前回紹介した『AGENT X44』(07)は、ゲスト出演しているトニー・フェラーの人気スパイ・アクション映画『AGENT X44』(またはトニー・ファルコン)シリーズのパロディだということを書いたが、実際どんな感じの作品なのか当時の新聞広告を見てみよう。だって現物が残ってないんだもん。
天下の映画データベース・IMDBで調べてみると、この『AGENT X44』シリーズはなんと1965年の第一作に始まり1980年までに計15本も製作されていた。アジアで作られたスパイ活劇のほとんどが60年代一杯で終わりを告げているのに、これはすごい事である。軽快なスパイものからハードなアクション映画へと途中で変化したのだろうか?
以下が『AGENT X44』(トニー・ファルコン)シリーズのリストだ。
●INTERPOL:HADLANG SA MANLULPIG (1965)
●G-2 (1965)
●CONTRA SENAS (1965)
●MASTERMIND (1965)
●DEADLINE AGOSTO 13 (1966)
●TRAPPED (1966)
●BLACKMAIL (1966)
●SABOTAGE (1966)
●SOLO FIGHT (1967)
●THE SPECIALISTS (1968)
●INFILTRATORS (1969)
●CRISIS (1970)
●SECRET WITNESS (1972)
●LAST TARGET (1978)
●ANG AGILA AT ANG FALCON (1980)
また、あのYOUTUBEにはこのシリーズの一つである『SABOTAGE』の動画が一部分ではあるが投稿されていた。この動画を観る限りではまぁ、よくある擬似ジェームズ・ボンド映画なのかな?と思う。ビキニタイプの衣装を着た女殺し屋集団が出てきたし。そういえば彼、パロディ版でも白いスーツきてたな。定番なのか?う~んもっと詳しいことが知りたいぞ!
この映画、すごく面白そうなので誰か全編アップしてくれないだろうか?