HIMAGINE電影房

《ワクワク感》が冒険の合図だ!
非ハリウッド娯楽映画を中心に、個人的に興味があるモノを紹介っ!

総括ッ!2006年

2006年12月31日 | 雑記
 今年は個人的な事を言うと定職に就けなかった年で、安定した収入が無かった為家族の眼がとても厳しかった1年でした。…自分が悪いんだけどね。

 もうひとつの“映画冒険家”としてはピンポイントでDVDやVCDなどをチョコチョコと購入し(どうしてもほしい物だけを選んで購入)、あとは同じ趣味の知り合いからコピーを頂いたり、動画共有サイトからダウンロードしたりと金銭的余裕がない割にはいろんな作品を観る事が出来ました。ここでちょっと振り返ってみると…

1.連続活劇・ルチャ映画のコピーVTR・DVD-R大量来襲
 以前から「好き・興味がある」と言っていた30~50年代の連続活劇やメキシコのルチャ映画が大量に自宅にやって来ました。タイトルを見るだけでもその道に興味のある人なら唸りそうなものばかり。実はまだルチャ映画、DVD-Rに全部焼いてないんですよねぇ…

2.ルチャリブレ熱再来
 今年話題だった動画共有サイトYOU TUBEは私に(そしてその他のユーザーにも)世界各地からの貴重な映像を観る機会を与えてくれた。その中でも1番の興味を引いたのがメキシコのプロレス“ルチャリブレ”の試合映像だった。
 専門誌なんかでは最新の情報を入手したりしているが、所詮は紙媒体。高度な空中殺法を写真を見ても「すごい」のは分かるのだが、感覚的には分かりづらい。それが動く映像により、この技がどれほどすごい高度なテクニックなのか分かるし、会場の興奮まで伝わってくる。
 そして何より凄いのはCMLLやAAAのようなメジャーもそうだが、聞いた事のない選手が試合するローカルなルチャ動画まであるという事。ヘタクソではあるが、ここから未来のエストレージャが誕生するかもと思うと面白い(難しいかも…)。

3.中古ビデオ狩り大豊作
 仕事探しで出回っていたせいか、今年は中古ビデオの珍品発見率の高かった。そして値段も100円で買えた物が多かった。おかげでどんな欲しいビデオでも200円以上は出したくなくなってしまったけど。タイ製戦争アクション『コブラ・サンダーボルト』やブリジット・リン主演のバカ映画『アマゾネス・コマンドー』、そしてインドネシア製アクション『スタビライザー』やエンパイヤ・ピクチャーズの個人的傑作の『エリミネーターズ』までよくもまぁこんなに集まってくれて…

 以上が2006年“映画冒険家”の探検日誌であります。お金があまりなくても観たい映画というものは思いのほか観れるもんなんですね。新作DVDやVCDはあまり買えなくても非ハリウッド娯楽映画研究は出来るというのが証明されました。ブログではあまり発表できなかったけど。
 来年こそは定職にきちんと就いて、安定した収入を得て、心の余裕をもってキチンとこの『HIMAGINE電影房』や『HI-MANIA!』の記事を更新していきたいと思います。

 今年1年どうもありがとうございました。良いお年を!


                 
              ●とか書いてるときにヒマつぶしにレンタルビデオにいったら発見!あぁ…

整理整頓はこまめにね

2006年12月30日 | 雑記

 今年も後1日で終わろうとしています。と、いうことは大掃除をしなくてはならない時期が来てしまったという事で、いる物といらない物の選別をしていました。

 物持ちがいいというか、なかなか捨てられないもんですねぇ…。DVD-Rに保存しなくてはならない中古ビデオもまだまだたくさんあるし、というかコンスタンスに購入していたので余計に増えている。だぁぁ!!

 昔買った古本類なんかはもっと置き場所に困っていて、読まないまま押入れのなかに山積みになっていた。へぇ~結構買っていたんだなと自分で感心しているとあっという間に時間は過ぎていって掃除は一向にはかどらず。…まぁ、毎年の事なんだけどね。

 観なくなったVCDやDVDは一体どこへ置こうか?場所が狭いだけに悩むなぁ。

                
                               

これが元祖『グリーン・ホーネット』だ!

2006年12月11日 | 連続活劇

 この間、久しぶりに連続活劇のDVD-Rを大量にいただいて、これで名前だけは知っていても現物を観たことのなかった作品を観賞するチャンスに恵まれて、一人喜んでおります。まだ少ししか観ておりませんが(15~30分の話が13回や15回続くので1本観賞するのは結構根気がいる)またこのブログで小出しに紹介していこうかなと考えています。

  今回の紹介作品は『The Green Hornet』(40)、そうB・リーが準主役で出演していたこと(だけ)で日本でも知名度のあるあのドラマのオリジナル版です。


 大まかなストーリーは影のボスによる無線指令で行動する犯罪組織を叩き潰すため、新聞社の社長であるブリット・リードが召使で有能な科学者のケイトーと共に、顔をマスクで隠し1匹狼のギャング・"グリーン・ホーネット”となり、犯罪を阻止すると同時に影のボスの捜査を進めるのでった…というもので、基本的なことは1966年のテレビ版と大差はない。元々の原作であるラジオドラマ(1938年)からそういう設定なのでしょう。

