HIMAGINE電影房

《ワクワク感》が冒険の合図だ!
非ハリウッド娯楽映画を中心に、個人的に興味があるモノを紹介っ!

中間報告 ~無事保護された中古ビデオ~ 其の八

2008年06月29日 | 中古ビデオ
 其の四で紹介した『少林寺の鉄爪 鷹拳』のOPには『怒りの荒野』は使われていませんでした。全然別の曲でした。ホント申し訳ございません。ご指摘くださった方、本当にありがとうございます。

 というわけで、第八弾いきます。


 ●ブラックサンデー (アメリカ/77)
 トマス・ハリス原作、J・フランケンハイマー監督の骨太サスペンス・アクションの傑作。冒険小説を映画というメディアに見事に移し変えた好サンプル。

 ●プルガサリ 伝説の大怪獣 (北朝鮮/85)
 怪獣映画に制限無しの予算をつぎ込んだらどうなるかというお手本。っていうかそんな無謀な事はどこの国のプロデューサーもしませんが。あっ、北朝鮮があったか。  

 ●ブレード 刀(吹替版) (香港/95)
 ツイ・ハークが『獨臂刀』をモチーフにして製作した剣戟アクションの逸品。ワイヤーによる華麗な殺陣を封印し、一撃必殺・鬼気迫るアクションを見せてくれるのはさすが。

 ●北京オペラブルース (香港/86)
 個人的にツイ・ハーク作品のなかでもっとも華やかで完成度の高い作品だと思う。ブリジット・リン、サリー・イップ、チェリー・チャンの三大美人女優を主演に迎え、辛亥革命の最中の北京を舞台に繰り広げる愛と友情の物語。少女マンガチックなのが良い。

 ●冒険活劇 上海エクスプレス(吹替版) (香港/86)
 サモ・ハンが製作したオールスター映画は数あれど、面白さ・華やかさではイチバンの作品。ウェスタン調の舞台設定にユン・ピョウはじめ“動ける”役者たちの過激なアクションという、面白くない要素なんて何処にあるってんだ?ただ話はあって無いようなシロモノだけど。

 ●香港アーバン・ラブ・コメディ 夫婦前妻! (香港/87)
 とある夫婦の家に前妻がやってきて家庭をメチャメチャにし、さらに現妻の元カレまでやってきてさらに混乱させるというシチュエーション・コメディ。今の香港映画なら珍しくもなんともないが、この時代に製作されたことを思うと「やるな、サモ・ハン(製作)」と言わずにはいられない。

 ●魔界天使 (香港/82)
 アラン・タム主演のホラー・コメディ。監督がラウ・カーリョンの弟であるラウ・カーウィン。クンフー映画以外の作品も数多く撮っているのだ。トム・サヴィーニの特殊メイクが(いちおう)売りだった。

 ●マンドハイ 第一部 蒼き狼の群れ 第二部 大草原の覇者 (モンゴル/88)
 ジンギス・カンをはじめとするモンゴルの英雄物語の映画は数あれど、本場・モンゴル製作というのはあまりない。これは交りっ気(合作)なしの正真正銘のモンゴル映画、だからタイトルからしてモンゴル文字なので読めない。広大な土地で繰り広げられる目も眩むような数のエキストラによる合戦シーンが見もの。

 ●ミュータント・タートルズ (アメリカ/90)
 おなじみタートルズたちの最初の映像化作品。ゴールデン・ハーベストが製作しただけあって着ぐるみカメ忍者たちが香港スタイルの格闘シーンを見事に演じている。たぶんGH社の英語圏映画では一番のヒット作ではなかろうか?

 ●ムトゥ 踊るマハラジャ (インド/95)
 問答無用で日本で上映されたインド映画の最大のヒット作。これによりインド映画=タミル映画のイメージが定着してしまったのは大きな誤算だと思う。ムトゥで終わるか、ムトゥから前進するかでインド映画鑑賞は大きく変わるのだ。


                                           第九弾へ続く

中間報告 ~無事保護された中古ビデオ~ 其の七

2008年06月19日 | 中古ビデオ

 第七弾でごわす

  ●ハード・ターゲット (アメリカ/93)
 ジョン・ウー監督のハリウッドデビュー作。ここに至るまでの《ジョン・ウー的》なスタイルがこの作品には全部詰まっている。名刺代わりの一本ってところか。

