航空業界の実情
関西空港は、1994年9月4日に華々しく開港した。予期されたことではあるが、連日万単位の人々が、関西空港へやってくる。モノ珍しさもあろうが、海外旅行へいく人々も、大勢やってくる。マスコミの発表によれば、年間、海外へ向かう人は、ビジネス・観光含めて、1200万人とか。
わが国では確実に海外旅行は大衆化された感じがある、そのわけは、格安航空運賃に、円高が相乗効果もたらせて、国内旅行よりも割安感が出てきたことなどで、スキーを楽しんだり、ハワイでダイビングを楽しむなんて、わざわざ海外にかけなくても良いのに、もったいないことをすると戦後のが貧しい生活を体験した私は一人ぼやいたこともある。世の中は、僕ら世代が見るような、そんな時代ではないのだろう。
ところで、1000万人からの日本人客がありながら、日本航空をはじめ、我が国の航空会社は軒並み赤字経営だという。こだけの客がありながら、儲けることのできない企業体質とはいったいどんな経営をしているのか不思議に思う。
赤字に、陥っている日本航空は背に腹は代えられないということで、来年は時給1300円のアルバイトスチュワーデスを採用することによって、人件費の負担軽減を実施しようとした。その発表があった直後に亀井という運輸大臣が待ったをかけた。彼の言い分はこうである。
待遇の違うスチュワーデスを同一機内で働かせると、安全上問題が発生する。リストラをかけるなら、安全に直接結びつかない部署から手をつけるべきだ。もし、俺の言うことを聞かない場合は、増便などで考えるざるをえない。
この発言は、問題だと思った。案の定翌日、朝日新聞は、漫画を乗せた。背中に、背負ったロケットを約逆噴射させながら、垂直尾翼にまたがって、鶴のマークをふんずけている大臣の姿が描かれている。
事の本質をズバリ、一目瞭然に、また、簡単明瞭に、描いた絵の下に
「逆噴射さ亀さんにお手上げする鶴さん」
とコメントが入っている。この亀井発言に対して、各方面から反対や批判の声が上がったのは当然だろう。
反対論
1、規制緩和を目指している内閣にあって、緩和に逆行指示を出した大臣発言は、実情をよく理解したものではない。
2,安全上の問題というが、アルバイト、スチュワーデスをしっかり訓練できたら解決できる問題である。
3,、外人の乗組員との方がもっと問題があるが、外国では、リストラの一環として当たり前のことで、これをしなかったら、日本の航空業界は、世界の業界で後れをとることになる。
4,民間企業に圧力発言したのは問題である。
5,、自己顕示欲や政治力の誇示に利用としている。本音が見え見えで
、今回の問題は彼の人柄によるところが大きい。
私の主張
彼の主張する論理には無理がある。
第一に、安全上の問題について、端的に言えば、アルバイトスチュワーデスでは安全でないという発想自体がおかしい。これは訓練によって、解決できる問題である。また、外国では、自分の国よりも、賃金の安い外国人スチュワーデスを実際に採用して、乗務させているが、問題が起きていない、この実情を知っているならばこのような幼稚な発言はできないはずである。この程度のレベルのことを行政の長が発言すれば、安全上という論理は、あくまで隠れみの。本当はもっと違ったところに、彼の本音は、あるのではないかと勘ぐりたくもなる。そしてなによりも、世間の人から批判されたのは、彼の人柄の問題である。
このような横柄な態度がたたかれるのは、当たり前の話である。権力を笠にきた強圧的態度。俺の言うことを聞かない官僚はやめてもらうと言ったとか。なんと己を知らない傲慢なバカなやつだ。
さらに、こういう類の発言をして、自分の政治力を誇示し、自己顕示の具に利用。恣意的な態度。どれをとっても、世間の人の反感を買うモノばかりである。
これらを総合すると、今回の発言によって、彼は自分の人柄の資質のお粗末さを余すところ無く、はしなくも人前に露呈して、ひんしゅくをかった。
またこの発言内容は、まことに根拠が、乏しく、幼稚なもので、ハチのひとさし、じゃないけれど、リストラも分からず、経営に口をはさむ、大臣の[アホはあんたです。]という週刊誌が、事の本質をズバリ端的に言ってのけている。このフレーズに共感した人は多いはずで納得。納得。
結局、何だったのか。運輸省のアホ大臣と、日本航空経営陣のけじめのなさを浮き彫りにしただけで、何の問題の解決にもなっていない。
