来週三頭山に登る予定だが、2月2日以来ハイキングも登山もしていなくて、ちょっと体がなまっている。このままでは心配ということで、高尾山に行くことにした。
ビジターセンターの情報では、6号路でハナネコノメソウが咲いているとのこと。
最初、日影沢の方から行こうと高尾で降りて、バスがあるかと思って駆け足でJRの降り口から出てみたけれど、バスは出たのか見当たらず、時刻表も1時間に1本と書かれていた。私がネットでみたら、日曜日は3本だったのだが。。。誰かに聞こうにも待機していたのは西東京バスの人で、聞けなかった。
高尾山口近くの梅
それで線路わきをてくてくと歩き出した。しかし、道路に出ても裏高尾の方ではなく、なんと高尾山口についてしまった。観光案内所の人に聞いたら15分戻って脇の道路を辿れば裏高尾の方に出られると言われたが、15分戻るのもどうかと思って、そのまま6号路を辿った。
駅そばの彼岸桜?
ケーブルカー脇のアズマイチゲかイチリンソウ
6号路でみたカンスゲ?
琵琶滝の手前あたりから、どうもハナネコノメらしい花が登山道の脇に咲いていて、あらっ!こんなところに!コンロンソウも多い。
それでカメラを向けるが、なかなかピントが合わず、ろくな写真が撮れなかった。そのうちにハナネコノメに交じって、アズマイチゲらしい花とニリンソウかなと思う花もみられて、高尾山にもこんなに咲くのかとびっくり。
琵琶滝の前の小さなお堂にわたる橋の手前を渓谷に降りる階段があって、そこに親子連れがしゃがんで写真を撮っていたので、私も降りてみたら、小さな岩の上に、一本のハナネコノメに5つほど花がついていて、なかなかゴージャス。それで私も花の写真を撮った。
それからも道沿いに結構ありふれた感じでハナネコノメが咲いていたり、ヨゴレネコノメも咲いていて、ゆっくり楽しみながら登って行った。
最後の渓谷の中を歩く道沿いにはそういう草花はほとんどなくて、少し乾いたところの方が咲いている様子。
途中に咲いていたヤマルリソウ
山頂下の階段の脇にはミヤマシキミのつぼみが見られたが、咲いているものはなかった。
階段を一生懸命に登って、コンクリート道に出たあたりにはダンコウバイの黄色の花が目立っていた。
山頂では、残念ながら富士山は見えず、丹沢の山々には黒い雲がかかっているところも多かった。雪でも降っているのかな?
簡単にバナナと買い求めたおからドーナツを食べて、さあ、どうやって帰ろうかな?と案内板を見たら、いろはの森を抜けると日影沢の方に出られるし、距離も短そうなので、途中からいろはの森のルートに入った。
山頂あたりのスミレ。ヒナスミレかしら?
こちらはほとんど人気がなくて、最初は一人きり。そしてちょっと下ったところには、熊出没の看板があっ
た。あらどうしましょう。クマ鈴なんて置いてきているし、歌でも歌わないと、と思って歌いだした。一人なので山のリーダーに状況を説明したメールを送っておいた。下山の通信がなければ心配してくださるかしら?
少ししたら、登ってくる二人ずれとすれ違って、熊の看板がありますね、と話しかけたら、下にも出ているとのこと。怖いな!
それで落ちていた木を2本拾って打ち鳴らしたが、全然響かないので、途中のもう少し固そうな木を見つけて、二つに折って、それをたたきながら降りて行った。
そうこうするうちに前方にクマ鈴を鳴らしながら歩いている女性がいたので、少しほっとしたが、かなり下の方にもクマ出没の看板があったので、工事現場の近くまでは、木をたたきながら降りて行った。
途中で林道と狭い下りの道があって、前を歩いていた女性がこっちで行けるかしらとお聞きになったので、多分行けると思うと答えて、先に歩き出した。以前も通ったことがあるような道だった。
人声が聞こえてきて、キャンプ場の所にでて、木の枝は置いて、以前見たアズマイチゲがあるかなと探して、見つけて、その方にもお教えした。以前よりは株が減っているようにおもった。
それから、ハナネコノメのことも話して、一緒に木道を歩き、探したが通行止めとかになっていて、見つからなかったのだが、戻ってきた方や、あとから来た方などにお聞きして、場所を見つけて、また写真を撮った。
みどりのはネコノメソウらしい。
その女性のスマホの写真、デジカメよりもきれいで、アイフォンらしかった。
それからバス停に出ようと思ったら、その女性が、少し行ったところの木下沢の梅林が見事らしいからいくとのこと。私は少々疲れてきていたので、やめとこうかなと思ったが、でもせっかくのチャンスだからと同行することにした。
民家のカタクリ
そのあたりのツリーハウス
少し小仏側に向けって行くと右手に入る坂道があって車が数台降りてきていたので、車で見に来る人もいるらしい。位置口には男性がテントのようなところに座っていて、協力金を入れる箱もあった。まあわずかだが100円入れさせていただいて、中を一周したが、中に入ると散り始めの白梅もあり、見ごたえはいまいちだったが、駐車場側からの景色は湯河原梅林に負けないほどきれいだった。
梅林の中の大きなクロッカスの仲間?
反対側の芽吹き前の木々
その方は駐車場の上の方から写真を撮るとのことだったので、私は一足先に降りてバス停に向かったが、ホトケノザの写真を撮っているときには追い付いていらした。
特急電車が通った。
道端のスミレ
膝を傷めて、リハビリ中とのことだったが、結構健脚みたい。稲荷山コースから登られたとのこと。
それでバスを10分ほど待って、高尾の駅に出たが、道々も梅林が沢山あって、まだ見ごろの様子だった。
その方は中央線でお帰りとのことで、ホームで分かれて、私は京王線で帰宅した。
久しぶりだったので、足に来ています。でも花がいろいろ見れて楽しい一日になりました。