  ●ハード・ボイルド 新・男たちの晩歌(吹替版) (香港/92)
 逆にこちらは(いまのところ)ウー監督の最後の香港映画。関係の無い人たちが銃撃戦に巻き込まれて死ぬ死ぬ死ぬ!死亡率が最も高い作品。

 ●ハイジャック 台湾海峡緊急指令 (中国/88)
 当時芸術映画一辺倒だったチャン・イーモウ監督のフィルモグラフィーのなかで唯一の娯楽作品だった。まさかこの後武侠映画を撮るとは夢にも思わなかった…

  ●バスカヴィル家の犬 (イギリス/59)
 ハマー・フィルム製作のシャーロック・ホームズものピーター・カッシングのホームズは結構イケてるかも。クリストファー・リーが御曹司の役で意外だった。だっていつもは襲う側なんだもん。

  ●バストロイド 香港大作戦(吹替版) (香港/91)
 香港Ⅲ級片の代表選手みたいな作品。自らをロボットに改造した科学者が女性をヤリまくるんだもん。男の夢を体現してますなぁ。

  ●ハンドラ (イタリア・スペイン/84)
 女だけの部族の戦士ハイドラが、滅ぼされた部族の復讐の旅に出るという“アマゾネスもの”の変形。音楽はエンニオ・モリコーネ。

  ●ピーウィーの大冒険 (アメリカ/85)
 ピーウィー・ハーマンことポール・ルーベンスが行方不明になった赤い自転車を探しに大冒険をするという子供向け映画。人工的(添加物コテコテ)なフォルムといいシャクに触る動作といいキャラクター造形は良く出来ている。

  ●七小福 夢に生きた子供たち (香港/88)
 香港映画ファンなら一度は耳にしたことがあるジャッキーやサモハンを育てた中国戯劇学院での子供たちの生活をノスタルジックたっぷりに描いた傑作。故ラム・チェンインとサモハンの京劇場面はいつ観ても涙…

 ●ビリー・チョン カンフー風林火山 (香港/82)
 清王朝が倒された直後の中国を舞台にした珍しいクンフー映画。ウォン・インシクが凄い蹴り技を持つ敵役で登場。

  ●風雲 ストーム・ライダーズ (香港/98)
 香港で有名な武侠マンガを原作とするアクション映画。せっかく剣が重要なアイテムなのだからもっとチャンバラが見たかった。千葉真一の貫禄ぶりは完全に主役であるイーキン・チェンアーロン・クォクを喰っている。


                                          其の八へ続く


中間報告 ~無事保護された中古ビデオ~ 其の六

2008年06月18日 | 中古ビデオ
 さぁて第六弾

 ●ツーフィンガー鷹 (香港/79)
 ユン・ピョウ単独主演作日本公開第二弾。最後の最後までクンフーらしい動きを披露しない変な映画。今だから分かるけどこれ、御大クヮン・タクヒンが登場する黄飛鴻映画だったんだね。

  ●帝王伝説(吹替版) (アメリカ/93)
 闇の格闘技トーナメントに参加する正義のマーシャル・アーティスト…ってこういう映画ってみんな『燃えよドラゴン』と似たり寄ったりだなぁ。関節技掛けても実際骨は折れねぇって!

  ●ディーバ (フランス/81)
 幻のディーヴァの歌声の入った海賊盤テープと犯罪組織の秘密の入ったテープを持った少年の逃避行を描いたオシャレ系文化人を気取る者なら一度は観たであろうカルト映画。劇中に登場するベトナム人少女には萌えました。

  ●テラー・オン・テープ (アメリカ/85)
 古今東西のスプラッター映画の総集編映画。痛そうな場面のオンパレード。内臓掴まれるのは平気なんだけど、先端恐怖症なもので…

  ●天山回廊 (中国・香港/87)
 蜃気楼に映る幻の美女を探しに快男児がシルクロードを疾走する痛快アクション映画。人の命を何だと思ってるんだ!というスタント満載。

  ●天使行動 (香港/87)
 西條秀樹の香港映画主演作ということで当時話題になった。それよりもムーン・リー大島由香里との血みどろクンフー合戦に圧倒される。

  ●特捜指令 サンダー・フォックス (香港/87)
 悪名高きフィルマーク映画。これを観てストーリーが分かる人は素晴らしいとホントに思う。感想?金返せ!だよ…

  ●ドキュメント 燃えよカンフー (中国/83)
 『少林寺』大ヒットにより熱の冷めないうちにとばかりに作られた中国武術のドキュメンタリー映画。演舞も最初の10分ぐらいは楽しく観れたけど後はツラい…

