ヴァイオリンとフルートのRio

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マスコミは芸能人びいき

2018年05月05日 09時46分04秒 | その他
 セクハラの加害者と報道された財務次官とTOKIOのメンバー。ただ内容には違いが有る上、マスコミの取り上げ方も違うように思います。

 財務次官のケースでは被害者は成人で、職業柄セクハラについても十分な知識を持っているものと見なせます。内容は卑猥な言葉による嫌がらせで、録音が本当だとすれば極めて下品で無教養さに溢れています。しかし刑法上の処罰の対象とは言い難い。実際に身体に触ればアウトでも「触っていい?」ではギリギリセーフ。

 山口達也のケースは被害者は未成年なので悪質性が高くなります。物理的な行為が有った事は本人も認め、所属事務所の謝罪文にも具体的行為が明記されています。これは明らかに刑法上の処罰の対象になり得る犯罪。

 事務所が慌てて示談に持ち込んだのは強姦などが親告罪であった時代と勘違いしたのか、それとも思い当たるフシが有ったのかのいずれか。具体的行為名まで書いたのは、モミ消し出来ないためそこまでは認め、他の事は無かった事にしたと言う疑いも残ります。

 財務次官の行為は勿論肯定されるべきものではありませんけれど、被害者が情報を洩らした出版社や在籍するテレビ局、その他のマスコミがあたかも犯罪のように騒ぎ立てた結果、財務次官が辞任しましたから、マスコミの目的は達せられました。

 山口達也の方はと言うと、福田財務次官よりも悪質な刑法上の犯罪行為を犯したので大いに批難して辞職を求めるべきと思うのに、財務次官のケースのようにマスコミが首を取ろうと率先して動かないのは実に不思議に思います。

 報道でも直接的な擁護はしないまでも、他のメンバーやファンの発言を引用して、ほとぼりが冷めたら復帰を促すかのようなニュアンスが感じられる事があります。刑法に触れる行為と知りながら、即時解雇と永久追放を声高に主張する事が無いのは、財務次官の場合と比べて公平さを欠いています。

 理由を想像して見ますと、マスコミは政府や官僚を敵対する存在と見る一方、芸能人を仲間内のような存在と見なしています。芸能人に関するマスコミの報道には眉に唾を付けて接する必要が有ります。セクハラ報道に関してはチューして、ではなく十分注意して見聞きする必要が有るのかも知れません。


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