今回は最近ようやく観る事のできた、珍しくアジア系でない映画『ジェヴォーダンの獣』を紹介する。といってもフランス製娯楽映画ですが。
18世紀、フランスのジェヴォーダン地方で《獣》と呼ばれる謎の怪物に女子供が次々と殺されるという事件が発生した。国王は事件解明のため動物学者のフロンサックを送り込んだ。彼は調査を進めていくうちにこの事件の裏には人為的なものを感じ始める…
ランニングタイムが2時間ちょいあって少し苦痛なのだが、アクションシーンが始まるとそんな苦痛も何処へやら。今流行りの香港スタイルので見た目がすごい派手なのだ。このアクションを演出したのは『五毒拳』でディープな香港映画ファンにはおなじみのフィリップ・クォーク(と表記されているので欧米人みたいだが、郭振鋒)で一対多人数の格闘シーンが多いので結構お気に入りなのだ。ホントはこの映画だと「《獣》とは何ぞや」とか「中世フランス貴族がどうたら」とか書かなくちゃならないのだろうが、私にとっては「日本のアニメ映画みたいなフランス製アクション時代劇」でしかないので、もう、観るべき所といえば、アクション・シチュエーション・雰囲気なのだ。公開当初「ミステリー映画」風な宣伝の仕方だったので、いろんなサイトにおけるレビューを読むと「話がまとまっていない」とか「《獣》の存在が薄い」とかあまりいい感触でないみたい。期待してた分、その荒唐無稽さに反動が大きかったのだろう、きっと。この映画は「映画で謎解きを楽しみたい」人向けの作品ではなく、なぁんにも考えず映画の流れを楽しみたい人にうってつけの作品だと思う(とビデオ鑑賞のわりにはデッカイ事言っちゃった)。
18世紀、フランスのジェヴォーダン地方で《獣》と呼ばれる謎の怪物に女子供が次々と殺されるという事件が発生した。国王は事件解明のため動物学者のフロンサックを送り込んだ。彼は調査を進めていくうちにこの事件の裏には人為的なものを感じ始める…
ランニングタイムが2時間ちょいあって少し苦痛なのだが、アクションシーンが始まるとそんな苦痛も何処へやら。今流行りの香港スタイルので見た目がすごい派手なのだ。このアクションを演出したのは『五毒拳』でディープな香港映画ファンにはおなじみのフィリップ・クォーク(と表記されているので欧米人みたいだが、郭振鋒)で一対多人数の格闘シーンが多いので結構お気に入りなのだ。ホントはこの映画だと「《獣》とは何ぞや」とか「中世フランス貴族がどうたら」とか書かなくちゃならないのだろうが、私にとっては「日本のアニメ映画みたいなフランス製アクション時代劇」でしかないので、もう、観るべき所といえば、アクション・シチュエーション・雰囲気なのだ。公開当初「ミステリー映画」風な宣伝の仕方だったので、いろんなサイトにおけるレビューを読むと「話がまとまっていない」とか「《獣》の存在が薄い」とかあまりいい感触でないみたい。期待してた分、その荒唐無稽さに反動が大きかったのだろう、きっと。この映画は「映画で謎解きを楽しみたい」人向けの作品ではなく、なぁんにも考えず映画の流れを楽しみたい人にうってつけの作品だと思う(とビデオ鑑賞のわりにはデッカイ事言っちゃった)。