日々雑感

心に浮かんだこと何でも書いていく。

神秘体験の研究6-58

2014年06月01日 | Weblog
神秘体験

人に見えないものが見え、聞こえがはずもない音が聞こえるといて体験。

外界と人間の感覚はほとんど遮断された状態におかれるとどうなるのだろうか
脳は様々な刺激を組み合わせて現実感を作り出す。外部からの刺激やストレスが加わると、脳が過去の記憶などをもとに、現実感を作ろうとして幻覚が起きるのだろう、大学ではこのような実験を続けている。

幻覚が生まれるときに脳はどんな変化が起こるのか。
広島大学のグループでは修験者の修行に同行し4人の修験者のうち3人に幻覚が現れたと言う。
寒さや断食、不眠などのストレスを加えるとこのような状態に脳が適用しようとして一時的にセロトニンを大量に増やしたのだろうと指摘した。
幻覚剤エルエスディーはセロトニンと構造がよくにている。

同じ行為を繰り返すと知性を働かする脳の前頭葉が働きを停止し、自分が何者かに動かされているような感覚になる。

神秘体験は脳科学者から見れば単なる感覚異常と言うことになりそうだ。
外界から遮断され睡眠不足や疲労などの強いストレスにさらされたら、自分がしていないことでもやったとも思うかもしれない。
こーゆー働きを悪用してmind controlをした、典型的な例はオーム真理教である。
置かれた環境に人間の脳がどのような反応を示すのかについての研究の一端が報告されているのを読んだらの様なことが書いてあった。

ちょっと注意深く自分を含めて周りを観察していると、われわれは以上の説明に基づくようなことが、身の回りの日常生活の中に、起きてくるのを経験することがある。
筆舌に尽くしがたいシビアな環境に対して、人間はこのような適応能力も持っている。人間という動物は素晴らしい能力を持っているものだと感心した。