ブルー・トレーサー
初出:『ミリタリー・コミックス』第1号 (1941年8月)
スーパーヒーローではなく主人公たちが乗るメカが大活躍する、この当時ではたいへん珍しい作品。このころ日本でも海野十三や山中峯太郎などが書いた、空想科学兵器が活躍する軍事少年小説が多数出版されていましたが、これのアメリカ版だといってもよいでしょう。
陸・空・海どこでも行ける超兵器というと、押川春浪の『海底軍艦』みたいですが、案外洋の東西問わず考える事は同じものなんだな、と思いました。添え物で枚数も少なくストーリーもあってないようなものですが、それでも面白く感じるのはきっと、少年なら誰でも「ぼくがかんがえたしんへいき」を、心の中に描いた事があるからかもしれません。
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