ヴァイオリンとフルートのRio

ヴァイオリンとフルートに取り組んでいます。

ヴァイオリンは安くならないか?

2010年09月28日 06時51分21秒 | ヴァイオリン
 製作工程のすべてを熟練者が一人で行なって作られたヴァイオリンがよいヴァイオリンと言われます。新作、モダン、オールドのいずれも、その点では全く同じです。

 ヴァイオリンの製作所要時間ははっきりしませんが、およそ200時間くらいと聞きます。会社風に言うなら、残業込みの1月の労働時間です。個人が製作して売る場合、1月分の生活費と工房を維持するための経費を確保する必要がありますから、例えば、60万円以上と言われても無理からぬところです。

 しかし、初心者用や通販、それに量産品は、それよりもかなり安く売られています。これらのヴァイオリンと、60万円以上と言われる新作はどう違うのでしょうか。

 生産効率を上げるには、分業、機械化のほか、人件費の安い国での生産が考えられます。中国製を丹念に探せば、よいものがあると聞きますから、それも安く買う一つの方策です。

 もう一つ、量産品などの手持ちの楽器の改造はどうでしょうか。私が持っている量産品は音質はかなり良いのですが、音量が不足気味で、板厚が厚過ぎるためではないかと勝手に思っていて、分解と板厚の調整などをお願いして見たらと考えたりします。普通、このような改造は行なわないものだそうですが、量産品なら引き受けて貰えるらしいです。一応は完成した楽器なのですから、表板、裏板を最初から削るのに比べれば、安いのではないかと思います。有名なマイスターの佐々木朗さんのホームページを見ると、佐々木さんのお嬢さんの楽器は、お父様が量産品を改造されています。

 こういう改造を工房に依頼したご経験のある方、いらっしゃいませんか?

にほんブログ村 クラシックブログ ヴァイオリンへにほんブログ村
にほんブログ村 クラシックブログ フルートへにほんブログ村
にほんブログ村 クラシックブログへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする