Y's クロニクル

旅行等の一生思い出に残る事から日々の小さな出来事まで少しずつクロニクルに残せたら・・・と思っています。

ローマのイチオシ教会サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会

2012-10-14 08:15:59 | フィレンツェ・ローマ旅行

あら~(゜Д゜)ノイタリア旅行記を書き始めて、何日経つの
ローマとフィレンツェでの滞在日数は同じなのに、やはり
ローマは見所が多い。
この調子で行けば、後何日かかるのだろう
ペースアップするか・・・

本日からは、教会特集が続きます・・・

ローマの地図を片手に歩き回るわけですが、(因みに地図アプリより
断然、アナログ地図が手軽
有名どころは地図に載っていても、その他は無いのでこれが困りもの。
だってね、日本にあれば絶対、世界遺産に登録しよう!なんて事に絶対なる
建物がワンサカあって、これは有名なんじゃない?と
地図を探してもその他大勢扱いで、載ってないのが多いんだから・・・

さて、今回のサンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会っていう長い名前の
教会が私のイチオシ教会です
どんなに、素敵でもそこは教会、基本同じなんですよ、傾向が。
そこで、何か特徴がある教会にやはり惹かれる。
それがこの長ったらしい名前の教会なんですね。

ファサードはいたってシンプル。

内部はローマ唯一のゴシック様式。
「ソプラ」とは「上に」という意味で、ポンペウスが造ったミネルヴァ神殿の
上に建てられたので、ソプラ・ミネルヴァ。ミネルヴァ神殿の上に建てられた
「聖マリア教会」という意味ですね。
アッシジにも同じ名前の教会があります。

因みにミネルヴァ(Minerva)もともとメンルヴァ(Menrva)と呼ばれ、戦い、智、
商業などを司る女神。
ラテン語で知力を意味する「Mens」・・エーッ(;゜Д゜)!ここからのまさかの「男」

さて、この教会は「小さな美術館」とも呼ばれているほど、
素晴らしい芸術品で溢れている教会です。
フランス・ドイツなどはゴシック建築で溢れていますが、人間を寄せ付けない
雰囲気があります。ここのゴシックはもっと温かみのあるゴシックです。
モデルとなったのはフィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ教会です。

あーやはり、ボケてる・・・基本、教会の中は暗いので
ないでしょう~ このブルーな教会

このブルーは天空を表しているのですね。星があちらこちらに散りばめられている

ゴシック建築にはお約束の薔薇窓のステンドグラスがぐるりと配されています。
この燭台の下には・・・

イタリアの守護聖人の一人シエナの聖カトリーナの遺体が静かに
眠っています。アッシジのフランチェスコはもう一人の守護聖人です。

この日本ではあまり有名ではない教会ですが、行って損は絶対ありません!
なんで、写真を撮ってないのか分からないけれど、
もう無料で申し訳のないくらいの芸術作品だらけです。
観光客も、ほとんどいませんし・・・

ミケランジェロの「あがないのキリスト」なども見られるんです~ぅ。

因みにこの教会でガリレオ・ガリレイは自説の放棄を発表したらしい。

教会の前には象さんの上に建てられた小規模なオベリスクがあり、
かわいく「ひよこちゃん」と呼ばれている。

この界隈を歩いているとこんな風景が・・・

こんな所が好きだな~