  ●ドッジボール(吹替版) (アメリカ/04)
 日本のものとは激しくルールが違うドッジボールを題材にした“負け犬たちが努力して栄光を勝ち取る”スポーツ・コメディもの。こういう映画ほど吹替版は有難かったりする。

  ●ドランクモンキ-酔拳 (香港/78)
 ビデオ題は『ジャッキー・チェンの酔拳』。見よ、画面狭しと激しく動き回る若きジャッキーの姿を。ジャッキーをバカにする奴は一度この映画を観ろってんだいっ!

  ●ドリームチャイルド (イギリス/85)
 年をとったかつての“不思議の国のアリス”ことアリス・リデルが夢のような少女時代とルイス・キャロルことドジソン先生の事を懐かしそうに語るというノスタルジーあふれる一品。もちろん『不思議の国のアリス』のシーンもSFXを用いて映像化されている。

  ●トルク(吹替版) (アメリカ/04)
 何といってもこの作品のウリは最高時速300kmで走れるという超高速バイク。走行シーンはすべてCGで描かれているが、疾走感は十分伝わる。『仮面ライダー』もこれくらいやればなぁ。バイクを使ってのキャットファイトもお見事っ!


                                           其の七へ続く

中間報告 ~無事保護された中古ビデオ~ 其の五

2008年06月17日 | 中古ビデオ
 そろそろ折り返し地点かな?第五弾です。

  ●ターザンの復讐 (アメリカ/34)
 ジョニー・ワイズミラー主演のターザン映画2作目。映画史的興味のみで購入、ゆえに内容はよく覚えていない…

 ●タイガー・オン・ザ・ビート (香港/88)
 80年代の香港映画黄金期を体現するかのような、ガンアクション&クンフーがてんこ盛りの刑事アクション・コメディ。監督がラウ・カーリョンなのでショウ・ブラザーズ系俳優の顔がチラチラ。

 ●大丈夫日記(吹替版) (香港/88)
 チョウ・ユンファ+サリー・イップ+ジョイ・ウォンというこれ以上無い布陣のラブコメディ。有名タレントの吹替は賛否両論あるが、この作品に限っていえばユンファ=渡辺正行ってのはアリだと思うのだが。

 ●チキ・チキ・バン・バン(吹替版) (イギリス/68)
 『メリーポピンズ』のスタッフが再結集した特撮ファンタジー・ミュージカル。主演のディック・ヴァン・ダインは軽快なダンスで、それだけでも夢の世界へ誘ってくれる。なお原作はイアン・フレミング。

 ●CHINATOWN 復讐・ドラゴンの爪 (フィリピン/88)
 タイトルだけではクンフー映画の印象だが、実はハードな刑事アクション映画。“フィリピンのゆうたろう”ことラモン“ボン”レヴィラJr主演の唯一のビデオ化作品。

 ●チャイニーズ・ウォリアーズ (香港/87)
 ミシェール・ヨー、じゃなくてキング時代の傑作のひとつ。見た目、中華版『インディ・ジョーンズ』だが、SFXの力に頼らずすべて身体一つでアクションをこなしているのがちょっとだけ本家に勝っている。原題の『中華戦士』のほうが好き。

 ●チャイニーズ・ゴースト・ストーリー (香港/87)
 ジョイ・ウォンの、そして今や香港を代表する《ワイヤー・マスター》ことチン・シウトンの代表作である。アクションシーンの振り付け&構図、どれをとっても完璧である。

 ●チャンピオン鷹 (香港/81)
 20年早かった『少林サッカー』。内容がいかにも昔の香港映画っぽく泥臭いのがとても良い。ユン・ピョウのアクションはとてもキレイ。

 ●中華道士 (香港/87)
 ユエン・ウーピン率いる袁家班が製作した、キョンシー映画の流れを汲む特撮クンフー映画。クンフーと特撮がうまくマッチしている。

 ●チェイス・フロム・ビヨンド (香港/90)
 これもジョイ・ウォン主演のファンタジー映画。といっても幽霊役でなく大昔のお姫様の役。日本でもアイドル的人気があったグロリア・イップもでている。

