HIMAGINE電影房

《ワクワク感》が冒険の合図だ!
非ハリウッド娯楽映画を中心に、個人的に興味があるモノを紹介っ!

DeepL翻訳でアメリカン・コミックスを読む⑬ 『ザ・ウェブ (1960年代版 』

2022年07月28日 | 海外コミックス
1960年代に入るや、あっという間にコミックス市場を席巻したマーベル・コミックス。スーパーヒーロー自体の魅力はもちろんですが、多くの読書を魅了したのは、編集長スタン・リーによるストーリーでした。

スーパーヒーローを「常人とは異なる存在」でなく、自身の存在意義や、ヴィランではなく世間から向けられる悪意に苦悩する、等身大のヒーローを描く事で、ただの低年齢層向けの読み物だったコミックブックを、ランクアップさせる事に成功しました。

そしてその「新しい波」に乗ろうと他の出版社は、自社のヒーローに「一般人」要素を付け加えて、魅力的なコミックスを生み出そうとしたのでした。

1940年代の「忘れかけられた」スーパーヒーローであるザ・ウェブが復活したのはまさにこの時期で、マーベルで65年からスタートした古の愛国者ヒーロー、『キャプテン・アメリカ』の成功が引き金になったと思われます。60年代のウェプはかつては恋人、今や妻である、彼との平安な生活を望むローズとその母からの「いびり」に耐えながらも、スーパーヒーローとしての自我を捨て切れないジレンマに苛まれる「マーベル風」キャラクターへと改変されました。ただ、この改変は必ずしも成功したとは言い難く、ファンからは不評で再び長い「休暇」を送る事になるのでした…


初出:『マイティ・コミックス』1967年2月号











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DeepL翻訳で海外コミックスを読む⑫ー4『ヨーコ・ツノ / 不思議な三人組』

2022年07月24日 | 海外コミックス












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DeepL翻訳で海外コミックスを読む⑫ー3『ヨーコ・ツノ / 不思議な三人組』

2022年07月23日 | 海外コミックス










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DeepL翻訳で海外コミックスを読む⑫ー2 『ヨーコ・ツノ / 不思議な三人組』

2022年07月21日 | 海外コミックス










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DeepL翻訳で海外コミックスを読む⑫-1 『ヨーコ・ツノ / 不思議な三人組』

2022年07月19日 | 海外コミックス
「ベルギーで一番有名な日本人」といわれている、1970年代から現在まで続く空想科学冒険コミックス(欧州だからバンド・デシネか)、それがヨーコ・ツノであります。


マンガ家のロジェ・ルルー (Roger Leloup) が、当時海外で活躍していた日本人女優・谷洋子をモデルにクリエイトされたこの日本人少女は、電子工学の天才で合気道の達人という「よくばりセット」な設定で、その類まれな頭脳と男性顔負けの行動力を駆使して、困難に立ち向かうという正当なジュブナイル(少年少女向け)作品です。

ベルギーはもとより、フランスやドイツなど欧州の色々な言語で出版されていますが、なぜかコミックス大国・アメリカではあまり人気がないようで、現在までに30作品発表されているにもかかわらず、英語版は2000年に入ってから出版されるも、半分の16作しかありません。となると、当然日本では全く知られておらず、評論家の小野耕世氏によってその存在を紹介したのみで、熱心な海外コミックスのファンは、その名は知っているもののマンガ自体は読んだ事がない人がほとんどでしょう(個人で輸入して読んだ強者もいるでしょうが)。


そんなわけで、例の最強翻訳アプリ・DeepLを駆使し『ヨーコ・ツノ』を日本語訳してみました。「フランス語 (もしくは英語) はちょっとなぁ…」と二の足を踏んでいたあなた!日本語で読めちゃいますぜ。「ヨーコたん(*´Д`)ハァハァ」しようじゃありませんか(笑)

今回はページ数があるので二回に分けたいと思います。それでは前篇からお楽しみください


第一作『不思議な三人組』(Le Trio de l'étrange)
初出:『スピルー』1971年
※翻訳は米Cinebook社から発行されている英語版『The Curious Trio』(2012年:刊) を使用しました











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DeepL翻訳でアメリカン・コミックスを読む⑪ 『沼の怪物』

2022年07月16日 | 海外コミックス
アメコミ史における、怪奇コミックスの黄金時代は、第二次大戦が終わる前後からコミックコードが施行される1954年頃までとされています。

過激な恐怖描写や暴力にサディズム、腐敗した生ける屍が跋扈しグロテスクなモンスターが不条理にも襲いかかる「闇の」ワンダーランドは、「いい子」に疲れた子供たちの、恰好の息抜きとなっていたのです。
この頃に怪奇コミックを読み漁り、テレビや映画館で浴びるように怪奇映画を観ていた後のクリエイターたちは、小説や映画などのメディアで、自分なりのこのジャンルへの愛を表現するようになるのでした。
 
 
初出:『ウィアード・ミステリー』  1953年6月号
 
 
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DeepL翻訳でアメリカン・コミックスを読む⑩ 『ザ・クエスチョン』

2022年07月13日 | 海外コミックス
今回は【ゴールデンエイジ】の次の繁栄期である【シルバーエイジ】(銀器時代、と訳される事がある)の作品を紹介したいと思います。


コミック史的には、1956年~1970年頃までが【シルバーエイジ】と定義されていまして、この期間にはスパイダーマンやX-メンなどといったマーベルコミックスの大躍進があったりと、現在ハリウッドで、映画化されているものの多くはこの時代のキャラクターであり、現代ヒーローの出発点だといえるでしょう。

そんな中、コミックス両巨頭を向こうに回し、質の高いオリジナルヒーロー作品を発信していた出版社がありました。その名はチャールトン・コミックス。残念ながら事業不振で1983年にDCに売却され、看板ヒーローであったブルー・ビートルやキャプテン・アトム、そしてピースメーカーらは活動の場をDCユニバースへと移すのでした。

そんなヒーローたちのなかで今回ピックアップしたのは、顔のない傍観者、ザ・クエスチョンです。人気ニュースキャスターであるヴィク・セージが、天才科学者の発明品である特殊なガスと人工皮膚を使い、ザ・クエスチョンという別人格となって犯罪者を懲らしめる、といったハードボイルド的なスタイルは全身コスチュームや超人のスーパーヒーローが多い中では異色だといえるでしょう。


このクエスチョンは、後に『ウォッチメン』に登場するロールシャッハというキャラクターのイメージの元となったので、どこか既視感があるな、と思った方も多いでしょう。


初出:『ブルー・ビートル』Vol.4 1967年6月










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