唐津といえば、呼子のイカは有名ですね。
その呼子とその先の、かつて離島だった加部島(かべしま)を結ぶ「呼子大橋」が
平成元年に架けられました。730mにも及ぶ大きな橋です。
その加部島にある「田島神社」
森を背に、海を見下ろすような形で建てられた田島神社。
石造りの鳥居が海との際に建てられ、
荒波で知られる玄界灘を安全に渡るために祈願された、
玄海の海上守護の神として知られています。
創建が731年と言われ、肥前最古といわれ
遣唐使を派遣する律令国家をはじめ、松浦党や玄海の漁師たちの篤い信仰を集めたそうです。
源頼光が寄贈したと言われる鳥居や
元寇の時の蒙古軍の礎石、
豊臣秀吉ゆかりの太閤石などがあります。
また、「肥前国風土記」に記された松浦佐用姫伝説にまつわる、佐用姫神社もあります。
ここに祀ってある望夫石は、朝鮮半島に船出する大伴挟手彦をいとおしみ、その悲しみのあまり
佐用姫が石になったものだと言われます。
訪れる人の心を打つ「夫恋ひ」の万葉碑もあります。
歴史を感じる素敵な場所です。
(唐津市街より車で約30分)