新 風のふくままに 

写真付きで日記や趣味を書く。プロフィールを変えました。

続火打山諦め-高谷池で撤退 2023.7.8-9

2023-07-12 | ハイキング・登山

朝は4時15分に仲間に起こされた。後続だった友人たちは、下山も時間がかかるかもしれないとのことで、早めに出るという。

夜中眠れずに聞いていたのはザーザーぶりの雨の音。下山時にも降っているかなと憂鬱だったが、目が覚めて窓の外を見たら、昨日は良く見えなかった木々がくっきり見えていて、雨やんでいる!と感激。

実は昨日登った外階段はなんと個室の前に通じる階段だった。それで踊り場に出てみたら、妙高山らしき形の山も右手にくっきり見えていた。慌ててスマホを取りに行っているうちに雲がかかってしまったけれど。

朝ごはんはもともとおにぎりにしてもらったので、とりあえずそれを一つ召し上がって、5時過ぎには出発された。元々下山時はバカに足取りが早い人たちだったから、心配いらないのではないか?と思ったりしたけれどね(私たちは彼らを下山家と呼んでいたくらいなのだ)

昨日夕方妙高山の方からたどり着いたクラツーの団体は、最小限の荷物で火打山に向かったらしく、起きた時点でもういらっしゃらなかった。元気ですね。

ヒュッテの前からの景色(少し山も見えている)

私達は5時30分過ぎくらいに出発。火打山と笹ヶ峰の分岐のあたりだっただろうか、なんとくっきり火打山が見えていた。

ヒュッテ脇を歩き始めてまもなく、右手に残雪の残る山が見えて来た。

早々このあたりナナカマドも多かったわ。白い花が咲いていた。

それからどのくらい歩いたのか?やっぱり下山は早いですね。下の方に乙女湖が見えた。(もしかしたら岩場の後、12曲りの途中だったかもしれない)

大岩の岩場は下山時にはそれが3回続くのかよく分かった。降りれるかなと昨日は心配したが、それほど怖くはなかった。そこを通過して、12曲りを坦々と降りる。友人たちが見たというハクサンコザクラは見つからなかった。

滝の音が聞こえ、ついに滝が見えて、黒沢橋に出た。

先行していた仲間の姿が見えた。

橋の上流側は水量も増えているように見えた。

その後は樹林帯の中の木道をひたすら歩く。

大きなギンリョウソウの群落がいくつか見られた。

下山かの人たちの後姿を見たが、ついに追い抜くことは出来なかった。最後に小さな木の橋を渡って、明星荘が見えて、その前に仲間の姿が見えて、私達は直進してしまったのだが、なんと小川があって道路には出られなかった。そういえばこんな道通らなかったわね。それでふと写真を撮ったりしていた中くらいの木の橋を渡るんだったっけ、と少し戻った。橋の近くに木々が集められてとうせんぼのようにしてあったのに、その木々を踏んで前方に進んだのだった。通行止めのしるしだったのにね。

橋の上流側には大きな水芭蕉の葉の他、モミジカラマツかな、白い花が咲いていた。

橋を渡るとまもなく、登山口のゲートがあり、無事に下山した。行きがけに写真撮らなかったので、写真を撮ったりした。集まっている人たちは、しゃべるが置いてあったので、登山道整備か何かのツアーに集まった人たちで、互いに自己紹介していたが、北海道から来ている人もいるらしかった。

ゲート脇の森は白樺で青空が出てきて美しかった。

ゲートから明星荘の前に出て、レインウェアやスパッツを外したり、身支度を整えているうちに営業中の暖簾がかけられたので、おそばを頂くことにした。リーダーは朝おにぎり2個召し上がったら、気持ちが悪くなってきたとのことで、おそばも食べなかったのだが、3人は注文した。暖かい山菜ソバと、私は冷たい山菜ソバを頂いたが、山菜は地元で採ったものらしく、なかなか美味しかった。写真撮り忘れました。

急いて頂いて、バス停を目指したのだが、よく分からなかったので、まだ出ていなかった仲間にメールして確認していただいた。バス停は駐車場の真ん中、トイレの反対側に立っていたが、私は説明を聞いて道路わきにあるものとばかり思っていたのだった。

まあ、無事に11時半のバスに乗ることができた。

明星荘のあたりには花々が植えられていた。

まだつぼみのアジサイ

駐車場わきの花畑

山頂は極められなかったが、帰りは多少の展望もあり、花も楽しめて良かったです。数回雨にも遭いましたが、大したことなくて良かったです。

追記:山小屋のこと

宿の夕食はハヤシライスとカレーライスをご飯の左右に自由によそって頂く形だった。リーダーは体調悪いが少しだけハヤシライスを召し上がっていた。私は両方しっかりと。後続の仲間も結構しっかり召し上がっていらした。なんといっても追いかけて歩かれて(追いかけるって疲れますよね)、持参のお弁当を食べずに行動食のみで、朝8時前から夕方の17時まで歩かれたそうなのだった。

