勤務先での釣り倶楽部の定例会。たまには私も船に乗るのです。
しかし今回はムツ狙いなので、電動リール、オモリ100号、仕掛けも胴突き。
深海用のタックルが必要なので、私は持っていません。
なので、いっさいがっさい、釣船屋で全部借りるということで、手ぶらの出撃です。
氷の入ったクーラーボックスだけ自前で持っていきましたが、
じつに楽チン、お気楽釣行です。
板橋の自宅から65kmぐらいありますが、ほぼ主都高速ばかりで、50分ぐらいで到着します。
いつもの小名浜や鹿嶋へ出撃することを考えると、なんと楽チンなことか。
というか、もともと船釣りは私の不得意科目でして、
今回も、たぶんこの船で、一番釣ってないのは私だと、出撃する前からそう思ってるから、
お気楽、楽チン、・・・だから釣れないんでしょうな。
このお二人は船釣りのスペシャリスト、百戦錬磨の強者です。
いつも船釣りのノウハウを享受させていただいております。
AM7:30 金沢八景島の横から出船です。
梅雨のど真ん中で、雨天の釣行でした。
ウェーダーを履いて、雨カッパを着ていれば、寒くもないし、気になりませんでした。
船で50分ぐらい走らせて、横須賀の沖合、水深130mのところまでやってきました。
ちょうど久里浜-金谷フェリーの航路の周辺です。
竿を出していると、近くをフェリーが通過してゆきました。
釣船屋が用意したエサはサバ短冊。
しかし、先ほどのお二人はホタルイカのエサで釣っておられました。
やはりエサの違いで釣果の差が出るのでしょうか?
水深130mの底まで100号のオモリを落とすだけで、2分ほどかかります。
ほぼ海底をオモリが切るかどうかの位置で、アタリを待ちました。
すると、なんとなくゴツゴツと、小さなアタリがあって、そのあとは何も無く・・・
引きません。
・・・ん? 付いているのかな? 投入直後より重いと言えば重い・・・
電動リールでゆっくり上げてくると・・・
銀ピカの奇麗な、スズメ鯛の親分のような、・・・白ムツでした。
へえ、これが白ムツか。
えらい小さいな。子供かな?と思いましたが、大人でも20cmぐらいしかないようです。
目がデカい、頭がデカい、食べるとこ少ない・・・
これってどうやって食べるのか?・・・訊くと塩焼きぐらいしかないそうです。
皆さん、ムツと言えば、黒ムツ、赤ムツがターゲツトのようで、
この白ムツというのは、釣果のオマケのような存在らしいのです。
私も黒ムツや赤ムツを狙いますが、私には釣れませんでした。
ムツの外道として、
カサゴの痩せこけたような魚も釣れました。
コイツも、私は初めて釣ったので、なんて言うのか?名前は知りません。
PM2:30 終了。
終了間際に仕掛けを巻き上げると、銀ピカのイシモチに似た目のデカい魚が釣れました。
コイツも初めて釣りました。コイツの名前も知りません。
自分で釣り上げた魚は・・・
白ムツ 3匹
痩せたカサゴのような 1匹
イシモチのような 1匹 合計5匹でした。
それと、
私の釣り座よりも上座の、船のへさきからプカプカ流れてきた白ムツ 1匹
私の右隣の釣り師から戴いたトラギスのような 1匹
全部で7匹 となりました。
「白ムツは小さくて食べるところが少ないから塩焼きが良い」と教わりましたが、
白ムツ2匹を潰して、刺身を作ってみました。
釣り上げてから20時間経過したころに食べてみましたが、
全くクセの無い、白身のさっぱりした味でした。
甘味も少ないので、不味くも無く、旨くも無く、・・・そんな味でした。
スズキに似ているかな。