関西空港は、1994年9月4日に華々しく開港した。予期されたことではあるが、連日万単位の人々が、関西空港へやってくる。モノ珍しさもあろうが、海外旅行へいく人々も、大勢やってくる。マスコミの発表によれば、年間、海外へ向かう人は、ビジネス・観光含めて、1200万人とか。
わが国では確実に海外旅行は大衆化された感じがある、そのわけは、格安航空運賃に、円高が相乗効果もたらせて、国内旅行よりも割安感が出てきたことなどで、スキーを楽しんだり、ハワイでダイビングを楽しむなんて、わざわざ海外にかけなくても良いのに、もったいないことをすると戦後のが貧しい生活を体験した私は一人ぼやいたこともある。世の中は、僕ら世代が見るような、そんな時代ではないのだろう。
ところで、1000万人からの日本人客がありながら、日本航空をはじめ、我が国の航空会社は軒並み赤字経営だという。こだけの客がありながら、儲けることのできない企業体質とはいったいどんな経営をしているのか不思議に思う。
赤字に、陥っている日本航空は背に腹は代えられないということで、来年は時給1300円のアルバイトスチュワーデスを採用することによって、人件費の負担軽減を実施しようとした。その発表があった直後に亀井という運輸大臣が待ったをかけた。彼の言い分はこうである。
待遇の違うスチュワーデスを同一機内で働かせると、安全上問題が発生する。リストラをかけるなら、安全に直接結びつかない部署から手をつけるべきだ。もし、俺の言うことを聞かない場合は、増便などで考えるざるをえない。
この発言は、問題だと思った。案の定翌日、朝日新聞は、漫画を乗せた。背中に、背負ったロケットを約逆噴射させながら、垂直尾翼にまたがって、鶴のマークをふんずけている大臣の姿が描かれている。
事の本質をズバリ、一目瞭然に、また、簡単明瞭に、描いた絵の下に
「逆噴射さ亀さんにお手上げする鶴さん」
とコメントが入っている。この亀井発言に対して、各方面から反対や批判の声が上がったのは当然だろう。
反対論
1、規制緩和を目指している内閣にあって、緩和に逆行指示を出した大臣発言は、実情をよく理解したものではない。
2,安全上の問題というが、アルバイト、スチュワーデスをしっかり訓練できたら解決できる問題である。
3,、外人の乗組員との方がもっと問題があるが、外国では、リストラの一環として当たり前のことで、これをしなかったら、日本の航空業界は、世界の業界で後れをとることになる。
4,民間企業に圧力発言したのは問題である。
5,、自己顕示欲や政治力の誇示に利用としている。本音が見え見えで
、今回の問題は彼の人柄によるところが大きい。
私の主張
彼の主張する論理には無理がある。
第一に、安全上の問題について、端的に言えば、アルバイトスチュワーデスでは安全でないという発想自体がおかしい。これは訓練によって、解決できる問題である。また、外国では、自分の国よりも、賃金の安い外国人スチュワーデスを実際に採用して、乗務させているが、問題が起きていない、この実情を知っているならばこのような幼稚な発言はできないはずである。この程度のレベルのことを行政の長が発言すれば、安全上という論理は、あくまで隠れみの。本当はもっと違ったところに、彼の本音は、あるのではないかと勘ぐりたくもなる。そしてなによりも、世間の人から批判されたのは、彼の人柄の問題である。
このような横柄な態度がたたかれるのは、当たり前の話である。権力を笠にきた強圧的態度。俺の言うことを聞かない官僚はやめてもらうと言ったとか。なんと己を知らない傲慢なバカなやつだ。
さらに、こういう類の発言をして、自分の政治力を誇示し、自己顕示の具に利用。恣意的な態度。どれをとっても、世間の人の反感を買うモノばかりである。
これらを総合すると、今回の発言によって、彼は自分の人柄の資質のお粗末さを余すところ無く、はしなくも人前に露呈して、ひんしゅくをかった。
またこの発言内容は、まことに根拠が、乏しく、幼稚なもので、ハチのひとさし、じゃないけれど、リストラも分からず、経営に口をはさむ、大臣の[アホはあんたです。]という週刊誌が、事の本質をズバリ端的に言ってのけている。このフレーズに共感した人は多いはずで納得。納得。
結局、何だったのか。運輸省のアホ大臣と、日本航空経営陣のけじめのなさを浮き彫りにしただけで、何の問題の解決にもなっていない。