新 風のふくままに 

写真付きで日記や趣味を書く。プロフィールを変えました。

赤城山-花見が原森林公園から黒檜(桧)山往復(写真つき)

2014-06-01 | ハイキング・登山

今日は前々からの予定で、赤城山に行ってきた。風邪が抜けきっていない人や、自分も薬持参での参加だ。

猛暑の予想にいくらか木々が多そうで、なだらかだというメインコースとは反対側の花見が原森林公園キャンプ場から黒桧山へのコースを選んだ。

あらかじめ赤城山ポータルサイトを調べていたら、メールで問い合わせができたので聞いてみたら、ヤマツツジも見ごろだろうとのこと。その少し前の情報ではトウゴクミツバツツジやシロヤシオが見られるがヤマツツジはまだと書かれていたのだが。急登の表コースは花が咲いていないとあった。

それでレンタカーで、花見が原森林公園キャンプ場を目指して出かけたのだが、ナビの設定がうまく行っていなくて、ナビの指示がないまま、高崎で北関東自動車道とのジャンクションを私が見逃したおかげで、大回りする羽目に。運転の方には大変ご迷惑をおかけしてしまった。

前橋で高速を降りて、ナビを設定したら、再度高速に入れとの指示。しかも新潟方面に向かへとのこと。

皆でいっそ尾瀬に行こうか、八海山に行こうかと話したが、時間も大分無駄にし、まだ赤城山の方が早く着くので沼田から沼田大間々線に入った。

花見が原への分かれ道、分かるかしら?と相当に心配だったが、かなり目立つ看板が立っていて、すぐにわかった。

道路はくねくねしているもののかなり快適な道路だった。沼田から一時間足らずで到着。思ったよりも早く着いて良かった。

 

春ゼミやヒグラシの声があたり一面に響いていた。このキャンプ場、数年前熊がでてしばらく閉鎖されていたそうだが、今は営業している。

準備運動をして9時20分ごろ出発。管理棟を過ぎ、キャンプ場のまるで赤毛のアンの家のような形のクリーム色に塗られた建物のトイレに寄り、バンガローや炊事の設備のある中を歩き、ツツジ園の中を歩く。なかなか雰囲気の良いキャンプ場だった。

キャンプ場の黄色のツツジ

ツツジ園の中の遊歩道

咲き始めのンゲツツジ

しばらく進んだところに黒桧山への標識があり、右手に曲がってツツジや楓、白樺などの広葉樹林帯をゆるやかに登って行く。道々ヤマツツジがきれい。ミツバツツジは花殻がたくさん散っていてほとんど終わり。シロヤシオは見当たらない。

芝生の近くを歩くと、小さなバッタの大群がぱちぱちと飛びはねて最初は何の音かと思った。黒檜山への標識の先には、クマ出没注意と書かれていた。

たまに石ころだらけの登山道になり、しばらくなだらかだと思っていると木の根の多い場所に出たりする。

足元の花はあまりなかった。マイヅルソウも葉は多いが、花は少しだけ。スミレもわずかだった。

ジュウニヒトエにしては、花が少ないけれど、別の花かも。

高度を上げるにつれて、ヤマツツジの色が濃くなり、またつぼみも増えてきて、逆にトウゴクミツバツツジの赤紫の花が目立つようになった。(どうも写真には色が良く出ない)

ところどころ登山道の目印が色あせたり取れたりしていたが、なんとか登山道をたどる。

大木の倒木が多い場所の少し前からかシロヤシオも増えてきた。見ごろの花もたくさん見られた。

その少し先にベンチがあり、木陰になっている。頂上はかんかん照りだと以前いらした方の話だったのでそこで早昼にした。11時半ごろかな?まあまあゆっくり休憩を取ってから、再度登る。500M30分かかってしまう。

しばらく登るとたった一株だがシャクナゲがあった。ツツジ園にもシャクナゲがあったがもう花は終わっていた。

ちょっと急な登山道になったり、木道が続いたり、階段が続いたり。

うぐいすらしい小さな鳥が目の前の木に留った。もっと良い角度でと思っていたら飛んで行ってしまった。

やっと三分の二の距離になった。

オオカメノ木の花(ピンボケ)この上部には時々現れて白い花がきれいだった。

   

ところどころにトウゴクミツバツツジのピンク色が目立つ。次第に樹木の間があいて日当たりが良くなる。暑い。左側の樹木の先に向こうの山がうっすら見えるようになってきた。

その少し先で、初老の男性が、子供二人を見なかったかと、聞いて回っていた。疲れたというので、子供を置いて頂上に行ってきたらしい。なんと危険なことをするのだろう?と思う。私たちがたどったコースでは子供達だけというのは見かけていないのでそう言ったが、その人はさらに下の方に探しに行っていた。このコース、ちょっと分かりずらいところもあるので子供たちが心配。

私たちは気になったが、ともかくも頂上に行って見ようと思った。誰か他の家族がいるのかもしれないし。

さらに登って行くと、左手遠くに小沼の青い色が丸く見えた。左が小地蔵岳か長七郎山か、右の方に電波塔が見えた山が地蔵岳か?

