ヴァイオリンとフルートのRio

ヴァイオリンとフルートに取り組んでいます。

松脂

2011年01月05日 09時39分45秒 | ヴァイオリン
 「松脂」は弦楽器の演奏上、とても重要です。弦と弓の毛の間の摩擦が少ないため、摩擦が起きるよう、弓の毛に「松脂」を塗ります。

 私が最初に買ったヴァイオリンのセットは、ヴァイオリン、弓、ケースのみのもので、松脂が付いていませんでしたので、弾いてみたら音が出ません。そう言えば、松脂を塗るものだと言うことを思い出し、あわてて買いに行った記憶があります。

 弦楽器用の松脂は銘柄が多く、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスでそれぞれ違うらしいですが、大きい楽器ともなると、摩擦力も大きい必要があるので、違いがあるのでしょう。兼用できる場合もあると思います。

 原料となる松脂は文字通り、松から採取する天然樹脂ですが、こういう天然物は産地、松の種類によって異なり、天然物の常として、単一成分ではなく、種々の成分の混合物です。

 弦楽器用として販売されている松脂は、恐らく、天然物の松脂の単独ではなく、詳細は分かりませんが、原料の精製、異なる原料の混合、添加物の配合などを経て、用途や要望に合わせたものと思います。

 最近では天然物由来ではない、合成品も販売されているらしく、松脂にアレルギーを持つ人には適しているそうです。ハイドロカーボン(炭化水素)とのことですから、ワックスのようなものなのでしょう。

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コメント
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