新 風のふくままに 

写真付きで日記や趣味を書く。プロフィールを変えました。

2024.8.23-24唐松岳登山―八方池山荘往復(前半)

2024-08-26 | ハイキング・登山

22日の夜行バスで、白馬八方へ。眠り薬を飲んでしばらくは熟睡できた。朝3時過ぎくらいから、穂高とか途中止まる場所で、ライトが付き初め、眠れなくなった。台風予報もあり、天気が気になる。薄明るくなってきて、カーテンの隙間から外を見た。かなり雲があるが、雨は降っていなかった。山もくっきり見えていた。天気大丈夫かな?

白馬八方バスターミナルで降りて、石川県からの友人の方と合流。このコースは何回か登っていらっしゃるということで心強い。

季節や曜日によって、ゴンドラリフトの開始時間が異なり、金曜日は7:30からだった。土日は5時頃からやっているのだが、驚いたことにバスが金曜の夜は満席で、木曜日のバスも空きは2席だけだったので、慌てて申し込んだ。

元々は白山登山予定で、個室のある山小屋を4月に申し込んだのだったが、それも土曜日は取れなくて、金曜日にしていたのだ。参加者のご都合で、中止になったから、もう少し楽な山を、と考えたのが唐松岳だったが、北アルプスの初級コースだったけれど、そう楽でもなかった。

唐松岳なら参加なさるということで、急遽3人パーティになって、7時半のゴンドラの切符売り場に並んだ。その方が150円割引の券を持っていらっしゃって、ほんの少し割り引いて頂けた。往復3150円。ゴンドラとリフト3本の通しの券だった。

今は黒菱平への黒菱スカイラインというのがあって、車でそこまで行けるそうなのだが、駐車場が直ぐに満車になるらしい。そこから直接は登れなくて、リフトを乗り継がないとならないそうだが、上の方からリフトに乗れるから、20分位早く登れそうだったが、今回は下からゴンドラを使うことになった。

7時半ぴったりにゴンドラに乗れて、ほとんど一番乗りだったが、途中写真を撮ったりしていて、リフトでは他の方に追い抜かれてしまった。

最後のリフト乗り場の間に小さな湿原があった。

リフトの乗り継ぎは少しの距離を歩けばよいので、それほどは負担にならない。

家でザックの重さを測ったら、11㌔以上もあって、こんなに重いとバテルと思って、とりあえずなくても良さそうなものを置いて出た。いつもは入れておく非常食も余分のものは取り出してしまった。水も重いので2本出した。ちょっと失敗。

最初は雲が多かったので、雨になるのかなと思ったりしたが、最後のリフトを下りたら、雲が切れて晴天になった。暑い。

八方池山荘のところから木道と石ごろの道に分かれる。石ごろの道の方が、白馬連峰の展望が良いそうだが、私たちは先が長そうなので、木道コースを辿った。両側には花が多くて、目移りするが、ゆっくり写真を撮っていると置いて行かれるから、ピント合わせもせずに写真を撮りまくった。

カライトソウのピンクが目立つ。

タムラソウの赤紫も可愛い。八方池山荘とリフト乗り場を見下ろす。

木道から石ごろコースに入った。展望が開ける。

反対側のワタスゲの草原

石ごろコースと木道の合流点の近くに、トイレがあって、ここは水がでた。暑いので、首に巻いたタオルを濡らす。

第2ケルン(息ケルン)は、遭難された息子さんの名前を刻んでいるそうだ。

まもなく、八方ケルン。

このあたりは観光客も多い。

ベンチのところで、飲料休憩。かんかん照りで、暑いから上着を一枚取った。

それから、また歩く。花や山の景色に癒されながら歩けるから楽しい。

花畑の間を緩やかに登っていく。

サラシナショウマやたむらそう、ワレモコウの群落。

サラシナショウマが近くに咲いていた。

突然八方池が見えて来た。

先を急ぐので、池には寄らずに唐松岳への道を辿る。

こちら側から見ると、池に山々が写っていた。

しばらくすると樹林帯に入った。下の樺という所かしら?

平らなところもあって、ホッとする。

ベニバナイチゴの実やヒョウタンボクの赤い実が目立つ。ナナカマドの実はまだ色づき初めのものが多かった。

実はもう少し色の薄いものを一つ口に入れたが、酸っぱく渋くて吐き出してしまった。同じような人が多いと見えて、そのあたり、実が沢山落ちていた。

ちょっとガスって来た。

大分登ってガレ場のトラバースになると雪渓かなと思うが違っていて、また樹林帯に入った。上の樺か?

この辺が雪渓だと思うと言われて、標識を見たら、扇雪渓と書かれていた。

大分小さくなった扇雪渓、6月頃には雪渓の上を歩けるとか。

ここで小休止している人も多く、私達も荷物を減らす目的で、インスタントおにぎりを作った。家から持参したお湯は熱湯というわけには行かず、最低でも15分は待たないとならないのに、先を急ぐせいか、まだ少しじゃりじゃりするものを表記に従って開けて食べた。腹持ちしていいかな?

