新 風のふくままに 

写真付きで日記や趣味を書く。プロフィールを変えました。

石割山(山梨県)ハイキング2023.11.18-19

2023-11-20 | ハイキング・登山

石割山から大平山あたりまで縦走しようかと思って、計画していたが、新宿から平野までの直行バスは、11月9日で終わってしまって、富士急の河口湖行きの高速バスが東京駅八重洲南口から出ているというので、それを予約した。連休の狭間で、通常なら紅葉もそろそろ終盤だし、それほど混雑することもないだろうと、のんきに構えていた。富士山駅からの連絡バスは、5分程度の乗り継ぎで出るバスに乗れなくても、別の路線バスの乗り継ぎで、登山口に10時ごろにはたどり着けそう。

それで東京駅八重洲南口のバス乗り場を、大分前に下調べ。中央線からだと北口近くから南口まで、大分あるから、6時50分発のバスに乗るためには、地元を結構早く出なくてはならなくて、早朝に出発。リーダーが早く着くので、私も早く出た。

バスはJR高速バス乗り場の5番線から出ることが分かった。バス停の電光掲示板は、その直前のみ表示されるので、以前午後行ったときには、どこから出るのかが分からなかった。案内所は一番有楽町寄りの方にあるため、行ってみることもしなかった。

無事に合流できて、乗り込んだ。トイレに近い一番後ろの席を選んだが、乗り込んだバスは、後ろにも座席があったけれど、トイレ側の後ろに乗る人はいなかった。ほぼ満員だった。大型のスーツケースを持ち込んで、荷物入れに入れている人も多い。若い人が圧倒的だった。外国の方もいる様子だった。

時刻通りに出発。

皇居のあたりは、空いていたが、霞が関の合流地点あたりから渋滞が始まり、リーダーはイライラ。断続的に、府中まで渋滞。

府中あたりからの富士山

その後八王子あたりまでは少し流れたが、また相模湖あたりまで渋滞。私は寝てしまって、気が付いたら、相模湖のあたりで、霧立ち込め、幻想的で素敵だったが、バスは順調に流れていたので写真に取ることができなかった。

バスなので、飛ばすこともできないまま、富士急ハイランドに到着。意外に降りる人は少なくて、後から慌てて降りた二人組を含めて、3グループだけ。

一時間以上遅れて富士山駅で降りたのは私達だけ。皆さん河口湖までいらっしゃるようだった。もちろん連絡するはずのバスは出てしまっている。外は寒い。

富士山駅にはバスの待合所があって、暖かかった。切符売り場で路線バスの確認をした。スイカも使えることなど伺った。フリーパスが1780円?だったかでお得ですよと言われたのだが、宿の送迎もあるからそれほどかからないかと思って買わなかった。多分買った方が良かったみたい?

河口湖の方から回ってきたバスはすでにかなりの人が乗り込んでいた。せっかく並んでいたのに、バスはその先頭のあたりは降り口で、乗り口は後ろの方。並んでいたことが分かっているのに、近くの人たちが先に乗り込んだので、ちょっと文句を言ってしまった。まあ、老人席は空いていたので座れましたが。

駅近くからの富士山

バスは忍野八海に回り込み、大勢の人たちが下りた。そのあたりは人であふれ、駐車場には観光バスが多数止まっていた。人気すごいのですね。

乗り込んだバスは、花の都公園の入り口を通ったが、もう花畑はすっかり耕されて、春の準備の様子で閑散としていた。

その後、ホテルマウント富士入口のバス停を通り、バスは山中湖の南側を湖岸から少し離れ、文学の森公園を経て、森の駅旭丘のバス停に回り込んだ。乗り降りする人もなく、山中湖ガーデン、小田急山中湖フォレストコテージ前とかを通った。湖岸との間の疎林の間に紅葉のモミジが残っていて、きれいだった。

