『時は来た!』
大会前ブログで、このように書いた私。
『浜松地区、初の黒帯が出るかも知れません。強くなりましたョ、みんな。』などの言葉どおり、ついに浜松地区からは初となる黒帯が誕生しました。しかも‥3人も!
他の教室所属とはなりますが、高台教室や本部道場一般部での強化練習で、週2回、私が指導をしてきたH.ダイスケを含めさせて頂くと、生徒達からはダイ、タイシン、サワの3名の優勝者と、M.ダイスケ、ナギト、カイトの3名の準優勝者が出るカタチとなったのです。
私は普段から自信溢れる発言をしてきたかも知れませんが、それは私の指導に自信があるというよりは、子供達のヤル気、そして子供達の成長と実力に自信があると思っての発言でした。
私が浜松に移動してきて約2年。以前、豊橋でも2年間指導をする中、私自身が育てた感のある中では、二人の黒帯が誕生したわけで、浜松でも『そろそろ‥』と、思ってはいたのです。でも、その予想をこえる子供達の活躍。じつにイイ意味で、夏の全国大会に続きタイヘンな大会となりました。
思えば約2年前、各教室全体で空手用サポーターを用意してもらうことから始まり、私なりの組手理論を『軸』にして方向性を決め、なるべく実戦に近いカタチの組手稽古を積み重ねてきた。
時に泣きながらの稽古を重ねてもきましたが、その『行い』が、その『道』の中で、ごく『自然』なカタチであるならば、私はおのずと『結果』は出るのだろうと考えてきました。
今大会、教室の子供達全体の結果や内容を見たり聴いたりしても、本当によく頑張ったと思えます。それは当然、結果の出なかったパターンを含めてです。
結果は出なかったとしても、指導者として本当に大切だと思っているのは、その『流れ』の中で、物事にどれだけ真剣に取り組めるのか?ということ。
取り組みの中で、意識が高ければ高いほど、世の中の『本質』は見えやすくなり、それを知れば知るほどに、その精神は空手道だけで無く、日々の生活にも応用でき、また自分自身や他人をも生かして行くことに繋がって行くからです。
生活や稽古などの準備段階から、そのプロセスの中にも『大きな闘い』はあるわけで、もし大会での結果は出せなかったとしても、本当にマワリも認めるくらい自分自身のチカラを出し切れたなら、それこそが本当の意味での『勝利』なのだと思うのです。
泣き笑いの中で、一生懸命に頑張ってきた2年間。
それぞれの子供達に、たくさんの物語がありました。
そして、それぞれの空手道という物語は、まだ続きます。
【物語の最後の1ページ】
最後の1ページが、特別に美しくなくてもイイから、それを良いカタチでシッカリと残せるなら、それは儚さと尊さの中で、子供達の人生を支える、大きなチカラになることでしょう。
今大会を駆け抜けた子供達。そんな我が子達を、私は心から誇りに思います。
最後にもう一度、子供達に伝えたいことは、いつも言っているように、この現実がどこから繋がっていて、どこに繋げて行かなければならないのか?ということ。
受けてきた『恩恵』に感謝し、少しでも『返して』行こうという気持ちを、いつも、いつまでも大切にして下さい。(^-^)v
【今日の一枚】
★写真は‥大会後の記念撮影。
【教室長の一言】
☆『結果ばかりで無く、子供達の頑張りが本当に嬉しい一日となりました。応援や御手伝いをして頂いた保護者の皆様、心から感謝しております。ありがとうございました。』 m(_ _)m