日々雑感

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子孫に付けを回したメンテナンス

2014年06月21日 | Weblog
子孫に付けを回したメンテナンス

考えてみると、瀬戸内海にかけた3本の大橋である。
1兆円あまりの建設費を費やして建設したが、果たして後々に関わるメンテナンス費用のことまで考えて作ったのであろうか。
便利さを求めても、便利さのために子孫に膨大なメンテ費用を負担させてよいものかどうか。
必要なものは作ったり、変えたりするのは、避けられないが、不要不急のものを国家プロジェクトにするのはどうかと思う。
庶民からすると、この辺が無能政治家や官僚と罵りたくなるのだ。

これから人口が減少する。よほど近い時期に機械化が進歩して人手に置き換える技術や、機器や、ロボットなどが開発されない限り、将来の見通しは先細りである。
こういう悲観的な見方が現実的でないことを望むが、果たしてどうなることだろう。3つの大橋のうち1つを残して2つを破棄せざるを得ない時が来るのではないだろうか。
そういう場面では存廃論がまた起こり、利便性とメンテ費用、天秤にかけて結論が出る。その時維持できなくなった子孫達は自分たちの不甲斐なさを嘆くだろうか。それとも、これから3つの橋を作った先祖の先読みの無能ぶりを嘆くだろうか。