本日、News Weekの6月1日号を読んでいたら、
「チェルノブイリが生んだ楽園」
という記事が目に入りました。
その内容の<要旨>は以下の通り.....
86年4月26日にチェルノブイリ原子力発電所での原発事故が起きてから25年経った今、半径30キロ圏内は今も居住禁止区域と定められている。
一方で、この30キロ圏内から人間とともに自動車や産業が消えて、農薬や殺虫剤を使わなくなったせいか、「自然の王国」とも言うべき緑が生い茂り、野生動物がのびのびと暮らす、美しい風景が見られるようになった。
そして、30キロ圏内から数メートル外側に位置するキエフ貯水池の周辺は、「チェルノブイリのリビエラ」と呼ばれ、富裕層が別荘を建て、狩りと釣りを楽しんでいる。
かつてこの貯水池に大量の放射性物質が降り注いだ記憶は、水に流されたのかもしれない。
と、いうものでした。
そして、記事とともに犬と一緒にボートに乗る人、水浴をする人、別荘で楽しむ若者たち、ファッショナブルな女性たち、花嫁等のまるで始めからそこがリゾート地であったかのような写真が掲載されていました。
人が住まなくなったら、自然が戻ったというのはある意味当たり前の摂理ですが、その理由が原発事故とは皮肉なものです。
そして過去の記憶を封印し、人工的な理由によりって消滅し、自力で回帰した自然を求めて、また人が快楽的な理由で戻って来るというのは、一定の経済効果はあるかもしれませんが、取り方によっては学習能力がないということにもなり得ると思います。
このことについては、日本においても教訓にすべき部分があると考えます。
今は、街のあちらこちらが節電モードになっており、「何だ十分にこの状態で生活できるじゃないか!」という日本全体が協力的な精神にあふれ、今までの贅沢を縮小しようという風潮になっていますが、時間の経過とともに記憶も薄れ、住む人も変わり日本においても「チェルノブイリのリビエラ」現象が起きないとも言えません。
例えば、30年後くらいに、30キロ圏内の近くが、緑が多く土地が安いからなどという理由から開発業者が買い荒し、「エコライフ生活に最適!」などという触れ込みで売りに出されたりなんてことがあってはなりません。
今、政治に身を置く私たちはこのことを忘れず、現実を受け止め、何が被災地と被災者の方々にできるのかを見極め実行し、その後は、すべての分野において今後の日本としてのビジョンを持つ必要があります。しかも早急に
そんな時に、テレビから流れるニュースは内閣不信任案をめぐっての攻防戦ばかり.....
力量のないリーダー、痴話喧嘩が表面化している与党、今までよりはちょっと頑張ったね!という感じで討論に臨んだ我が党の総裁.....国民の方がどっちも嫌い!とインタビューで答えた気持ちが理解できます
国民の方からすれば、誰でもいいからちゃんとやれという感じでしょう。
不安を抱える被災地の皆さんや、命がけで作業に当たっている自衛隊の方々に対して申し訳ない気持ちです。
末端自治体の一議員としては、すごいジレンマです。
本日は、まとまらないブログですみませんです。
「チェルノブイリが生んだ楽園」
という記事が目に入りました。
その内容の<要旨>は以下の通り.....
86年4月26日にチェルノブイリ原子力発電所での原発事故が起きてから25年経った今、半径30キロ圏内は今も居住禁止区域と定められている。
一方で、この30キロ圏内から人間とともに自動車や産業が消えて、農薬や殺虫剤を使わなくなったせいか、「自然の王国」とも言うべき緑が生い茂り、野生動物がのびのびと暮らす、美しい風景が見られるようになった。
そして、30キロ圏内から数メートル外側に位置するキエフ貯水池の周辺は、「チェルノブイリのリビエラ」と呼ばれ、富裕層が別荘を建て、狩りと釣りを楽しんでいる。
かつてこの貯水池に大量の放射性物質が降り注いだ記憶は、水に流されたのかもしれない。
と、いうものでした。
そして、記事とともに犬と一緒にボートに乗る人、水浴をする人、別荘で楽しむ若者たち、ファッショナブルな女性たち、花嫁等のまるで始めからそこがリゾート地であったかのような写真が掲載されていました。
人が住まなくなったら、自然が戻ったというのはある意味当たり前の摂理ですが、その理由が原発事故とは皮肉なものです。
そして過去の記憶を封印し、人工的な理由によりって消滅し、自力で回帰した自然を求めて、また人が快楽的な理由で戻って来るというのは、一定の経済効果はあるかもしれませんが、取り方によっては学習能力がないということにもなり得ると思います。
このことについては、日本においても教訓にすべき部分があると考えます。
今は、街のあちらこちらが節電モードになっており、「何だ十分にこの状態で生活できるじゃないか!」という日本全体が協力的な精神にあふれ、今までの贅沢を縮小しようという風潮になっていますが、時間の経過とともに記憶も薄れ、住む人も変わり日本においても「チェルノブイリのリビエラ」現象が起きないとも言えません。
例えば、30年後くらいに、30キロ圏内の近くが、緑が多く土地が安いからなどという理由から開発業者が買い荒し、「エコライフ生活に最適!」などという触れ込みで売りに出されたりなんてことがあってはなりません。
今、政治に身を置く私たちはこのことを忘れず、現実を受け止め、何が被災地と被災者の方々にできるのかを見極め実行し、その後は、すべての分野において今後の日本としてのビジョンを持つ必要があります。しかも早急に
そんな時に、テレビから流れるニュースは内閣不信任案をめぐっての攻防戦ばかり.....
力量のないリーダー、痴話喧嘩が表面化している与党、今までよりはちょっと頑張ったね!という感じで討論に臨んだ我が党の総裁.....国民の方がどっちも嫌い!とインタビューで答えた気持ちが理解できます
国民の方からすれば、誰でもいいからちゃんとやれという感じでしょう。
不安を抱える被災地の皆さんや、命がけで作業に当たっている自衛隊の方々に対して申し訳ない気持ちです。
末端自治体の一議員としては、すごいジレンマです。
本日は、まとまらないブログですみませんです。