今日起きたら抜けるような青空。ちょっと悔しかった。
昨晩購入したイワシの開きを料理するのを忘れたので、朝食の後、フライにした。それから鶏肉も料理しといた方が安全だったから料理していたら、空は曇ってきてしまった。
遠出はできないが、そういえば親戚のギャラリーで何か催し物をしている案内が来ていたので、それに行くついでに目黒の自然教育園に寄ることにした。
入口に行ってお金を払おうとしたら、シニアは無料とのこと。もちろん証明書がないとだめだけれど。ピンクのリボンをつけるように言われてつけた。シニアの印だと思ったが、ほとんどの人がつけていたので、子供以外、皆つけるのかしらね?出るときに帰すように言われた。
暖かいという予報だったが、汗ばむほどではなかった。入場門のそばに白い花が目立ったが、近づくとヨメナと言う標識が立っていた。路傍植物園と表示されているところは色々な植物に名前が書かれていた。
しろよめな たいあざみ
今の見ごろ情報のチラシがあったのでそれを手に取って進む、道々目立っていたのが、からたちばなの赤い実だった。千両もあったが、このからたちばなの実は大きく華やか。百両とも言うそうだ。
千両、我が家では根付かなかったが、ここにはたくさんあった。万両もあったけどまだ色づいていなかった。
大木が続く道を進むと池があり、水生植物園に出る。
椎の木と赤かしの木
黒松、江戸時代の武家屋敷の名残だそうだ。
水生植物園の池
アザミの蜜を吸うモンキチョウ。
その先から、武蔵野植物園への小道がある。山道を感じさせる、森林浴。
進むと、湿原と小川があり、さらに少し登ると武蔵野植物園になった。
明るくなったところにはいくつかの花が咲いていた。」
アワコガネギク
鮮やかなのは台湾ホトトギスだそうだ。
松だったかしら?
水辺の向こうがこなら林とあるが、どれがこならか良く分からなかった。黄色く色づいたら良く分かるだろうが。
横の水路を覗き込んでいる人たちがいたので、私も覗いてみたら、水辺に茶色い動物が。
覗きこんだら狸のようだった。何かノロノロと動く。
ごそごそと石の間から登ってきて、散策路に出てきた。ちょっと小さいうえに足が不自由そうに見えた。どんぐりとかは森の小動物や虫のエサになるから取らないようにと出ていたけど、狸は何を食べているのかしら?
若い女の子がまだしばらく見ていたけれど、私はそのまま順路の先に進んだ。左に曲がっているところには標識が立っていて、トラノオスズカケの説明があった。絶滅していたと思われたのが少し前に芽吹いて花も付けたのだそうだ。長い間休眠していた種が近くの大木が枯死して光が入るようになって目覚めたのだろうと書かれていた。種らしいものができていた。花は赤紫らしい。今度花の時期(初夏か夏?)に来てみよう。本来は九州や四国の植物らしい。絶滅危惧種になっているらしい。もともとこのあたりは高松藩の下屋敷があったので、四国から移植されたのではないかと、調べたら書かれていた。
その先の館跡
さらに進むと出口に近づいて、私は元の水生植物園の方に戻った。
のいばらの実
ノブドウと書かれていたが、まだ緑の実が一つずつついていた。
ユウガギク(少し紫がかっているのだが色が出なかった。)
エビヅルの実
色の濃いノハラアザミ 種も付いたツリフネソウ
カラスウリ
のだけの実
ヒメガマ
われもこう
ハゼの木
突然カラスが騒ぎ出して何事かと思ったが何も起こらなかった。
ムベの実
お茶の花(もう終わりかけが多かったけれど)
ホウチャクソウの実
此処は天然記念物なんですね。むやみにいじっては(手入れをしては)いけないようだ。記念碑も草に埋もれかけ。
ムラサキシキブ?それにしては実がぱらぱらだけど。出口で係りの人に聞いたら、ムラサキシキブだとおっしゃった。調べたら実がぎっしり付く家庭などで栽培されるムラサキシキブと呼ばれているものは本当はコムラサキらしい。
ムサシアブミの実(この花もまだ見たことがない)
カンアオイの花が咲いていると書かれていたのだが、行きがけには見つけられなかったのだが、帰りには近くの人が咲いていますよと教えてくださった。
花の少ない時期だったが、結構いろいろな花や実を楽しむことができた。