かずさんの、ふらり日々是好日の記

ふっても てっても  日々是好日  泣いてもわらっても 私の一生の中の きょうが一番いい日だから

951 もし自分が、言葉が違う国に働きに行ったら

2013-09-30 | 2013立秋~
 1900年代の初め、100年ほど前に日本人のブラジルへの移民が始まりました。
 ポルトガル語の国ブラジルに生活のために新天地を求めに行った方々は、先ず言葉や日常の生活にとても困ったんではと想像できます。

 人口減少の国日本では、アジア、南米などからたくさんの方に来てもらって、日本の活力維持のために働いて貰うことが選択肢の一つになっています。

 そういう中で、大阪でもいくつもの識字、日本語教室が有ります。古くは戦争や差別、経済的事情などで教育を受ける機会が得られなかった人々を対象にして始まって、現代では新たに日本で生活を始めた外国の人々もたくさん学んでいるようです。
先ごろ、このような日本語や、生活や仕事に必要なことがらを学びたい人々が集う教室をほんの少し見聞きする機会を得ました。

::::::
 考えると、冒頭の日本人の移民の方は、アルファベットも初めて見るような状態で、現地で生活をするための苦労は想像もできないものだったんでしょう。現代こそ、殆どの日本人は、アルファベットはわかるでしょうが、もし自分がどうしても言葉も文化も全然違う世界に行って働くことになって、周りに相談できる日本の人も少ないということになったら、心細いし、現地の人の援助があればとても嬉しいでしょう。

 教室では、日本人ボランテイアのパートナーと外国の人が、マンツーマンで学習されていましたが、20代後半のアジアの男性が、小学2年生の国語のドリルで漢字の書き取りをされていました。 もし自分が、言葉が全然違う国に働きに行ったら、その国の新聞を読めるようになるには、ものすごい努力と時間が要るんだなと改めて思い知った次第です。
:::::::::::::

 今夜の報道では、快晴の日々が続くはずのこの時期の北京では、大気汚染で天安門広場の毛沢東の肖像も煙って見えるとか、さて、今年の日本の冬もPM2.5で悩まされるのでしょうか、早めに空気清浄器を用意しておいた方が良さそうですね(^_^;)
 この絵は、東京国立近代美術館所蔵の梅原龍三郎の「北京秋天」です。






最新の画像もっと見る

コメントを投稿