撫岳荘前という所で若い女性二人組が下りた。ここには何があるのかしら?古い地図で見たら、キャンプ場とか、専修大のセミナーハウスがあるらしかった。

そのあたりから湖岸の草原の向こうに、強風で白波がたった山中湖が見えた。相当の風が吹いているようだった。前方には草原状のなだらかな山が見え、最初それが三国山かと思っていたが、後で調べたら高指山らしかった。

三国山ハイキングコース入口バス停を経て、山中湖交流プラザの建物を見て、立派な山中湖平野バス停でバスはぐるっと周って止まり、その後石割の湯方面に向かって出発し、すぐに石割山登山口バス停があった。

バス停には特にハイキングコースの案内板などはなく、少しあと戻ったところに石割神社の標柱が立っていた。

それでそこから車道を歩いて行った。別荘なのかまばらに建物が立っていて、緩やかに登っていく。車は結構頻繁に通っていくが人は見当たらない。熊が出たという標識はなかったが、一応森もあるので熊鈴を出し、ラジオもつけた。

車道沿いには別荘風の家や、その上の方には、テニスコートとか、何かのグラウンドや多分民宿などが点在するようだが人は見かけなかった。たまに見られたきれいなモミジの写真を撮ったりして緩やかに登っていくと駐車場が現れた。

車が結構停まっていて、皆さん石割神社にお参りするとか石割山ハイキングの方々のようだった。小川が右手にあって、黄色の丸い橋を渡ると、赤い鳥居が立っていた。

リーダーに追いつこうとして、スマホ片手に走り出したとたんに、石に躓いて前面からすっ転んでしまった。スマホと帽子と眼鏡が飛んで、手の甲側の指を擦りむいた。ちょっと血がにじむ。後ろにいらした3人組の若者が駆け付けて下さって声をかけてくれた。スマホを拾って下さる。帽子は枯葉だらけに。眼鏡は拡がってしまったが、何とか手で押してかけることができた。膝も痛いけれど、サポーターと寒そうなので履いたタイツ2枚にスボンの4枚重ねだから多分大丈夫。指の擦り傷をなんとかしないと。やっと騒ぎに気付いたリーダーが戻ってきてくださった。白駒池の時のリーダーと同じような状況。なんでもない所で転んでけがをなさったのでしたね。危険が分かっているところでは、慎重になるので意外にけがはしないのだが...顔も少し擦ったみたい。 

指の傷にお茶をかけて汚れを落としてから、手元にあった傷テープを貼った。慌てていたので探すのに時間がかかったが。

まあ、登れそうなので、態勢を整えて、鳥居の向こうの階段の写真を撮ってから登りだした。

403段のコンクリートの階段。最初は手すりなしで、緊張したが、すぐに手すりが真ん中に着けてある階段になり、少し登ると横にベンチがあって休憩できるようになっていた。最初はベンチに寄らず、2回目の所では少し休憩。それからまた階段登り。

所々のモミジが疲れを癒す。東屋が見えて、そこで小休憩。持ち合わせのお菓子などで少しお腹を満たした。登り始めが11時半過ぎていたから、もうお昼過ぎ。女性が1人追い抜いていらっしゃった。階段登っているあたりから黒っぽい雲が広がってきた。雨だいじょうぶかしら?まあ、降られなくて良かった。

そこからは緩やかな登山道というか参道で、山中湖と雲を被った富士山が時折樹間に見らた。

緩やかなところに大きな石があった。

少し急になったと思ったら、大きなカツラのご神木があり、その先が石割神社だった。

神社の他に大きな岩に立派なしめなわが張られていた。昔通った岩が割れて通れるようになっているところを確かめてから、お参りしてから、石割山の山頂を目指す。12時半ごろ

