲いていて珍しい蝶々が飛び交い、赤とんぼも見られた。

クジャクチョウ

                 

       ヒョウモンチョウの仲間

       

                 ヤナギラン?

                 

広場のハクサンフウロ(アサマフウロとの違いが分からないが)

 

マツムシソウ

               

ミヤマハハコ

アキノキリンソウ

     

いよいよ茶店の横の双子山への登山道へ。大河原峠からは蓼科山にも登れるが、手前の7合目登山口からの方が距離は短そう。その登山口は大河原ヒュッテの向こう側らしい。

しばらくは笹薮を分けて緩い登り。抜けると草原で、ガンコウランの黒い実が目についた。

    

さらにしばらく樹木の間を抜けると、草原が広がる。晴れてきて日差しは暑いが、風は涼しく気持ちが良い。

ケルンがあったが、石は積まない方が良いのでしたよね。地面が露出して荒れるのではなかったかしら?

      

そのあたりにもマツムシソウや、コケモモの若い実が見える。

         

                                ヒメキマタ゛ラヒカゲ?

                                                       

佐久方面

山頂と双子池への道標

             

        

荒船山が見える。

双子池への登山道はまた深い笹薮の中の道でしたがよく見えず、滑ったり、階段状の道を踏み外したり、少々難儀する。

30分を過ぎてもなかなか双子池に着かない。道間違えていないかしら?同行の方がIpadで確認。大丈夫らしい。ふと見ると黄色の変わった可愛らしい花が数株咲いていた。明らかに秋のキリンソウとは異なる丸い小花の集まり。これまで見たことがなかった。なんの花かしら?後で調べたらハクサンオミナエシのようだ。

途中の木にはサルオガセがカーテンのように垂れ下がっていた。(写真ではよくわからないかも)

そうこうするうちに双子池ヒュッテの屋根が見えて、その横にエメラルドグリーンの双子池が見えてきた。

最初に見えたのが雌池。

ヒュッテの下を通って東側にあるのが、雄池。こちらは飲用水になるため、水筒とカメラくらいしか持って行ってはいけないとか。水は透き通っている。

            

                            

ヒュッテ下では珍しい蝶々が見られた。特徴的な模様なので、後で調べたらキベリタテハという蝶々だった。 

  

池を管理しているのは双子池ヒュッテの方らしい。こんなところで一泊できたら良いのですが。。。

ヒュッテの横には車が見えた。確か林道があるようだが、一般車は入れないし、雨池方面は土砂災害で通行止めらしい。

雄池と雌池との間に登山道があったが、それが大岳から北横岳に向かう道らしい。このコースは岩石帯で少々危険があるらしい。面白そうだけれど時間がかかりそう。

  

雌池の横の高台で、ランチタイムとする。今日はちょっとピクニック気分で、おかずを持ち寄りゆっくり頂いた。最後はコーヒーを入れたが、虫除けをつけても、アブのようなハチのような小さな虫がやってきた。誰も刺されはしなかったが、ちょっとうるさかった。

今度は亀甲池に向けて、雌池の縁を歩く。苔の中に小さな赤いキノコがあった。

   

シラベの標識(モミの仲間らしい)。キャンプサイトがあるが誰もいなかった。

   

シロヤマギク?

         シナノオトギリ

         

砂浜もある。

この脇から亀甲池へ、私たちは深い苔むした原生林の中を歩く。白駒池への苔の原生林に似ているが、より急峻だ。たまに道を見失いそうになる。赤いテープのしるしが少ないので。

オオバタケシマランの実かな?

何の種か分からないが。花ではなさそう。 

   

もののけ姫の世界か?