私自身はシャリバテしてしまう体質だから、小休憩取って、なんとしても食事すると思うが、驚いてしまった。十分休憩取らなかったら、体力回復する時間がなく、疲労たまるばかりだと思う。そういう行動方法も体力消耗してしまった原因ではないかと思ってしまった。お腹壊したという方は水分500㏄くらいしか飲んでいなかったとか。水分補給しないといくら湿度が高かったと言え、私はずいぶん汗をかいたし、下痢ならなおさら水分補給しないとだめだと思ったけれど...若い頃の登山経験が豊富な方だそうなので、あまり水分取らないという昔流のやり方なのかもしれない。年齢は大差ないのだが、私が登山を本格的に始めたのは15年くらい前だから、私は現代式なのだ。

私はリーダーと一時間(下山時は30分毎と言われている)くらい歩いたら、必ず水分とエネルギー補給で数分でも休憩していた。まあ、彼らも行動食は召し上がっていたそうだけれど、その都度しっかり水分取っていたら、もう少し疲労回復できたのではないかな?疲れ切ったら私は岩に座って、5分でも10分でも足を休めさせていただく。本当は何かの上で横になる方が回復できるが、今回は雨が降ったりやんだりしていたので、それは出来なかったが...

ともかくも彼らは元気が出て、ビールも飲んでいらした。お酒飲む方が血液循環良くなって、回復が早いのかも、と思ったりする。でもアルコールは脱水になるとも言われているから、その分水分を補給しないとね。

乾燥室は暖房がついていなくて衣類が乾かないので、食後、食堂のストーブの周りに椅子を並べて、衣類を置いている人たちがいて(ク〇ツーの団体が入っていた)、私も乾いていない衣類を並べた。リーダーのぐっしょり濡れていたミニタオル、全然乾かず、ついにはストーブの上であぶりながら乾かした。その後なんとか、部屋につるしたら、朝には乾いていたみたい。

個室は新館2階の大部屋の先にあった。4人部屋と聞いていたが、4人だとちょっと手狭ですが、と言われた通り、大きめの敷布団だったので、重ねて並べたが、キチキチ。別の敷き方にした方が良かったと朝になって思った。その場合板敷に布団がかかってしまうのでやめたのだった。

悪天候でキャンセルが出たのだろう。もう一つの個室は空いていた。

大部屋がまた、横はカーテンで仕切られているのに、中央の広めの廊下?側にはカーテンがなくて、丸見えなのだ。廊下の中央にはビニールシートが敷かれていて、濡れたものはそこに並べるように!と言われた。他の山小屋も以前はそうだったかしら?コロナ禍になってからか涸沢ヒュッテは廊下側にもカーテンがあったけれど。

その廊下を通って階段を下りないとトイレに行けない。荷物を踏まないよう、ヘッドライトをつけて通行するわけなので、両側に寝ている人を起こしてしまいそう。リーダーにヘッドライトは手で囲んで行くように言われて、そうしたのだが、結構歩きにくかった。

トイレは、最初にスリッパをはいて、コンクリートの通路を行き、ドアを開いて、洗面所とトイレの方に入る前に、そのスリッパをサンダルに履き替えてトイレに入るようになっていた。

疲れすぎで身体が火照ってしまって、気温も高かった様子で、部屋が暑くて寝られず、ついには布団が薄くて下に敷いた毛布を抜いて、掛布団は足元に押し出して、毛布だけでうつぶせで休んだら、やっと眠れた。置いてあった枕は反発力がつよくて私は使えなかった。困ったものだ。

何とか数時間は眠れたと思う。同室の方のスマホの通知音が一定時間ごとになって、ちょっと気になった。私は、今回色々な通知が入ると一気に電池が消耗するので、かなりのアプリの通知音をならないように設定して来た。ラインの宣伝系のものはブロックしておいた。連絡来そうなグループラインの方には、連絡控えてとお伝えした。間違い電話をかけた方もいらしたが。それでヤマレコ、機内モードでも使えていたように思ったが、インターネットつながないと使えなかったので、機内モードは止めたのだったが、写真撮って高谷池ヒュッテについてもまだ50%くらいの電池は残っていた。夜間通知を止める設定も機種によってはあるそうだ。

ともあれ、体調不良者が出たけれど、何とか全員下山できて良かったです。やっぱり高齢者集団なので、標準の1.1倍よりもさらに1時間余分にかかってしまいました。これからはもう少しゆっくり目で企画しないとなりませんね。

私も寝不足が続いたせいか、帰宅した翌日洗濯物を干していて、家に入ろうとしたときに植木鉢に足を引っかけ、額を小物干しに強打。幸い出血はしなかったが、明らかにたんこぶができた。目に近いけれど、膝に張っていた湿布を切り取って、患部に貼っておいたので、幸いたんこぶのあたりは青黒くならなかったのだが、目の脇も少し打ったらしく、どうも変な感覚だったのだが、湿布しなかったら、上の打撲の内出血が下りたのか、左目の下側も黒ずんできてしまった。目の周りだから、あまり湿布薬貼ってもどうかなと思たのが良くなかった。まあ、化粧と帽子とマスクで、それほど気づかれないで済みそう。仕事も朝からあったので、本当に出血でもしたら、会社に迷惑をかける所だった。

幸い頭が痛くなったりはしなかったので、良かった。昔から「たんこぶ出来きれば大したことない」と、子育てして来たから、大丈夫だろう。

というわけで、慎重に岩場は降りてケガしなかったのに、何でもないところで怪我をしてしまいました。

それにあちこち問い合わせたが、置忘れのサブザックは出てきていない。諦めるしかなさそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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