細い笹の間の登山道を通り、一部岩ごろの道を経て、木の階段状になったジグザグの道を登って行ったら、頂上に着いた。

頂上は思っていたよりも広く草原状になっていたが、冷たい強風が吹きつけて寒い。

平尾山の方に回りたい気もしたが、その強風の中で昼食を取るのは難しい。下山して神社のテーブルとベンチの所で昼食を取ることにした。

途中の補修は麻か何かの自然素材のネットだった。

下山は順調に30分で神社に着いた。先客がいらしたので、その手前のベンチに座った。風が当たらないのでありがたい。インスタントパスタにお湯を注ぎ、持参のおかずを出して、頂く。味噌汁もリーダーが用意して下さり、熱々の味噌汁を飲むことができた。

食事が終わったころ、後ろにいらしたグループの方が、プーアル茶はいかがですか?と声をかけて頂き、熱々のお茶を頂いた。癖もなく飲みやすいお茶だった。中国でお仕事をなさったときに、中国の方からの頂き物とかで、高級品らしかった。貴重なお茶をありがとうございました。その方達、この後石割の湯にいらっしゃるとか。良いお湯ですよ!と言われたのだが、同行者が余り温泉に興味がないようで、遠慮させていただいたが、内心私は少し興味があった。アルカリ度9でお肌つるつるになるとのことだったので...

その方達の後で、私達も下山開始したが、帰りの途中で富士山の雲が払われ、一瞬頂上がはっきり見えた。

東屋の所で、前を行くその方々は石割の湯への道を降りていらした。私たちはまた階段を下りて行った。

ザックが相変わらず重いので、慎重に降りて行ったのだが、1人高齢の女性が、ザックなしのタイツ姿で階段を登っていらした。また男性の方が走るように登っていらした。私たちが下り切らないうちに、その高齢女性が追い抜いて降りていらしたが、お聞きしたら、週一回は登り降りなさっていらっしゃるとか。ビックリ。すごいですね。403段って、30~40階建てのビルの階段を登るのと同じらしい。もう一人の男性もあっという間に戻っていらして走り降りていらした。富士山登山レースにでも出られるのでしょうか?

以前は高校の運動部の方々が走って登っていたことを思い出した。トレーニングに最適かしら?

ともかくも私たちも下りはあっという間に降りられて、車道に出た。何かできているのか足の裏が痛いというリーダーに、誰か車に乗せてくれないかしら?と思いながら、淡々と歩いて行くと、横のグラウンドに中高生かな?団体の子供たちが、なんと玉入れ競争をしていた。合宿か何かの余興でしょうか?玉入れなんて、孫の運動会もコロナで見る機会も無くなり、見ることもなかったが、楽しそうだった。

その後は人に会うこともなく、バス停にでて時間を見たが、少し前にバスは出てしまって、次は約1時間後。待つくらいなら歩いて行こうかしら?と思っていたが、リーダーには無理そう。それで平野のバス停に行けば何か他のバスが来るかもしれないと、平野まで歩いた。

信号の所で、河口湖行きというバスが出て行きそうだったので手を振ったがそのまま行ってしまった。最初の路線バスで、このあたりは自由昇降区間で手を挙げれば止まってくれると言っていたが、ただし交差点や信号では乗れませんと放送していたのだった。仕方ないので、きれいな待合所に向かった。

平野は、中央高速バスの終点だが、どんな所かは知らなかった。立派なバス待合所と観光案内所ができていた。

ちょうど売店の店員さん?が外に出ていて、中で待てますよと言ってくださった。事情を話したら、もしかしたらそのバス遅れていて、石割の湯に向かって、戻ってくるかもしれない、との頃。期待して待っていると、バスが入って来た。大型車の向こう側に停まったので、そちらに慌てて移動して手を振って乗せて頂いた。どうもこの辺のバスは長い距離を走るせいか、富士五湖時間?で遅れがち。でもそのせいで乗れたのでラッキーだった。

