浜松市の子ども空手道場☆浜松スポーツ少年団【武道禅空手 流拳會-Rukenkai-】

~浜松市の各地区で毎日5時台から始められる子供カラテ道場
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3月31日 ◇道場ブログ…【空手道の向こう側 〜応用力を養うために〜】

2017年03月30日 | 教室の出来事




井口道場の空手…組手スタイルには、禅道会空手の中でも独自の部分が多くあります。それは理論から稽古法まで。

だから、独自性もあるだけに、そのスタイルの軸の部分の精度を上げるためにも、縛りが多いのも事実です。スタイルの軸の部分とは、独自の組手スタイルの基礎的なこと。

まずは、この世界での成功と失敗の経験の中で指導者がいますから、指導者が経験し、考えてきたことを徹底してやらせること…または基礎を大切にすることは、きっと他の分野の物事でも共通する部分はあるでしょう。

たとえば寿司職人の世界だって、下積みがあり、そして握り方ひとつ教えて頂くという順序がある。そこで一人前になって、初めて創作寿司のような次元にも移行できるように。

まずは何事も基本的なことが大事と言われるように、井口道場では徹底的にスタイルの軸は精度を上げさせ、守らせるということを心がけています。

それがあっての…そこからの…応用力と想像性。


少年カラテ…

たった数年間という短いスパンで結果を出し、自信にも繋げるという目標があるのなら、格闘技界のあらゆる技術を導入するという考え方は、引き出しを多くするようにも見えますが、じつは子供達を器用貧乏にするだけの恐れさえある。

大人のように生涯の空手修行になるなら別ですが、少年カラテの修行期間は短い。だから指導者が、技術的にも精神的にも方向性を示して行くことは、とても重要なことなのだと思うのです。

少年カラテの世界全体を見ても、なんとなくの反応でやってる組手も多いですから。

よく世間では、縛りは個性の成長を妨げるとも言われますが、それはその通りでしょう。

ならば、縛りの多い井口道場少年カラテの中で、想像力、想像性は養いにくいのか?

と言うと…

そうではありません。

あくまで縛りとは基礎的な部分であって、応用の部分は、かなり自由。

その証拠にウチのトップ選手は、試合でも構えない子もいるくらいですから。じつは…厳密には、これも技術なんですけどね。

更に技術で言うなら、それは『フェイント技術や駆け引き』の部分もそう。

それらも自由にイメージをさせますし、やはり創造性や想像性を養うには、応用の部分こそ自由にさせるべきであり、でもそれは、あくまで基礎があってのチカラということになるのです。

【脳内に入れた、基礎という情報量が無ければ、想像性からくる応用力はありえない】


だから、そこに縛りがあるほうが、個性を伸ばしていくための準備段階として考えたとしても、必要なことと考えます。

ウチの道場の場合は…特に。


先日も東海大会での選手の活躍を書きましたが、何人かの選手が身体能力差をこえて勝利しているのは、まさにソコ。

井口道場の組手スタイルの軸を守りながらも、時には構えない子…カウンターのタックルばかり狙う子…バック ステップが多く、逃げてるように見えるのだけれど、じつは確実にポイントを取っている子と様々です。

もちろん、だからといって、どの道場にもカラーがあるので、どれが良い悪いとは言いませんが、井口道場として、とりあえず過去の結果的なものを見ても、小学校高学年から中学生までの、とくに技術面や精神面が問われる生徒たちが、全国大会や地区大会においても高い確率で入賞できることからも、私は自信を持って子供達の想像力、応用力も伸ばして行けると…

宣言しておきます…^_^

……(_ _)