かずさんの、ふらり日々是好日の記

ふっても てっても  日々是好日  泣いてもわらっても 私の一生の中の きょうが一番いい日だから

934 incubation room

2013-07-03 | 2013立夏~
 JR東海が新幹線車内誌として発行している「ひととき」があります。6月号の千 宗室さんが毎号寄せられている「京都の路地 まわり道」44で、昭和の老人(としより)の題の中で、次のような文を寄稿されています。

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・・・・人生の隅々を経験した老人には未知の事柄は少ない。正直言って未来を経験するために必要な時間は減るばかりだ。しかし昭和の老人の佇まいには焦りが感じられなかった。これからは知りえたことを年下の人たちに伝えていくのが唯一の務めであると心得、その腰を据えているように感じられた。・・・

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名古屋港に勤務しているとき、incubation roomなどと称して、同じ部の20代~30代の方々と時間外に部屋にそれぞれ飲み物やお菓子を持ち込んで、 日経新聞にある貿易関係の記事を取り上げて、これはどういうことか、どこが私たちの仕事に関係があるのか、背景や広がりはどうなるのかなどを自由に言い合う機会を持っていました。

 たぶん、身の程知らずに、私の中に次々世代にいい加減かもしれないけど旧い世代が何かを伝えていきたいとの気持ちがあったのではと思います。もしかしたら、集まろうと声かけられた方々には、迷惑だったのかもしれませんね・・・。

 7年前にこのブログを立ち上げた動機は、その延長線だったのかもしれませんが、face to faceのような刺激が少なく、いつかdiscourageして1年ぐらい休んで、今のスタイルになっています。

先ほどの、千 宗室さんの言葉に接して、40年以上の少ないながらも知りえたことを伝えていく時間がそう長くないことをちょっぴり改めて思い至りました。
なかなか、腰が据わるのは凡人には難しいですね(^_^;)伝えていくことがあるのか、ネットで膨大な玉石混交の情報が得られる時代でもありますし、自問自答です。

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金曜日から1泊で、関門海峡をまたぐ出張に出かけます。
私の部屋の扉には、あちらの酒場でもらった海峡を通る貿易船の小さな写真がかかっています、その時の職場や住まいから眺めていた懐かしい風景です。


 



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