  ●ツイ・ハークの霊幻英雄伝(吹替版) (香港/02)
 欧米ホラーテイストを盛り込んだ新世紀キョンシー映画。でも両手を前に突き出して飛び跳ねないんだな、これが。ナイトシーンが多く観づらい。


                                           其の六へ続く

中間報告 ~無事保護された中古ビデオ~ 其の四

2008年06月16日 | 中古ビデオ

 第四弾っス

  ●少林の鉄爪 鷹拳 (香港/78)
 王道(ワン・タオ)主演のごく普通のクンフー映画OPにマカロニウエスタン調の音楽が使用されていて、何気に燃える。

  ●蜀山奇伝 天空の剣 (香港/83)
 香港SFXムーヴィーのエポックメイキング作。何度観てもあらゆる動作がカッコイイ!この約20年後にツイ・ハーク自身がセルフリメイクした『天上の剣 蜀山傳』が面白くなかっただけに…

 ●新白蛇伝 (台湾/78)
 ブリジット・リンとチャールズ・チン(『五福星』など)が、日本でも有名なこの演目を演じる特撮満載の神怪譚。ノンビリ観るのには最適の一本。

 ●スーパー・ソニックマン (スペイン・イタリア/79)
 マスクを被った空飛ぶ超人が、さまざまな兵器を持つ悪の天才科学者と対決するという『スーパーマン』の模倣作。派手な特撮でそれなりに楽しめる。

  ●スティーブ・マーティンの四つ数えろ (アメリカ/82)
 マーチィンが活躍するコメディ・ハードボイルド・ストーリーに30年代~50年代の犯罪映画の名場面を組み合わせるという、日本じゃ絶対製作できない映画。しかし、不自然さもなくよく繋げれるなぁと感心。

  ●ストレート・トゥ・ヘル (イギリス/87)
 アレックス・コックス監督のパンキッシュなマカロニ・ウェスタン風映画。各キャラクターのイカレ具合が素敵。ラストの銃撃戦なんかはマカロニな感じで大好き。

  ●スペクターX (香港/86)
 『悪漢探偵』シリーズ第四作。サミュエル・ホイとカール・マッカ、シルビア・チャンのトリオが出演するのはこの作品まで。初代黄飛鴻のクァン・タクヒンもゲスト出演してるよ。

  ●精霊少女組 (香港/86)
 『霊幻道士』に出演していたチン・シュウホウが気のいい幽霊役で出てる以外は、なぁんの記憶にも残らないティーン向け青春映画。

  ●008ゼロゼロパー・皇帝ミッション (香港/96)
 チャウ・シンチーが90年代に製作しまくった古装コメディーの一本。武侠小説のパロディや楽屋落ちなど、香港人にしか分からないネタ満載。でも面白い。

 ●双旗鎮刀客 (中国/90)
 新感覚の中国アクション映画として当時映画ファンのあいだで話題を呼んだチャイニーズ・ウェスタンの傑作。アクションなんて殆ど無いにもかかわらず、この興奮は一体なんだ?!

  ●壮烈少林寺 (韓国/82)
 ドラゴン・リー(巨龍)主演の韓国製クンフー映画。こんな作品まで日本でビデオ化されていた事が奇跡のようだ。悪役のウォン・チョンリーは相変わらず素晴らしい動きで魅了してくれる。


                                           其の五へ続く


中間報告 ~無事保護された中古ビデオ~ 其の三

2008年06月15日 | 中古ビデオ
 まだまだ続くよ~

  ●ザ・グレートチェイス 追跡珍場面集 (アメリカ/63)
 サイレント期のアクションやコメディ映画の“追っかけ”場面ばかりを集めた総集編映画。アクション映画史の参考書的作品。

  ●サイキックSFX 魔界戦士 (香港/86)
 チョウ・ユンファが神の代表者となり、悪魔の使いであるディック・ウェイと人っ子一人いない夜中の香港市内で生死を決する闘いを繰り広げるSFアクション作。

  ●斬殺 (韓国/84)
 私が最初に観た韓国娯楽映画。香港とはまた違ったテイストの武侠片。暗い…

 ●山中傳奇 (香港/79
 “香港の黒澤明”キン・フー監督の幽霊幻想譚。アクションは多々あるが、とにかく進行が静かなので眠いのなんの。

  ●シネ・ブラボー! (アメリカ/72)
 『ザ・グレートチェイス』と同じく映画史もの。ルミュエール兄弟エジソン社のフィルムが観られるこちらのほうが映画好きにはたまらないかも?

