ある韓国の先生が日本人の友達とデパートに行ったときのこと。
アクセサリーコーナーで,日本の友達が「韓国語でネックレスを何というのか?」と聞いたので,教えてあげたところ,その日本人の友達は急に吹き出しそうになったそうだ。
なぜ彼が笑ったのか?
ネックレスは外国語である。
日本にも「首飾り」という言い方はあるように,韓国語にも固有の単語が存在する。
無理やり直訳すると「首に掛ける物」という意味だ。
まずハングルで「首」のことは,목という。
そして「掛ける」という動詞は걸다。
この「掛ける」という動詞を名詞化するために語尾を変えると걸이。
これで「ネックレス」を表す韓国語ができる。
목걸이
これを発音すると「モッコリ」になってしまうのだ。
「多い」という形容詞がある。
많다
「多くて」という形は 많고である。
この単語を使った例文を初めて使った後,発音してみてちょっぱり「やばい」と思った。
신주쿠는 사람도 많고 차도 많습니다. (新宿は人も多く,車も多いです)
韓国語を習い始めのころ,若い女の先生がこの単語を連発しているのを聞いて,にやけたり発音を躊躇したりした学生も多いのではないだろうか?
うちのクラスでは,韓国語を習い初めてすでに1年半以上経っているので,クラスにいる女の子も平気でこの形容詞の例文を大きな声で発音している。
しょせん音は同じでも,頭の中で言語を切り替えて話していると気にならなくなってくるのだ。
発音の話ついでにもう一つ面白い話題を。
これから書くことは,昔々,日本人の先生から聞いた話。
ただ,相当前の話らしいので,いま現在「その言葉」を使っているかはわからない。
日本語で「電球」のことを「タマ」という。
電球の寿命が来て,明かりがつかなくなったとき「タマが切れた」というが,韓国にもこの電球のことを다마と発音する人がいるとのこと。
問題はここから。
私に韓国語を教えてくれている日本人の先生が,韓国に留学して間もなく下宿に入ったそうだ。
そこには若い娘がいて,たまに母親を手伝うこともあったそうだ。
そして,ある日その女性が廊下の蛍光灯が切れているのを見て大声でこういった。
어미니, 긴 다마 있어요?
先生はものすごい衝撃を受けたという。
うら若き乙女が,あんなこと大きな声で「○×タマ」というなんてって。
そのとき切れていた「長いタマ」とは棒状の蛍光灯のことなのだが,韓国語でいうと,日本人は驚くと思う。
길다(長い)の連体形は 긴であるから「長いタマ」は 긴 다마になる。
それでは皆さん,大きな声で言ってみよう。
さて,ネックレスが出たので,笑った後は,もうちょっと「掛ける物」のお話をしよう。
次の「掛ける物」はなんだろうか?
옷걸이
この옷は「服」のことである。
つまり「服を掛ける物」=「えもん掛け」。「ハンガー」である。
それでは,次は何だ?
턱걸이
この 턱とあh「あご」のことだ。じゃあ「あご掛け」って何だろう?
辞書を引けば直ぐ出てくるのだけど,ちょっとだけ想像してみてください。
答えは「懸垂」だ。
なるほど!鉄棒にぶら下がって,その棒にあごを掛けるようにするから턱걸이である。
*古狸案先生の「役に立たないはずがない韓国語」から。(みなもとせいいち)
●こちらもあわせてお読みください!
アクセサリーコーナーで,日本の友達が「韓国語でネックレスを何というのか?」と聞いたので,教えてあげたところ,その日本人の友達は急に吹き出しそうになったそうだ。
なぜ彼が笑ったのか?
ネックレスは外国語である。
日本にも「首飾り」という言い方はあるように,韓国語にも固有の単語が存在する。
無理やり直訳すると「首に掛ける物」という意味だ。
まずハングルで「首」のことは,목という。
そして「掛ける」という動詞は걸다。
この「掛ける」という動詞を名詞化するために語尾を変えると걸이。
これで「ネックレス」を表す韓国語ができる。
목걸이
これを発音すると「モッコリ」になってしまうのだ。
「多い」という形容詞がある。
많다
「多くて」という形は 많고である。
この単語を使った例文を初めて使った後,発音してみてちょっぱり「やばい」と思った。
신주쿠는 사람도 많고 차도 많습니다. (新宿は人も多く,車も多いです)
韓国語を習い始めのころ,若い女の先生がこの単語を連発しているのを聞いて,にやけたり発音を躊躇したりした学生も多いのではないだろうか?
うちのクラスでは,韓国語を習い初めてすでに1年半以上経っているので,クラスにいる女の子も平気でこの形容詞の例文を大きな声で発音している。
しょせん音は同じでも,頭の中で言語を切り替えて話していると気にならなくなってくるのだ。
発音の話ついでにもう一つ面白い話題を。
これから書くことは,昔々,日本人の先生から聞いた話。
ただ,相当前の話らしいので,いま現在「その言葉」を使っているかはわからない。
日本語で「電球」のことを「タマ」という。
電球の寿命が来て,明かりがつかなくなったとき「タマが切れた」というが,韓国にもこの電球のことを다마と発音する人がいるとのこと。
問題はここから。
私に韓国語を教えてくれている日本人の先生が,韓国に留学して間もなく下宿に入ったそうだ。
そこには若い娘がいて,たまに母親を手伝うこともあったそうだ。
そして,ある日その女性が廊下の蛍光灯が切れているのを見て大声でこういった。
어미니, 긴 다마 있어요?
先生はものすごい衝撃を受けたという。
うら若き乙女が,あんなこと大きな声で「○×タマ」というなんてって。
そのとき切れていた「長いタマ」とは棒状の蛍光灯のことなのだが,韓国語でいうと,日本人は驚くと思う。
길다(長い)の連体形は 긴であるから「長いタマ」は 긴 다마になる。
それでは皆さん,大きな声で言ってみよう。
さて,ネックレスが出たので,笑った後は,もうちょっと「掛ける物」のお話をしよう。
次の「掛ける物」はなんだろうか?
옷걸이
この옷は「服」のことである。
つまり「服を掛ける物」=「えもん掛け」。「ハンガー」である。
それでは,次は何だ?
턱걸이
この 턱とあh「あご」のことだ。じゃあ「あご掛け」って何だろう?
辞書を引けば直ぐ出てくるのだけど,ちょっとだけ想像してみてください。
答えは「懸垂」だ。
なるほど!鉄棒にぶら下がって,その棒にあごを掛けるようにするから턱걸이である。
*古狸案先生の「役に立たないはずがない韓国語」から。(みなもとせいいち)
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