かずさんの、ふらり日々是好日の記

ふっても てっても  日々是好日  泣いてもわらっても 私の一生の中の きょうが一番いい日だから

990 沖縄全戦没者追悼式から

2014-06-23 | 2014立夏~
 昼のテレビで、沖縄の摩文仁で追悼式が行われたとのニュースを見ました。

 もう40年ほど前になりますが、全国から20代後半から40歳ぐらいまでの約50人ほどが東京・市ケ谷の今で言えば防衛省の隣にある施設で、半年近く寄宿舎生活での研修に派遣されました。
 その研修には、復帰前の琉球から同じ職種の人が3人参加されていました。

 翌年5月沖縄が返還され、研修同期の方と仕事での付合いが深まりました。

ある時、沖縄に出張する機会があり、同期の一人が沖縄の各地を案内してくれました。嘉手納の米軍基地や、摩文仁の丘にも参りましたが、どちらと言うと観光気分でした。

その際、彼がポツリと「自分の母や兄弟も、あの戦争で亡くなりました。」ともらしました。
それ以来、住民の4人に一人が亡くなった沖縄戦のことについては、軽々しく口に出来なくなりました。




 http://www.pref.okinawa.jp/site/kankyo/heiwadanjo/heiwa/7623.html

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 日本には、広島、沖縄、九州の知覧などの特攻隊基地、広島の江田島など、先の戦争のことを知り考えさせてくれるところがいくつもあります。

前の戦争に大きく係わった世代は、二度と戦争はしたくないと平和を希求する気持ちが強いと聞いたことがありますが、足元では集団安全保障の議論が永田町で進んでいます。
他国が国際ルールじゃなく自国の立場を力で通そうとしてきた時に日本人はどうすべきなのか?

東京大学が学園紛争で卒業式を6月に延ばした年に研修を受けていた世代の一人として、先ほどの地方に行くことがあれば、自分や周りの人が武器を持って戦うと言うことに真剣に向き合って、考える機会にしたいものです。
 

 



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