食べている最中に、地元の?中学生くらいの学校の一団が休憩にやって来た。

彼らが班に分かれて出発する頃、私達も出発。元気な一段だったが、中には、体調不良になったお子さんもいらして、先生がザックを3つ抱えて登ったりされていた。引率も大変ですね。

登り切ったところに丸山ケルンがあった。中学生?達はそこで集合写真を撮っていたが、上までは来なかった。

私達は、そのままトラバース気味の道を登って行った。道の上部にはバツ印が。

霧のかかったトラバース道

この先、以前登られた友人は、緩く撒いた道があったのだが、とおっしゃったが、崩落したらしく、通れなくなっていて、新しい急な道ができていた。

細い切れ落ちた橋に緊張。

当たりは霧で真っ白。風もすごくなる。

山小屋が見えて来た。

ザレタ台地から急な階段状の道を降りた。

回り込むと入口があった。見えているのは五竜岳への登山道のようだ。

唐松岳は南に向いて、右側だった。

受付で手続きをした。元気だったら山頂まで登るのだが、私達はへとへと。この道を疲れて辿るのは危険、という判断で、翌日早朝に登ることにした。

本館と南館では料金が違って、南館は外を歩いて、食堂に来なくてはならないというので、足の痛い私たちは本館を選んだが、ホームページに記載されていた金額よりも1000円高かった。ただ、朝食を弁当にしてもらいたいと、話したら、弁当はやっていないとのこと。それで、5時までに戻れないかもしれないので、朝食なしにしていただいた。

山小屋は雨水でやりくりしているそうだが、水不足で、トイレも洗面所も一切水が使えないとか。トイレには一応大型のペットボトルに雨水が入れてあって、どうしても必要ならそれで流すように書かれていた。基本どこも、水は出なかった。アルコール消毒液が置かれていて、それで消毒するようにと書かれていた。

雨水そのものも一応販売はすることになっていたが、水不足だから飲み水用(煮沸したもの)以外は販売しないと言われる。煮沸水は500CC400円、玄関の自販機に天然水が500円、ポカリスエットが600円、あとコーラも売っていたが、値段は見なかった。室内にはビールも売られていた。お湯も販売していた。

お握り作って残ったお湯、捨ててしまったけど残念でした。100㏄でも100円の価値はありました。

朝ごはんが足りないので、コモパンを購入したが一つ400円。それもあまり残っていないみたいだった。行動食セットにパンとかソイジョイとか入って1500円だったが、まあ、チョコ菓子とかは持っていたから、非常用にはそれでよいかな?いつも入れている非常用のパスタなどは重くなるので取り出してしまっていたけど。

2階の部屋、と言っても2段ベッド式の今は上下4人に左右があって、最高16人部屋だった。私たちは下段で、1人来るかもと言われたが、3人だけで済んだ。昔は一区画6人だったみたい。

しかし空いている区画もあるのだが、掃除などの効率上、まとめられたみたいで、結構窮屈。ザックは廊下に出すように言われた。部屋でいろいろ取り出して、ごみだけザックに入れて廊下に置いた。棚があるので助かった。またハンガーラックも部屋に有って、便利だった。

高度慣れにはすぐに寝ない方が良いと言われるけれど、クタクタでそのまま布団に寄りかかって昼寝。

夕食の17:00前に下に行って、外を眺めてみたが、霧がかかってあまり見えなかった。その時間でも山頂に向かう人がいてびっくり。日の入りを見るためだろうか?

夕食は、広い食堂で、ご飯を頂いて席につき、味噌汁とほうじ茶をついで頂いた。ご飯と味噌汁はお替り自由だった。ハンバーグは手作り風で美味しかった。

お味噌汁はお替りした。塩分補給にもなりますね。

食後、高価な水を少しだけ使って、歯磨き。と言っても歯磨き粉は使えませんが。顔は、一応顔拭き用のティッシュを持って来ていたので、それで拭いた。ビ〇レで匂いが強くて嫌だったけれど。

私は膝の湿布を取り換えたりして、一応ズボンだけは緩い薄手のものに着替えた。全員揃うと、人いきれで暑くなる。誰かがドアを閉めてしまっていて、すごい暑さになってしまった。

7時ごろには眠りについてしまったのだが、途中で暑くて目が覚めた。しかしドアを開けてよいものか分からず、結局締めたのだが、夜中誰かがドアを開けるようにしてくださって、何とか眠れるようになった。人いきれって、すごいですね。2重窓の一枚を少し開けたが、誰かが全部空けてあった。外側の窓そのものを開けると虫が入ってくるかもしれず、開けられなかった。

この山小屋、個室料金が高く(18000円)て、私達は申し込まなかった。6人なら良いけれど、2-3人ではね。

 

 

 

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