武道の稽古とは、普段の生活空間とは、かけ離れた空間の中にあり、型や礼儀作法を大切にすることで、稽古をするたびに内面を見つめ直し、物事に集中することから自己を高めて行く、まさに修行の場となっています。
そして、いつかは『巣立ち』をする子供達ですから、このような武道としての稽古の場で、自立心も養って行きます。
たとえば、師と生徒達が一生懸命に取り組む中でも、良い悪いを含めての『結果』というものは出るでしょう。しかし、お互いが真剣に向かい合うことから生まれる『絆』の中、その結果や運命的なものをも共に『受け入れて』行こうとする、そのような精神面の学びもあります。
もちろん、御互いに思い込みの一生懸命だってありますし、子供の運動能力が突出していたり、指導者との方向性が異なるなら、保護者の皆様の見極めの中、場所や師を選ぶという選択も、子供達の良き成長のためなら、それもアリでしょう。
ようは、どれだけ物事に対し、真剣なのか?
どのような状況にあっても、我々、大人達がイチバンに考えなければならないのは、子供達への教育的側面。
向上をして行くことが目的なら、技術的にも精神的にも、更なる高みを目指すのなら、今以上の環境を考えて行くことも、また自然なこと。
武道教育の中にも『学びのシステム』はあり、それらカタチを守ることは、子供達の更なる成長を考えるうえで、より大切にしなければなりません。
型、礼儀作法、上下関係など、それらすべてに意味合いがあり、武道の稽古は、ある意味、人生の縮図ともなっています。世の中の仕組みや自然界の流れの中にある軸、その中心にある大切なものに気付いて行くためのキッカケの『場』。
だからこそ、場の雰囲気づくりには拘るわけで、私自身の反省を含め、来年は更に『武道としての教育』を、意識して行こうと思ってます。
いつも御協力を頂いている保護者の皆様には、いつも感謝の気持ちでいっぱいです。
そして、このような想いのもと、子供達と共に頑張って行きたいと思っておりますので、保護者の皆様には、今まで以上の御協力を頂けたら幸いです。 m(_ _)m
【今日の一枚】
★師と弟子。
【教室長のヒトコト】
☆『今、私に必要なのは、信念と実行力。子供達の未来のために‥』 m(_ _)m
※高台教室のブログは御休みします。