              

   

                       

私は大岳の大きな岩の下側にヒカリゴケがあったというブログを見て、それならこの辺の大きな石の下にもあるのではないかと岩の下を見ては歩いていた。カメラのライトを強制発光にしようと試みるがどうしてもできず、滑ってこけそうになった。

ヒカリゴケではなさそうだ。光を当てていないから分からないが光っていなかった。

途中、梯子がかかったところもあった。私たちはここを下りた。

ギンリョウソウとシロバナイチヤクソウ?一瞬貴重な蘭かと思ったが、どうもガクがありそう。下の葉を確認しなかったのが失敗。

               

樹液の染み出た木と登山道のリボン

 

やっと亀甲池が見えてきた。

湖畔のケショウ柳の大木

岩の横にハナキリソウ?

    

ナナカマドが色づき始めている。

    

             

ここから北横岳まで1時間半くらいらしい。私たちは天祥寺原へ向かう。茂みを抜けると草原に出る。ミヤマオダマキが一株咲いていた。

     

ちらほらマルバダケブキが見えてきた。

  

         

  ここにもクジャクチョウが停まっていた。羽を閉じると真っ黒なのだが。

  

天祥寺原に出た。

青空に雲が夏らしい雰囲気だが、北横岳方面の山から黒い雲が流れてきた。ピッチを上げて歩く。雷が鳴ると怖いので。

                  

途中枯れた河原を渡る。湯滝川と地図には出ていた。

不思議に笹薮の登山道わきにちらほらとオオヤマリンドウらしい花が見られた。雲でかげっていたせいか、あまり開かない。

       

ワレモコウも咲いていたのだが、写真に撮りそこなった。

笹薮の緩やかなのぼりをひたすら登ると大河原ヒュッテの赤い屋根が見えてきた。

ヒュッテの横の大河原苑地の看板。藪が深そうなので奥まで行かなかったが、戻ってきた人に伺ったら、あまり花はなかったとのこと。行かなくて良かった。

その手前からヒュッテ前、駐車場までの間はいろいろな花がきれいだった。

   

       

             

駐車場に着いたら、急に雲がかかってきた。

           

茶店で梅ジュースを飲み、置かれていた地場野菜を買い込んで急いで車に乗り、蓼科牧場に向かった。ソフトクリームがお目当てだった。雲が出ていたのはそのあたりだけで、下の方に降りていくとまた晴れてきた。

蓼科牧場ゴンドラ(スキー場だ)。ゴンドラ駅の上に、先ほど通ってきた後泉水(ごせんすい)自然園があるらしい。子供連れでにぎわっていた。

無料のふれあい牧場があったので私たちも先に見に行った。アルパカが見たいという人がいらしたので。

芝生の丘をゆるやかに登ると小さな動物たちが飼われていた。ポニー、羊、ヤギ、ミニブタ、ウサギそしてアルパカだ。

     

                         

 

子ウサギ(中には入れない)

            

                             

お目当てのソフトクリームは濃厚でおいしかった。

黄金のアカシアの黄緑色が鮮やか

遠く霧ヶ峰美ヶ原方面見渡す。

 

帰りは原村の樅の木荘のもみの湯に立ち寄った。別荘地の脇にあり、路を間違えたおかげて5時を回って、なんと300円で利用できた。少し鉄分を含んだヌルヌルの温泉だった。サウナもあったので短時間入り、水風呂に浸かり、その後またお湯に入ったら、足がひりひりしてきた。成分が強いのかもしれない。

渋滞が気になったので、休憩は八ケ岳牛乳を飲んで、ほどほどに帰路についた。途中までは順調だったが大月が近づくにつれて、渋滞となりなんと小仏トンネルまで30キロの渋滞。11時に帰り着ければいいなと言いながら耐えたが、結局レンタカーやさんにたどり着いたのは、12時過ぎだった。

変に3車線にしてあってそれがところどころ2車線になるから、渋滞がひどくなるようだった。観光バスはほとんど見なかったので、観光バスは一般道に降りたと思われる。慣れたナビなら一般道に降りたところだけれど、使い方が不慣れなナビだったので、そのまま高速道を走ったのだが、運転してくださった方々、お疲れ様でした。本当にありがとうございました。

夏休み最後の日曜日は避けた方が良かったですね。(そうおっしゃる方もいらしたのにね。)

 

     

                      

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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