ついに東海大会において、白脇教室ではタイシンとサワがト―ナメントを制覇して優勝、浜松地区では『初』となる黒帯を取得することになりました。
以前にも書きましたが、二人に共通しているのは『素直で頑固』なこと。
この2年間、二人の組手を見てきましたが、私が『軸』としている立ち技の技術的部分を、二人は特に大切にしてくれていると感じていました。
武道や格闘技でも、技術というのは『いくつも』あり、そのル―ルによっても闘い方‥『鬪法』への技術的なマトメ方は、それぞれの指導者によっても違ってくるでしょう。
私が指導するスタイルの中でも、それぞれに個性もありますから、サワなら『Aタイプ』、タイシンなら『Bタイプ』といった感じで違いも出てくるわけですが、私が『ソコだけはブレてはイケない』と言ってきた、このスタイルの中心にあるものを、二人はよく守ってきてくれたのだと思います。
豊橋で指導してきた時代を含め、子供達の全体的なレベルや黒帯を取得する率も上がってきたとは思います。でも、私が技術や理論的なことを指導したならば、誰でも優勝出来る、レベルが上がるというわけでも無く、何よりもイチバンに考えなければならないのは、実際に行動してきた『本人の努力』があってこそ、という部分なのです。
私が浜松での指導を始めた2年前、スタイルチェンジへの戸惑いからも、タイシンだって2ヶ月くらいのスランプ状態だって経験してきたわけで、それらを乗り越えるためにも、生活なども含めた日々の努力を怠らなかったことが、自らを優勝へ導いた最大の理由なのだろうと思うのです。
そのような流れの中、良い結果も出たわけですから、私も保護者の皆様も、子供達へのサポート的なことは、うまく出来た部分があったのかも知れないとは思ってます。
以前タイシンのお父さんから、こんなことを聞きました。
お父さんの技術的なアドバイスに対して、あの穏やかな性格のタイシンが、『お父さん、僕は先生の言うことしか聞かないョ』と、言ったそうなのです。
『素直で頑固』
それを良いとか悪いとかの判断や線引きをするつもりはありません。そんなことよりは指導者である私を信じて頑張ってくれた、子供達の『純真』をとても嬉しく思うとともに、そんな子供達の気持ちに応えるためにも、指導者としては更なる高みを目指して行かなければと、あらためて気を引き締める思いであります。
二人が残した道。そして確かな道標がある中で、今後、後輩達がどのように育って行くのか?
それがまた、楽しみになってきたトコロなのです。(^-^)
【今日の一枚】
★写真は‥東海大会・優勝者のタイシン&サワ。浜松地区、初の黒帯です!
【教室長の一言】
☆『タイシン、サワ、おめでとう!そして、ありがとう!』 (^-^)