しかもそのバス、山中湖の北側を走り、池端から東小前を通り、少し登って下ってから、長池親水公園に出た。最初の計画では、大平山あたりからこのあたりに下山する予定だったので、ここまで迎えに来ていただけるという話だったのだ。だが宿からは少し遠いので、湖岸のマリモ通りの脇を通ってホテルマウント富士入口まで乗って行った。結局山中湖の回りを一周できた。

ホテルマウント富士入口のバス停は屋根付きのしっかりしたバス停で、高速バスも止まるようだった。宿に電話して、こちらに迎えに来ていただくようにお願いした。湖岸には、自転車が3台並んだ柵?が見えて、素敵だった。サイクリングの人も多いようだ。

しばらく待っていたら、ホテルマウント富士の送迎バスが来て、聞いてくださったが、ホテルマウント富士は高すぎてとても泊まれない。ホテルは山のてっぺんに見えていて、景色も料理も設備も最高だと思うが。

その少し後に宿のおかみさんが迎えに来てくださった。夜の食事はやっていないというので、お店を紹介して頂こうと連絡したら、お店まで送ってくださるとのことだったが、送ってくださるということは食事が終わったらお迎えに来てくださるのかしら?ちょっと大変すぎますね。それでコンビニかスーパーで弁当を買っても良いのだがどこか寄っていただけるかとお話したら、近所の流行っているスーパーに寄ってくださった。すごく混み合っているお店でお弁当の種類も多くて助かった。子供連れの人たちが、バーベキューでもするらしく、美味しそうなお肉を沢山買っていらっしゃった。そういう人が沢山寄っているそうだ。

ともあれ弁当にサラダなどを買い求めて、車に戻り、宿に向かった。

歩ける距離かなと思ったが、結構距離があり、お聞きしたらバス停は梨ケ原という所だった。一昨日昨日は零度以下だったそうだが、今日は7度くらいとのこと。

お部屋はお湯の循環式だそうで、結構音が大きく、しかし止めると寒くなりそうで止めなかった。部屋はビジネスホテルよりは広くて、ゆっくり過ごすことができた。朝起きて窓の外を見たら、富士山が見えて、今日は雲一つない快晴。外に出た方がもっと良く見えそうなので、寒そうだったが外に出て写真を撮った。ただ、電線がどうしても入ってしまった。

申し込んだのは、朝食付きではなかったが、パンを前日に用意して下さっていて、一階には無料のお茶とかコーヒーとか置かれていてポットのお湯は自由に使えた。昨日食べなかったゆで卵や、買ったものの残りなどをパンと一緒に頂き、早めに朝食も終えたので、普通の路線バスのバス停で、朝2本しかないバスの早い方で、富士山駅に向かった。バス停まで本当に2~3分の場所だった。

バス停近くのソヨゴの実

富士山駅(旧富士吉田駅)ですぐに乗れる高速バスはなく、また渋滞の可能性もあったので、鈍行電車でのんびり帰ることにした。ホームから見事な富士山を見ることができた。

若い女性がこの駅の案内と富士山の写真を撮っていらして、私も取らせていただいた。良いアングルも教えて頂いた。ありがとうございました。

電車は河口湖から来たのが、機関車トーマスにラッピングされた電車で、中のシートやドアなどもトーマスの絵がついていた。それに無事座ることができた。

反対ホームに入って来たアニメのラッピング電車(河口湖行きは満員)

三つ峠駅近くからは三つ峠が見えた。

その後大月に出て、JRに乗り換えた。岩殿山を見ながら待っていると、特急が遅れたおかげで、各駅停車も遅れ、高尾からの乗り継ぎ電車に乗れず、次の快速電車になった。青梅特快に乗り換えられるようだったが、途中からでは座れそうもないので、そのまま熟睡して帰宅した。

今日登山なら風もなく快晴で、最高の景色を楽しめただろうが、翌日、リーダーは目の治療の予定があり、私も仕事が入っていたので無理だった。まあ、雨や霧に会わずに登山できたので良しとしよう。

途中で見た唯一の花、先残りのリンドウ

 

 

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