日々雑感

心に浮かんだこと何でも書いていく。

遺跡

2009年08月02日 | Weblog
遺跡

何もないところに適当に建物が建ったわけではない。建物は人間の思いが目に見えた形で、表現されたものである。

その思いの奥には宗教がある。神仏の世界があり、その世界に強いあこがれを権力者がいだいた時、建造物として結晶する。

こうしてアンコールワットやアンコールトムなどの遺跡は現代に残った。
まず思い、想念があり、それが形となって表れる
目に見えるもの(建造物)の奥に思いをいたすこと、
それが遺跡見物のポイントであろう

「アンコールワットの参道にあの壮大な石造建築物を見たとき、私は身ぶるいし、鳥肌が立った。」それが石工の鬼 小杉さんの言葉である。小杉さんには見えているのである。職人とはこういうものか。

アンコールワットを見たとき。それは文章を書く感動の宝庫であり、果たしてつ鳥肌が立ったか。そこが職人魂を持たない私の悲しい姿である。