親戚に東芝関係者が居たため、東芝のLPレコード第1号であるフルトヴェングラー指揮、ウィーンフィルの運命を貰ったのが、レコードを持ったきっかけです。
フルトヴェングラーの演奏は実に素晴らしく、今なお人気がありますが、音質は現代のものに比べると劣るし、しかも、モノラル録音しかありません。それにもかかわらず続々と新盤が出ていて、音源は同じでも、加工を施してさらに原音に近づけたと言うものが幾つも出回っているくらいです。同時代に人気を二分したトスカニーニについては、その後、静かで対照的です。
フルトヴェングラーの新たなCDはその都度チェックするとして、演奏傾向が似ていて、録音のマシなものを探す試みはいかがでしょうか。この指揮者のテンポの動きや極端な強弱は独特と言われますが、同時代に居た穏健なベームの演奏でも、どこか似た雰囲気を感じますから、若干新しい録音で、似た感じの指揮者はいないものでしょうか。
実は、フルトヴェングラーの薫陶を受けた指揮者が居ます。例えば、フランツ・コンヴィチュニーとヨーゼフ・カイルベルトです。前者はライプチヒ・ゲヴァントハウスのヴィオラ奏者としてその指揮に接しているそうですし、後者はフルトヴェングラーの推薦でバンベルク交響楽団の前身のドイツフィルハーモニーの指揮者に就任していて、フルトヴェングラー作曲の交響曲の指揮もしていますから、個人的な交流も多かった筈ですし、音楽的にも共感できたのでしょう。
コンヴィチュニーの演奏はオーソドックスですが、ベームと比較すれば、フルトヴェングラーにより近い感じがします。カイルベルトの方は時折、強い個性が見えることがあり、幸い録音も悪くないので、ミニフルトヴェングラーとして聞くのにさらに適しているように思います。カイルベルトの演奏については、ベートーヴェンの幾つかの交響曲のCDを聴いたに過ぎませんけれど、運命の演奏などは、フルトヴェングラーのイメージに近いのではないかと思います。
フルトヴェングラーがお好きでも昔の録音には満足できない方々、コンヴィチュニーやカイルベルト、特に後者をお試しになって見たらいかかでしょうか。

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フルトヴェングラーの演奏は実に素晴らしく、今なお人気がありますが、音質は現代のものに比べると劣るし、しかも、モノラル録音しかありません。それにもかかわらず続々と新盤が出ていて、音源は同じでも、加工を施してさらに原音に近づけたと言うものが幾つも出回っているくらいです。同時代に人気を二分したトスカニーニについては、その後、静かで対照的です。
フルトヴェングラーの新たなCDはその都度チェックするとして、演奏傾向が似ていて、録音のマシなものを探す試みはいかがでしょうか。この指揮者のテンポの動きや極端な強弱は独特と言われますが、同時代に居た穏健なベームの演奏でも、どこか似た雰囲気を感じますから、若干新しい録音で、似た感じの指揮者はいないものでしょうか。
実は、フルトヴェングラーの薫陶を受けた指揮者が居ます。例えば、フランツ・コンヴィチュニーとヨーゼフ・カイルベルトです。前者はライプチヒ・ゲヴァントハウスのヴィオラ奏者としてその指揮に接しているそうですし、後者はフルトヴェングラーの推薦でバンベルク交響楽団の前身のドイツフィルハーモニーの指揮者に就任していて、フルトヴェングラー作曲の交響曲の指揮もしていますから、個人的な交流も多かった筈ですし、音楽的にも共感できたのでしょう。
コンヴィチュニーの演奏はオーソドックスですが、ベームと比較すれば、フルトヴェングラーにより近い感じがします。カイルベルトの方は時折、強い個性が見えることがあり、幸い録音も悪くないので、ミニフルトヴェングラーとして聞くのにさらに適しているように思います。カイルベルトの演奏については、ベートーヴェンの幾つかの交響曲のCDを聴いたに過ぎませんけれど、運命の演奏などは、フルトヴェングラーのイメージに近いのではないかと思います。
フルトヴェングラーがお好きでも昔の録音には満足できない方々、コンヴィチュニーやカイルベルト、特に後者をお試しになって見たらいかかでしょうか。

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