上級韓国語 - ちょんげぐりの世界

韓国語の勉強もそろそろビジネスクラスへ乗り換えましょう。上級韓国語をめざして,古狸案先生の授業は随時更新中です。

06 南大門

2009-01-31 | ユーモア
韓国の首都「ソウル」には大きな市場が2つある。
それが南大門市場と東大門市場である。

남대문 시장

南大門市場では基本的に値札の表示がなく,すべて値段交渉で価格が決まる。
つまり年末のアメ横みたいなことを一年中やっているともいえる。
ここで繰り広げられる熱気は「生きる活力を与えてくれる」と言う人がいるほどすさまじいものがあるらしい。

ちなみに,この値段交渉制を取り入れた「南大門市場」,「東大門市場」という名前の韓国系ショッピングモールが,東京の渋谷や錦糸町,横浜などにオープンしている。
私は錦糸町の駅ビルの中にあるショッピングモールに行ったことがある。

しかし南大門市場と銘打っているが,その規模は韓国物産展の域を超えておらず,また眼鏡や女性ものの下着といった小生には縁もゆかりもないものばかりで,すきあらば会話の練習をと考えてわざわざ足を運んだのに,ちょっと幻滅してしまった。

閑話休題,さて,今回のスキットである
A氏 「あー,すっきりした」
B氏 「おい,南大門が開いているぜ!」
A氏 「げ!」

何が何だがさっぱりわからない会話だったと思う。
実はA氏はトイレいったのだ。
それでは「南大門が開いている」ってどういうことだろう?

남대문이 열려 있다.

これは謎かけである。
南大門の「南」という文字は同音異義語で「男」を意味する漢字でもあるのだ。

남대문(男大門)

ここまで書けばピント来た人もいると思う。
地域によってちがうようだが,男がズボンのチャックを開けっ放しにしているとき,友達が「社会の窓があいているよ!」とか「世界の窓があいているよ!」とからかわれたとこはないだろう?

つまり韓国でも「ズボンのチャックが開いているよ」というのを,南大門にひっかけて「男の大門が開いている」と表現するというわけ。

2,3日前のことだが,休み時間になって,いまさっき習った文法や単語をブツブツ言いながら用を出して帰ってきた。
授業が始まって,ふとズボンの前を触ってみたら,チャックが開いていた。
つい最近まで男ばかりのクラスにいたのだけど,今は女性もいるクラスに編入したので,もしや女性に恥ずかしい姿を見られえたかもしれない。

だけど,ズボンのチャックを上げながら,つい「南大門が開いていたなぁ」とつぶやいてしまうのは,私が韓国語オタクだからだろうか?


*古狸案先生の「役に立たないはずがない韓国語」から。(みなもとせいいち)

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