  ●ジャッキー・チェンの秘龍拳 少林門 (香港/75)
 かつてTVで、ジャッキー主演のごとく宣伝されていて観てガッカリした記憶があるが、クンフー映画・香港映画史的には重要な作品だと年喰ってから分かりました。

  ●ジェヴォーダンの獣(吹替版) (フランス/01)
 昔フランスで起きた謎の事件を、モンスターやアクション要素を盛り込んで製作された日本アニメ風アクション・ミステリー。

  ●ジョイ・ウォンの魔界伝説 (香港/92)
 キン・フー監督の最後の作品。ジョイ・ウォンの幽霊映画ブームに便乗して製作された物だが、物語のテンポもよく初心者にもとっつきやすい作品になっている。

  ●少林寺 (香港・中国/82)
 ジェット・リー
の出世作。ジェットの華麗な演舞はモチロンだが、いろんな少林拳の型が見られるので楽しい。

  ●少林寺への道 (台湾/81)
 昔、よくTVでやっていたのを思い出す。何だかんだ言ったって結局印象に残るのは身体に金粉塗ったオッサンだけである。

 ●少林寺への道3 (台湾/82)
 タイトルだけは『少林寺への道』が付いているが、実は武術の門派争いがテーマとなっている。共演にかつての女クンフー・スター、ジュディ・リー(嘉凌/チャーリン)がいることが私にとってのツボだった以外は印象に残らない凡作。


                                           其の四へ続く

中間報告 ~無事保護された中古ビデオ一覧~ 其のニ

2008年06月14日 | 中古ビデオ
 保護された中古ビデオ紹介の続き…

 ●帰って来たドラゴン (香港/74)
 ブルース・リャン&倉田保昭主演の、小粒ながらアクション満載の大快作!クンフー映画の古典、必須科目なり。

 ●片腕捜査官オルテガ (アメリカ・フィリピン/87)
 ジミー・ウォング先生の『獨臂刀』の現代風アプローチ。でも、主人公を片腕にする理由って?

 ●カスケーダー(吹替版) (ドイツ/98)
 ドイツのスタント馬鹿、ハーディ・マーティンスの主演・監督作。「生身のアクションはCGに勝る!」と意気込むが、要は映画センスだと思うよ。

 ●カミング・スーン (アメリカ/83)
 ユニバーサル社の古典ホラー&SF映画の予告編集。『キングコング対ゴジラ』の米版予告編もあるよ。

 ●カンフーゾンビ (香港/86)
 ビリー・チョンのホラー・アクション作。マイナー製作会社らしく作品にネアカな所がまるで無し!

 ●キャプテン・クロノス 吸血鬼ハンター (イギリス/74)
 ハマー最後期の吸血鬼映画はムチャムチャなものが多いが、これもその一つ。日本刀え振り回す吸血鬼ハンターがカッコイイと思えるかどうかは貴方次第?

 ●キャプテン・シンドバッド (アメリカ/63)
 監督バイロン・ハスキン、特撮トム・ハワードというように結構高名なスタッフが揃っているファンタジー映画。しかし予算不足がツラい…

 ●キャプテン・パワースペシャル 帝国の野望 (アメリカ/90)
 TVシリーズを再編集した特別版。ほほぉ、こういう話だったのか。CGキャラクターが登場した最初期の作品として記憶に残っている。

 ●巨大怪獣ザルコー (アメリカ/96)
 アメリカ産の着ぐるみ巨大怪獣Vムーヴィー。ホントに劇場公開されているのか?スタッフの怪獣マニアぶりだけは高く買う。  

 ●銀河伝説クルール (アメリカ/83)
 中世英雄伝説風SFアクション映画。主人公が持つ手裏剣風武器だが、もっと劇中で生かせって!

