日々雑感

心に浮かんだこと何でも書いていく。

大韓航空機にて2

2013年07月09日 | Weblog

大韓航空機にて2

先方がよいというから、この席についたまでの話で、それ以上のことは詮索する必要は何もないのに、席に着くや否や、僕は何故こうしてビジネスクラスに、乗せてもらえるのか。その理由を考え始めた。

 エコノミークラスが、オーバーブッキングになり、溢れたエコノミー乗客を何人か選んで、この席にしたのかもしれない。その際この幸運の中に、僕がいたのかも。
韓国は今、海外渡航自粛で、ビジネスクラスの乗客は偶然にも、誰もいなかったので、スカイパス利用者に融通したのか。それとも、僕はバスの会員として、すでにマイレージで、2万マイルほどたまっている。これをベースに特別サービスをしてくれたのかもしれない。
理由はともかくも、格安キップで6時間もこんな扱いをうけるのは初めてで、非常に気分がよい。自分の無邪気さがよみがえったような気がした。
ああ良かった。たまにはこんなことがあっても良い。僕は先ほどからのくしゃくしゃした気分をすっかり忘れて、ルンルン気分になった。

 座席に座って、荷物の整理をしているときは、空席だった隣の席に、50歳ぐらいの見るからに、品のない韓国人女性が座った。彼女は席に着くなり、座席の前のフットレストの近くに置いてある僕の荷物を足でさし示し、早く楽片付けるようにと目で合図した。僕はむっとしたが、こちらの荷物が相手の感情を害しているのだからと思い、急いで窓側に移した。

 失礼な奴だ。僕はフカみたいに太った礼儀知らずのこのオバハンは一体何者か、オサトがしりたくなった。
真っ赤な口紅と同じものを足の指にぬっている。マニキュアも家庭婦人のそれではなく、その風体からして、一見しただけで、おミズ系統の女だと思った。本来ならこのビジネスクラスに似合わない無教養な人間ではないのか?。
あつかましい。およそ気配りの気の字もみせず、人の迷惑も考えずに言いたい事を言い、やりたいようにやる。それが開き直って恥も外聞も、失った、どあつかましい女だと僕の眼には映るのだ。せっかくビジネスクラスの座席に座ってルンルン気分になったのに、いやな奴がきたもんだ。僕は、不運を嘆いた。するとまた先ほどの忘れたはずの不愉快な気分がよみがえってきた。

 何を思ったのか、彼女は僕の不機嫌を無視して、急に英語がしゃべれるが、と英語で聞いてきた。
「すみませんが、」そのくらいの前置きができないのか。またいらついた。もともと僕はこの女に好感を持っていない。そこでぶっきらぼうに少しだけと言ってやった。
 
 彼女は、急に「変な匂いがしませんか。臭くないですか」という。
予想外の質問で、ちょっとびっくりしたが、僕は特別匂いも感じなかったので、「はあ?」 と意味不明の愛想のない返事をした。
それにしても、いったいこの女は、自分のことを何様とだと思っているのだ。お前中心にこの世の中が回っているんじゃないんだ。そう。少しは考えて、ものいったらどうだ。僕は心の中でそう怒った。

ところで臭いにおい?。僕はこの席に着いてから、異臭を感じたことはないし、まさか上等の席に悪臭を放つものなど置かれているはずもない。また自分としても、昨夜は宿で何回もシャワーを浴びたから、汗臭くわないはずだ。自分自らが臭いものを持って載ってるんじゃないのか?。
 
 そういえば、韓国人は、ニンニクを常食とするから、ある種の体臭を出していることがある。
僕が初めてソウルへ行ったときに、駅に着いて2階に上がった途端、名状し難いある種の、強烈なにおいに圧倒されたことがある。
体臭は日本人はないはずだ。何をいちゃもんつけているんだ。第一印象が悪いものだから、ちょっとしたことが癪のたねになる。ムキになりすぎていると思うが、それでも腹の虫は収まらない。折角ビジネスクラスに、乗せてもらって、ルンルン気分だと言うのに。これじゃ台無しじゃないか。このばばあ。
急に怒りがこみ上げてきて爆発しそうになったが、僕は言葉を飲み込んだ。
 
 しばらくするとやホステスが飲み物をサービスし始めた。オバハンはホステスをつかまえて、臭い臭いと、においのことを連発している。
ホステスも当惑した顔をしながら、あいまいな返事をしている。彼女は二人の乗客を怒らせないようにうまく質問に答えているが、腹の中では困っているのが、僕には手に取るようにわかった。
オバハンはそんなあいまいな返事で、納得するような女ではないが、前からサービスを終えたワゴンが来たので、ホステスはそのまま後へとひっこんでしまった。

