37度と今夏一番の暑さにもかかわらず、あふれんばかりの観客で、岡山芸術創造劇場ハレノワ1700席を満席にした松竹大歌舞伎。
初めて入った大ホール。とても美しいホールだが、私の席は、2階席の後ろで舞台から遙か遠い。
こんなに離れていて聞こえるだろうか?先ず思ったことはこの事。表情がはっきりしなくても聞こえることだ!
不安だったが、驚くほどよく聞こえた。助かった!!安心して観賞できた。
中村獅童のHOWTO歌舞伎は、獅童の巧妙な司会で、歌舞伎の見方や面白さを、化粧の仕方・着付けの実演を通して披露。
そのままの出で立ちで、対照的な演技と渡りぜりふがききどころの「鞘当て」。軽快な身のこなしで踊る種之助の舞踊「供奴」
待ってましたの親子競演「橋弁慶」獅童と6歳の陽喜くんの舞台。堂々と初舞台をこなした。拍手喝采だ!
歌舞伎通の人には易しすぎた思いもあろうが、私にとっては、とても親しみやすい歌舞伎で堪能した。
何はともあれ、獅童のフアンになってしまった!!
ただ、一つ不満は、トイレだ。入り口の横に表示はしてあるが、はるかに遠く少ないのだ。高齢者泣かせだわ!