日々雑感

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法務大臣と死刑執行

2012年06月05日 | Weblog
法務大臣と死刑執行

まず問いたい。生命の重さをどう感じているのか。考えているのか。
身勝手な自己本位の欲望を満たすために、他人の生命を奪ったものは、自分の命であがなうしか無い。つまり罪の重さによって自分の命を絶つことだ。

人間は過ちの動物だと言われることがあるが、過ちとして許せることと、許せないことがある。その分別は社会防衛にとって不可欠なことだ。

どんな凶悪犯でも命の保証があるというのでは、極悪人にとって容易に規範破りができるようになる。世の中には、数こそ少ないが、自己の欲望のために他人を平気で殺す人間がいるのが現実だ。
そういう手合いから社会を護るには、町中に出没する猛獣を殺処分するのと同じく、人間の皮を被った猛獣共を殺処分する必要がある。死刑とはそういう意味合いのことである。

法務大臣とは刑訴法に則り、確定判決後6月以内に命令し、5日以内に執行しなくてはならない立場の役職を持つ人のことを言う。
曽てカミソリの異名をとった自民党の後藤田氏は、「刑が確定している以上法務の仕事に携わるものとして、尊重しなくては、法秩序そのものがおかしくなる」 と言った。当然のことである。

またある法務大臣経験者は「死刑廃止論者は法務大臣を引き受けるべきでは無い。その職務執行に当たっては個人的感情を挟む余地はない。」とも述べた

法務大臣が執行書にサインしないと言うことは義務違反である。
新法務大臣は職務に忠実であれ。私情は控えるべし 。