 ●クール・ワールド (アメリカ/92)
 ラルフ・バクシ製作のアニメ&実写のブラック・ユーモアが入った別名・黒い『ロジャー・ラビット』!若き日のブラット・ピットが出てるというだけで一部で知られている。

 ●クラッシュ・エンジェルス 失われたダイヤモンド (香港/86)
 ジャッキー・チェン製作(カメオ出演も)の女の子アクション映画。特にこれと言って特色は無し。

 ●激突!少林拳対忍者 (香港/81)
 デビッド・チャン&倉田保昭主演の武侠片。話は破綻していて訳分からないが、出演者だけはやたら豪華。これも製作も兼ねるデビッドの力か?

 ●原子怪獣現る (アメリカ/53)
 レイ・ハリーハウゼン
の一枚看板デビュー作。彼がクリエートするリドザウルスだけに注目すべし!

 ●原始獣レプティリカス (アメリカ・デンマーク/62)
 マリオネット怪獣大暴れ!個人的にはいろんな所で言われてるように作品は悪くないと思うけどなぁ…?

 ●黄河大侠 (香港・中国/87)
 『少林寺』スタッフ・キャストが集結して製作された武侠片。広大な中国のロケーションは見もの。

 ●皇帝密使 (香港/84)
 『悪漢探偵』シリーズ第3作。ツイ・ハーク監督だけあってインターナショナル感覚バツグン。海外ロケ海外有名俳優起用などハタ見スケールアップ!

                                           其の三へ続く

中間報告 ~無事保護された中古ビデオ一覧~ 其の一

2008年06月12日 | 中古ビデオ

 何を思ったか、自宅にある中古ビデオのリストを作ってみようと考えた。

 ここ最近知り合いの方たちから映画のコピーDVDをいただいたりコレクションリストを見せてもらったりして、こちらも手の内をさらけ出してしまおうと思ったわけである。 映画(映像作品)は書籍と違い、複製を作る事が容易である。だから知り合いの方には自分が購入して面白かった作品をDVD-Rにコピーして差し上げている。自分が面白かったものを他人にも伝えたいというのもあるが、自分と違った感想が聞きたいというのが一番大きい。ただでさえ浅学な私の事、メールで返ってくる違う視点からの感想に「へぇ~」と感心させられる事だらけだ。

 てな訳で今回から数回に分けて個人所有の《廃棄されるのを救って保護してやった》中古ビデオの紹介をしたいと思います。決して『HIMAGINE電影房』を辞めるとかネタに困った(ドキドキ)からじゃないからね!


 悪魔の臓殖 ザ・デビル (香港/81)
 とにかくグチョグチョ・ヌルヌルな画面ばかりでイヤな映画。話自体も暗いし。

 アーミクロン(吹替版) (アメリカ・韓国/98)
 シン・ヒョンレの『パワーキング』を特撮部分はそのままに、アメリカで人物場面を再撮影した『パワーレンジャー』方式の珍品。

 アラン・タムの特撮・異星人大騒動 (香港/83)
 アラン・タムが福の神に扮し、みんなに幸福を分けて与えるというきわめて健康的な作品。特撮はツイ・ハークが担当してる(本編にもカメオ出演)

 ●暗黒街 若き英雄伝説(吹替版) (香港/97)
 チェン・カンタイの代表作『馬永貞』(73)金城武主演で時代背景はそのままに現代的な感覚でリメイク。

 ●生ける屍の群れ ゾンビーズ (アメリカ/86)
 エンパイヤ・ピクチャーズが、古今東西のゾンビ映画の名場面を集めて作った総集編映画。マイナー系作品ばかりなのでかなりエロ度高し。

 ●英雄剣(吹替版) (香港/93)
 タイトルは『英雄/HERO』のパクリくさいが、実は古龍の『辺城浪子』の結構忠実な映像化作品。ティ・ロンが老体に鞭打ってかつての当たり役・傳紅雪(『天涯明月刀』)を演じる姿に涙…

 ●SF妖怪伝説KUMIHO千年愛 (韓国/94)
 最近ではアニメにもなった「千年狐」を題材にした現代的SFXラブストーリー。

 ●エリミネーターズ (アメリカ/86)
 個人的にエンパイヤ・ピクチャーズの大傑作だと思うとります。まるで中坊の描いたマンガみたいに難しい事考えずに楽しめる一本。

 ●オースティンパワーズ・デラックス(吹替版) (アメリカ/99)
 オシャレ系な宣伝の仕方だったが、実は超くだらないお下劣コメディ映画。でも、60年代スパイ・アクション映画が好きな人ならこの雰囲気わかるよね? 

                                           其のニへ続く