シルバー日記

80婆の日々の記録と写真

「戦争神経症」って❓

2019年08月17日 | 日記


横湯園子さんの講演会がきらめきプラザで開催され、Oさんと参加した。
元中央大学文学部教授、臨床心理学・教育学者で、映画「種まく人びと」にも出演された現在79歳のシャキッとした素敵な先生です。
一歳の時、お父様を治安維持法で検挙され,投獄・釈放されるも29歳で病死、お母様も検挙され、幾度も転居を余儀なくされた暗黒の時代を経験され、
戦後もそういう親を持ったと言うことで差別やいじめにあわれながら、物ともせずに育った経験をもとに、お話しいただいた。
現在につながる「戦争神経症」が、戦後も市民や兵士に現れ蝕んでいる状態、中でも兵士だけでなく将校たちも神経症で苦しんでいたことを話された。
ただ、当時そのカルテは全部消却させられてしまっているとのこと、証拠がなくなりとても残念なことだと言われていた。
まさに、現代の森友加計問題の公文書消滅に繋がっているように思えた。
また、戦争前夜兆候を前にして、それをしっかり感知しなければと話された。

映画「種まく人びと」も鑑賞でき、とても考えさせられた。
私たちは知らないことが多すぎる。もっと学ばないと、そして何が出来るかを考えないとと思った。そして行動へ!