Y's クロニクル

旅行等の一生思い出に残る事から日々の小さな出来事まで少しずつクロニクルに残せたら・・・と思っています。

アルプスを眺めながら列車でGO!サヴォイア家の豪華絢爛なトリノ王宮

2016-08-14 08:14:47 | 2016ドイツ・スイス・イタリア

サヴォイア王国そして後のイタリア王国の王宮Palazzo Reale di Torinoを見学してきました~
この王宮は世界遺産ですが、トリノ王宮群として登録されているので、「王宮」とつく建物は
もっともっとあるの・・・しかしここが中心的な王宮。 

サヴォイアって今ではホテルの名前でよく聞くって感じ。
この王宮の所有者であったサヴォイア家、その領地はイタリアのピエモンテ、フランス東部サヴォワ、今のスイスのジュネーブ
でした。
そのサヴォイア王国、後のサルディーニャ王国(サルディーニャは島ですが、王国自体はほとんどが大陸側でした)
サヴォイア家のヴィットリア・エマヌエーレ2世によって統一されたイタリア王の住居兼政治の執行も行われた
王宮はキンキラで少々乙女チックな内装でした。 

イタリアの北にある都トリノは碁盤の目状に都市がデザインされていて、とても歩きやすい街でした。
トリノ以外でイタリアにこの様な碁盤の目状の街はないんじゃないかしら
トリノだけはほとんど迷わずに目的地に着く事が出来ます。
トリノ宮はトリノ・ポルト・ノォーヴァからだとローマ通りを25分程度かな~とにかくまっすぐ歩く!
するとカスティッロ広場があります。
正面に見えるのがトリノ王宮。 

このカステッロ広場の写真で見ると右にはサヴォイア家の王妃達の宮殿「マダマ宮」があります。
マダマ宮はローマ時代の建物を王妃用に宮殿にしたもの。

トリノ宮の門が素敵 
ギリシャ神話でふたご座になったという兄弟カストールとポルックスの騎馬像。
この兄弟は剣術に長けていたのですね。弟のポルックスはゼウスの血を引いていますから不死身でしたが、
兄が戦闘で亡くなり、ポルックスは神の慈悲をこうて兄のいる天に上る事を許されました。
これがふたご座の起源で双子ではない兄弟なんだって。 
この門柱にかけられている看板に「POLO REALE TORINO」と書かれているけれど、
「トリノ王宮の門柱」って意味なんでしょうか←誰に聞いてんだよ~ 

実はこの門について調べているだけでかなりの時間がかかった。
トリノ王宮自体の日本語の説明で詳しいのってあまりないし、ましてや門なんかね~ぇ、でも気になるじゃない?
英語のもなくてイタリア語のはあって・・・でもイタリア語わかんないしね~
この門で気になったのはこれ 

もっとアップをとるべきだったか?真ん中の黄金の顔はメデューサなんです。
イタリア語のウィキにはこう書かれていました。

 「Testa di Medusa, particolare della cancellata di Palazzo Reale.」
分かる人~??? メデューサの頭部、王宮の閉門の役割を担うってな感じ?
そうか~閉門しているのに忍び込むやつは石にされちゃいますよって事かもね 

この王宮には王立武器庫があるとかろうじて行く前に調べたので、
そこを外さない見学をしようとチケット売り場を探す事にしました。
門から中に入ります。
正面の右手はこの様な建物になっておりました。 

 

とりあえず正面の建物方向に進むとチケットの文字が~正面の入り口を入り左手にありました。
売店の前の説明を読むと、何種類かのチケットがあるようでした。
売店のオジサンが「古いバロック?それとも新しい方?」と聞かれ、何のこっちゃ分かりませんでしたが、
「古い方で武器が展示されているお部屋を見学できるチケット」と言って渡されたのは8ユーロくらいのチケット。
売店横に順路のマークがあったので、そこから見学を開始しました(中に入ると係りの人に半券を切られました)

なにやら暗闇にお馬に乗った王様らしき像が・・・

因みにこの王宮は1646年から14年かけて完成しましたが、その後、時代時代で
増築され色々な様式の宮殿になったようです。 

サヴォイア家の誰かが馬に乗ってるのよね???←誰に聞いてるんだってーの・・・
ガイドブックとかないもんで・・・ 

この騎馬像から続く大理石の階段は名誉の階段と呼ばれるそうです。

階段上部。ここを登り切ると蜀台がいっぱいのお部屋が~「スイスの間」と呼ばれているらしい。
戦の絵画が飾られていました。 

順路に従い次々と豪華なお部屋を見学。

婚礼の絵画がたくさん飾ってありました。。。。。

キンキラの天井を眺めていると首が痛くなってきました~しかし、容赦なくこの後も
豪華な天井は続くわけで・・・ 

次の間へと続くドア回りもキンキラで。

玉座の間。シャンデリアが豪華~天井も豪華~もちろん玉座も豪華~

ここまで来ると、まだ続くか豪華絢爛ってなるよね~

そんな豪華豪華なお部屋に可愛らしいお花が・・・この後、ちょこちょこっと可愛らしい少女趣味の
装飾が見られるところが今までの王宮と違いました。 

このドアを開けると~

20本もの白大理石柱で支えられた舞踏の間です。舞踏を楽しむ人々の絵で飾られています。

ほら、可愛らしい花束のモチーフ、少女趣味よね???

おそらくこれはカルト・アルベルト王がアルベルト憲法に署名した会議室だ・と・思う・・

下の写真のお部屋は壁などが鏡になっていて肖像画が飾られていました。

ベッドルーム?1798年生まれのカルロ・アルベルトのベッドルームって事?
この人、ポルトガルのポルトで死んだんだ~ しかし写真は無いな~見た記憶もないな~

これは日本風という部屋だったけれど中国っぽいね?

キンキラで豪華なお部屋を見過ぎて首も痛くなったところで、ここを抜けると
見ごたえ十分な王立武器博物館になっている部屋へと続きます~