
本件には、いろんな要素が絡んでいますが、今年の8月18日の日本郵便のホームページで「郵便事業会社における通関士の募集」という記事が載りました。
詳しくは、先ほどのページにリンクしている「国際郵便物の通関業務等に従事するスペシャリスト社員の募集要項」に詳しく出ていますが、東京(江東区新砂)と大阪(泉南市泉州空港)の国際支店勤務で、通関士の経験半年以上、年齢不問で随時採用となっています。
採用数は書いていませんが、業界誌の記事では20万円超の国際郵便物は年間18万個とされていますから、それなりの人数でしょうか?
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ご承知のように、現行の国際郵便物の輸出入通関は、輸出入申告不要で(許可も有りません)、課税は賦課課税方式であり、Fedex やDHL、その他の一般貨物と全く違った通関手続きというか、手続きが原則ないというものです。
これが、2009年2月16日からガラッと変わり、価格が20万円を超える国際郵便物は、原則として税関へ輸出入申告をして許可を受けるように変わります。
そこで、これまで税関手続き不要の郵便物も20万円超なら手続きが要るようになるので、郵便事業会社が通関業の許可を取ろうと準備しているわけです。
事業計画では、20年度に許可取得を予定しているようで、あくまでも郵便事業会社が扱う郵便物を対象に通関業を営もうとしているものです。
この例は、関税法改正による通関手続きの改革によって、通関士の活躍の場面が広がった事例ですね。
外国を見ると、一定額以上の郵便物については相応の税関手続きを済ましてから輸出入するというのは一般的な方法と記憶しています。
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未だ少し汗ばみますが、虫の声が聞こえ、木々が彩りを加える季節になってきました。
かずさんは、明日からの週末、湖北の秋をエンジョイしてきます(^.^)。
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