                      
                      ●ケイトーと仲良く着替えるブリット氏

 ではテレビ版との違う点はどこか?まずは「身内に協力者(または正体を知っている者)が誰もいない」という所。テレビ版は友人の検事と女性秘書がグリーン・ホーネット=B・リードというのを知っていたのだが、この作品では全くの孤立無援。最終話でリードの女性秘書がやっと気付く程度だ。だから観ていてホント気の毒になる。会社では部下の新聞記者に事件現場では銃を突きつけられたり、ぶん殴られたりと、もうヒドイ扱いなのだ。そもそもグリーン・ホーネットは犯罪者という事で名が通っているのでしょうがないとは思うのだが、ブリットは一体どんなヒドイ事を記事にして報道したんでしょうか?

 これが一番の相違点だと思うのだが、「ケイトーが非常に弱い」所だ。テレビのB・リーのイメージを持って本作を観賞すると、その驚きは計り知れない。実際全13話中、ホーネットと共に現場に出てくる事はあまりないのだが(車中で待機している)、第何話だったか忘れたけど悪漢に後ろから殴られて地ベタで気絶してしまう場面を観た時「うわっ、ケイトー打たれ弱い!」と叫んでしまった。まぁ、彼の担当は愛車“ブラック・ビューティー”号の運転と兵器の開発なので、しょうがないか…

                     
        ●ホーネットはいいにしても、ケイトーまるで子供だなぁ

 と、まぁこんな感じの作品なのですが、実際のところ「面白いか?」と聞かれると、そんなに面白いもんじゃない。テレビ版みたいに偽宇宙人やクンフーの達人との対決がある訳でなく、結構地味な犯罪ドラマですから。でも吊り橋落としたり、移動遊園地(かサーカス)に火を放ち大パニックを起こさせたりとかなりヒドイ事してますが。
 本作はテレビ版『グリーン・ホーネット』が好きな人が「オリジナルはこうなんだ」と再確認するために所有するのが一番いいのかもしれない。あと連続活劇のファンとかもね(でも連続活劇でもこれより面白いものはたくさんあるんだけどなぁ…)。

『潜伏勤務』

2006年12月01日 | 韓国映画

 あれだけ世間を騒がせていた“韓流ブーム”なる現象はもはやエンターティメントの1ジャンルとして定着しつつある。
 しかし、それでも配給会社はいつまでたっても同じようなタイプの作品しか輸入せず、顧客対象も中高年齢の女性のみという状況は変わっていない。
 
 何故?!

 韓国映画にもいろんなタイプの作品があるのは皆わかっていると思う。しかし、“メロドラマ”“ラブコメディ”以外の作品にはさっぱり客が付かないのが現在の現状である。
 『グエルム』はヒットしなかったし、『天軍』はどうなったのかも知らない。いずれも本国ではヒット作であるが、日本ではこの扱いである。このままでは“面白そうな”韓国映画は輸入されないのではないか?そんな危惧すら感じられる。

 今回紹介するのは去年(05年)公開されたアクション・コメディ『潜伏勤務』である。何でこの作品が公開されないんだろうねぇ?(もし輸入していたらごめんなさい)

                         
 機密事項を持っているギャングのNo.2を見つけるため彼の娘スンヒが通っている高校に元・女番長の過去を持つ主人公の女刑事ジェインが“転校生”として送り込まれる。
 彼女はスンヒと友人になって一刻でも早く居場所を聞き出したいのだが、母親を亡くした彼女の心はなかなか簡単に打ち解けない。そればかりか転校早々因縁をつけてきたクラスの女番長をノしてしまったからよけいに警戒されてしまう。
 そんな中、唯一の学校の楽しみといえばクラス一の好青年者ノヨンとの時間。いつしか彼女は彼に好意を寄せていく…果たして任務は成功するのであろうか?それとノヨンとの関係はどうなるか?

                         
 うん、久々に韓国映画を観たのだが(ちょっと前に『僕の彼女を紹介します』も観たっけな)以前のような「韓国映画だから」という構えかたをしなくても十分に楽しめるように出来ている。ここ数年の作品に言えることなんだけど。
 むしろアクション面で売るよりコメディ性でバンバン宣伝しちゃったほうがこの作品はいいのかもしれない。身分(年齢も)を隠して女子高生としてふるまう女刑事の憂鬱や、年下の男の子(実は…というのがラストにある)に惚れてしまい本能と理性が交差し苦悩する姿などなかなか面白いし可愛い。
 しかし、同僚の刑事が実はギャングの手下だった…という『インファナル・アフェア』を思わせるハードな面も持ち合わせており、殺害場面の関係で審査時に視聴年齢指定がR-18になりかけた事もあったほどだという。格闘シーンではワイヤー使い放題で楽しいのにね。

                         
 最後にこれだけは言っておきたい。何故スカートの下は黒いスパッツなんでしょうか?『花嫁はギャングスター3』の予告編でも観て思ったんだけど。別にパンツが見たいわけじゃないけど、これは気になるぞ。
(多分パンツ見せちゃうとR-18までレイティングが上がっちゃうからだと…)