つづく

大韓航空機にて2

2013年07月09日 | Weblog

大韓航空機にて2

先方がよいというから、この席についたまでの話で、それ以上のことは詮索する必要は何もないのに、席に着くや否や、僕は何故こうしてビジネスクラスに、乗せてもらえるのか。その理由を考え始めた。

 エコノミークラスが、オーバーブッキングになり、溢れたエコノミー乗客を何人か選んで、この席にしたのかもしれない。その際この幸運の中に、僕がいたのかも。
韓国は今、海外渡航自粛で、ビジネスクラスの乗客は偶然にも、誰もいなかったので、スカイパス利用者に融通したのか。それとも、僕はバスの会員として、すでにマイレージで、2万マイルほどたまっている。これをベースに特別サービスをしてくれたのかもしれない。
理由はともかくも、格安キップで6時間もこんな扱いをうけるのは初めてで、非常に気分がよい。自分の無邪気さがよみがえったような気がした。
ああ良かった。たまにはこんなことがあっても良い。僕は先ほどからのくしゃくしゃした気分をすっかり忘れて、ルンルン気分になった。

 座席に座って、荷物の整理をしているときは、空席だった隣の席に、50歳ぐらいの見るからに、品のない韓国人女性が座った。彼女は席に着くなり、座席の前のフットレストの近くに置いてある僕の荷物を足でさし示し、早く楽片付けるようにと目で合図した。僕はむっとしたが、こちらの荷物が相手の感情を害しているのだからと思い、急いで窓側に移した。

 失礼な奴だ。僕はフカみたいに太った礼儀知らずのこのオバハンは一体何者か、オサトがしりたくなった。
真っ赤な口紅と同じものを足の指にぬっている。マニキュアも家庭婦人のそれではなく、その風体からして、一見しただけで、おミズ系統の女だと思った。本来ならこのビジネスクラスに似合わない無教養な人間ではないのか?。
あつかましい。およそ気配りの気の字もみせず、人の迷惑も考えずに言いたい事を言い、やりたいようにやる。それが開き直って恥も外聞も、失った、どあつかましい女だと僕の眼には映るのだ。せっかくビジネスクラスの座席に座ってルンルン気分になったのに、いやな奴がきたもんだ。僕は、不運を嘆いた。するとまた先ほどの忘れたはずの不愉快な気分がよみがえってきた。

 何を思ったのか、彼女は僕の不機嫌を無視して、急に英語がしゃべれるが、と英語で聞いてきた。
「すみませんが、」そのくらいの前置きができないのか。またいらついた。もともと僕はこの女に好感を持っていない。そこでぶっきらぼうに少しだけと言ってやった。
 
 彼女は、急に「変な匂いがしませんか。臭くないですか」という。
予想外の質問で、ちょっとびっくりしたが、僕は特別匂いも感じなかったので、「はあ?」 と意味不明の愛想のない返事をした。
それにしても、いったいこの女は、自分のことを何様とだと思っているのだ。お前中心にこの世の中が回っているんじゃないんだ。そう。少しは考えて、ものいったらどうだ。僕は心の中でそう怒った。

ところで臭いにおい?。僕はこの席に着いてから、異臭を感じたことはないし、まさか上等の席に悪臭を放つものなど置かれているはずもない。また自分としても、昨夜は宿で何回もシャワーを浴びたから、汗臭くわないはずだ。自分自らが臭いものを持って載ってるんじゃないのか?。
 
 そういえば、韓国人は、ニンニクを常食とするから、ある種の体臭を出していることがある。
僕が初めてソウルへ行ったときに、駅に着いて2階に上がった途端、名状し難いある種の、強烈なにおいに圧倒されたことがある。
体臭は日本人はないはずだ。何をいちゃもんつけているんだ。第一印象が悪いものだから、ちょっとしたことが癪のたねになる。ムキになりすぎていると思うが、それでも腹の虫は収まらない。折角ビジネスクラスに、乗せてもらって、ルンルン気分だと言うのに。これじゃ台無しじゃないか。このばばあ。
急に怒りがこみ上げてきて爆発しそうになったが、僕は言葉を飲み込んだ。
 
 しばらくするとやホステスが飲み物をサービスし始めた。オバハンはホステスをつかまえて、臭い臭いと、においのことを連発している。
ホステスも当惑した顔をしながら、あいまいな返事をしている。彼女は二人の乗客を怒らせないようにうまく質問に答えているが、腹の中では困っているのが、僕には手に取るようにわかった。
オバハンはそんなあいまいな返事で、納得するような女ではないが、前からサービスを終えたワゴンが来たので、ホステスはそのまま後へとひっこんでしまった。

つづく