キイチゴの仲間?

北側に雪をいだいた山が遠くに見える

それから大洞方面、駒ケ岳方面への標識が見え、私たちは黒檜山の方に向かった。神社のところで出会った登山者たちには、その子供たちの話をしておいたがどうなったかしらね?

黒桧大天神の石碑だそうだ。

黒桧山頂上のあたりは背の低いツツジ類が見られたが、花はついていなかっった。アカヤシオないかなと目を凝らしたが咲いていなかった。もう終わっていたのかも。

頂上は団体の方々で賑わっていたがかんかん照り。行きがけにであった方は富士山が見えたとおっしゃっていたが、霞んで見えなかった。

頂上の豆桜の終わりの花

北側の谷川岳方面

そういえば大沼は何処から見えるのかしら?と思って、ちょっと先の方まで行って見たが見えない。ここからは見えないのかなと、思って豆桜らしい木に花びらが残っていたので見に行ったら、下の方が青かった。

なんだ、こんなにはっきり見えていたわ。

軽くフルーツを頂いて、暑い山頂から元来た道に戻った。早い人は1時間半で戻れたと書かれていたのだが、暑くて熱中症一歩手前の状態の方もいらして、結構時間がかかってしまった。

小地蔵岳と地蔵岳の間の小沼

途中、駒ケ岳への分岐のあたりで、子供の「ヤッホー、おじいちゃーん」という声が聞こえてきた。それで私たちはてっきり、初老の方が探しているお子さんかと思い込んで、「ヤッホー、おじいちゃん探しているから待っていてねー」と言ってしまったら、子供の声で「わかった、ありがとうー」と返してきた。それでひどく心配になってしまった。じーっと待っていたらどうしようか。もう2時近いし。

それから必至で下山しようとしたが暑さで、もともと体調不良で参加した人たちはかなりばててしまった。元気な方が、一足先に大急ぎで管理棟目指して下山してくださった。数組前後して下りるハイカーがいたので多分熊は大丈夫だろう。

私は途中で携帯がつながるところを見つけて、そういえば地図にビジターセンターの電話くらい乗っているかも、と思って地図を取り出し、電話してみた。何も届けは出ていないとのこと。警察に電話したほうが良いかしら?と聞いたら、そうしてくださいと言うので、地図に出ていた群馬県警に電話。事情を話したら、前橋署から電話があり、また事情を話した。私は捜索願でも出ていたら、と思って電話しただけだったのだが。

何しろ下山しながらの電話。私たちグループの先行者にも電話を試みるが通じない。警察とのやり取りもすぐに切れてしまう。景色を又楽しむ余裕はなかった。

やっとツツジの花が見事なツツジ園に戻った。夕日を浴びで鮮やか。

先に戻った方の話では、管理棟に子供のことを訪ねてきた人はいないそうだった。多分途中で道間違いに気づいて戻って子供たちを見つけたのだろう。

管理人さんの話では、結構赤城神社側から登った人が間違えて、こちらに降りてきてしまうケースがあるとのこと。その場合、タクシーを呼んでも赤城神社側に戻るには1万5千円から2万円もかかってしまうとのこと。登って戻るには早くても頂上まで2時間から2時間半はかかるだろう。標識には気をつけないとね。同じような木々の様子だから。

そしたら警察から今から桐生の警察署からパトカーが行くから事情を話してと言われたが、もう電話で話したこと以上の事はないし、管理棟の方にも詳しくお話ししたので到着を待つのは勘弁して頂いた。同行者も相当疲れていらしたし。

私たちも駒ヶ岳方面に降りて確かめたかったのだが、ぐるっと回ると、あまりに距離があるので止めておいた。赤城山と言ってもいろいろな山の総称だそうで、麓の周囲の距離は相当長くなるのだ。直通する道路もない。

帰りは来た時と反対側に出て水沼駅の温泉センターに寄って、汗を流した。JAF会員と同行者は5人まで2割引きとかで480円で入れた。証明書が必要だそうだがシニア割引もあった。女性の方の露天風呂は小さかったが。

桐生うどんを頂いてから帰宅。私は昨晩例のごとく眠れなかったので途中から熟睡してしまった。皆さんごめんなさい。長距離の運転ありがとうございました。おかげさまで100名山のひとつに登ることができました。

追記:翌朝、桐生の警察から電話があり、特に子供が取り残されていることはなかったようだ。その初老の方は無事にお孫さんを見つけてお帰りになったのだろう。余計な通報をして、お騒がせして申し訳ありませんでした。しかし、迷惑をおかけしたにも関わらず、これからも何かあったらすぐに通報してくださいと言っていただきました。ありがとうございました。

ヤッホーの声は、そのお孫さんの声だったかもしれないが、その直後には戻ってきたおじいさんが現れたのだろう。時間的には大体合致する。あるいはまったく別の子供の声だったのかもしれませんね。いつもの早とちり?

 

 

 

コメント
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