HIMAGINE電影房

《ワクワク感》が冒険の合図だ!
非ハリウッド娯楽映画を中心に、個人的に興味があるモノを紹介っ!

『ドラゴン武芸帳』を観た

2011年07月31日 | 武侠映画

 早いな、7月ももう終わりかよ?!今月はmixiコミュニティー用の女子プロレス小説と、某投稿サイトにアップしたH小説を書いていて終わったって感じだ。毎週の楽しみだった『マッスルガール!』も既に放映終了し、8月は何を楽しみに毎日を過ごしていけばいいのだろう…?

 ここ近日、蒸し暑い夜が夜が続きなかなか眠りに付けないので、以前某中華系動画サイトよりDLした、ジミー・ウォング(王羽)大哥主演&監督作『ドラゴン武芸帳』(1971)を観ていた。この作品は古くからのファンなら知ってのとおり、どのクンフー映画を扱った書籍や記事などで非常に高い評価を得ていて、我ら“遅れてきたクンフー映画ファン”には《幻の名作》だったわけで、名前は存じ上げていても実物を目にした事なんてなかった。だが、近年台湾でリマスター版DVDが発売されようやく観る事が叶う事となった。
 こういう作品って、イメージが先行しちゃっているから、機会があっても観るまでにかなり時間が掛かる。この作品をDLしたディスクだってモノ自体は約2年前に作ってあったのだが、今の今まで再生ボタンを押す事はなかった。変に予備知識があると二の足踏んでしまうんですよ、私って。

 ようやく鑑賞する事が出来て感想は?というと…これが面白かった!

 巨大な砦を有する盗賊集団を相手に、ジミー大哥と、父を殺され復讐に燃えるリンホー姐さんが闘いを繰り広げる、ただそれだけの内容。お題目も映画に深みを与える屁理屈も一切なし。だけど余計なものを削ぎ落とした結果、主演俳優たち(ジミー大哥、シャンカン・リンホー、ポール・チャン等)の魅力プラス、アイデアと工夫を凝らした剣戟アクションの凄さが浮き彫りとなり、下手すれば駄作で終わるハズのB級プログラム・ピクチャーが大傑作へと昇華した稀有な例だ。 個人的には『吼えろ!ドラゴン起て!ジャガー』『戦神灘』と並ぶ、ジミー大哥監督作のマスターピースのひとつだと思いますよ、ハイ。


 以前作ったDVDもまだまだ観てないのがあるので、ボチボチと観おうかな。