たまにはコロナ以外の話題を。
水素ガスを用いる燃料電池とモーターで動く水素自動車。脱炭素時代の担い手として注目されています。燃料電池からは電気化学反応の結果の水が生じるだけで、燃料を燃やすエンジンのように炭酸ガスを排出する事は有りません。
しかし、国全体あるいは地球規模で見た場合、水素自動車の使用が炭酸ガス排出をゼロに出来ると考えるのは全くの間違い。
そもそも水素ガスは自然界にはごく微量しか存在しません。現実的には水を電気分解するか、触媒を用いて石油を加熱する事により水素ガスを得る必要があります。
いずれによっても水素ガスを得るためのエネルギーとして電力を用いる必要が有り、その電力は火力発電に頼っているのが現状ですから、発電の際に大量の炭酸ガスを排出します。原子力発電の発電割合を増やせば炭酸ガスの排出を少なくする事が出来ますが、原子力発電特有の危険性が有ります。
人口密集地域の大気汚染を防止する目的で、石炭火力発電所を郊外に設置し、人口密集地では水素ガスを用いた動力を用いるか、蓄電池による動力に頼る事は好ましいと思います。
しかし石炭火力発電所による発電は依然として残りますから、地球温暖化を抑制する目的ではそれほど有効とは思えません。
《コメントを下さる方々へのお願い》
コメントを下さる方は、恐れ入りますがご自身のブログのURLをご記入下さい。
お考えとあまりに違うご返事を差し上げるのは失礼になると思いますので、ブログを拝見してどのようなお考えの方かを私なりに理解した上でご返事を書きます。悪しからず。
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そもそも水素ガスは自然界にはごく微量しか存在しません。現実的には水を電気分解するか、触媒を用いて石油を加熱する事により水素ガスを得る必要があります。
いずれによっても水素ガスを得るためのエネルギーとして電力を用いる必要が有り、その電力は火力発電に頼っているのが現状ですから、発電の際に大量の炭酸ガスを排出します。原子力発電の発電割合を増やせば炭酸ガスの排出を少なくする事が出来ますが、原子力発電特有の危険性が有ります。
人口密集地域の大気汚染を防止する目的で、石炭火力発電所を郊外に設置し、人口密集地では水素ガスを用いた動力を用いるか、蓄電池による動力に頼る事は好ましいと思います。
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