2020年、今年は新型コロナウイルスの影響で、在宅勤務や休業補償が広まり、
例年と比較すると飛躍的に釣行回数が増えました。
今年になって新しくアジングに挑戦したり、房総へ遠征してハゼ釣りに没頭したり、
これまで私が得意としてきた夜釣りブッ込みパターンとは違う分野を
新しく開拓しようと試みておりました。
また、自宅で過ごす時間も飛躍的に増えたので、Youtube動画やスカパーBS251ch
を見る機会も増えて、それらからの影響も大きく受けています。
さて、2020年も夏が過ぎて、秋になり、少しずつですが気温が下がり始めてきました。
気温が下がると、その次には水温が下がってきます。
水温が下がると冬の魚たちが接岸してきます。
投げ釣りには、夏のキスを狙うタイプと、冬のカレイを狙うタイプに分かれます。
私は子供のころから冬のカレイをずっと追いかけていて、夏のキスはあまり好きでは
ありませんでした。
なぜか解らないのですけれど、キスやスズキなど外見が美しく奇麗な魚には、
あまり魅力を感じないのです。なぜだろう?・・・判りません。
というわけで、いよいよ私の好きなカレイシーズンが開幕する季節となりました。
しかし、10月20日の時点で、まだ全国のどの場所からも、カレイが釣れたという
情報は聞けません。
誰も釣っていないなら、じゃあ、この私が先陣を切って釣り上げてやろう、という
訳です。
23日(金)勤務先から大急ぎで戻ってきて、PM5:45 板橋の自宅を出発しました。
まずは下道をのろのろ走って、上州屋浦和店でアオイソメ8パック4,780円を購入。
関越道の所沢ICから乗り込んで北上しました。
途中上里SAで給油したあと、関越道から上信越道へ乗り継いで、さらに上越JCで
北陸道へ乗り継ぎました。
ここまで東京→埼玉→群馬→長野→新潟と日本列島を横断してきましたが、
これから先は、日本海に沿って北陸道を南下して新潟県から富山県へ入り
北陸道の小杉ICで降りて、あとは無料の能越道を利用して能登半島を縦断して
西海港へ行きます。・・・が、・・・
北陸道小杉ICを出てきたとき、時刻はPM11:30でした。自宅から小杉ICまで430km。
6時間近く走っていたので頭がボケていたのでしょうか?ちょっと飛ばし過ぎて
予定よりも早く出てしまったので、ETC深夜割引を受けられず、平日料金8,880円を
支払うことに。・・・トホホ。深夜割引なら6,500円で出られたのに。
西海港に到着したのは24日(土)AM0:50 。 自宅から西海港まで525km。
昨年の秋、初めて入った漁港外側の大堤防へ入ろうとしたところ、なんと工事中で、
立ち入り禁止になってました。
外側の大堤防が工事中で立入禁止だったので、新堤防から港内へ向けて竿を出しました。
水汲みバケツで海水を汲んで手を漬けると温かいです。
この日の外気温12~14℃ぐらいでしたが、海水の水面は20℃前後でした。
まだ深夜時間帯でしたが、アナゴやチヌが釣れるかもしれないので、
暗いうちからセットして、4本の竿をブッ込んでおきました。
車を横付けできるので、車の中で暖を取りながら、フロントガラス越しにケミホタルが
揺れるのを期待しておりました。
眠くなれば寝る、腹が減ればコンビニ弁当を食べる、アタリが出れば駆け寄って竿を握る、
寝ているときに竿を持っていかれないようにリールのベールを上げておき、洗濯バサミで
留めておく、・・・なんともお気楽な釣りスタイルでしたが、明け方には港内で水面が
バシャバシャ騒がしくナブラが立ったので、時間潰しにアジングで遊んでいたところ、
本当に1匹だけアジが釣れてしまいました。←写真撮るの忘れた。
しかし、アジの大群にしてはルアーへの反応が薄いなと感じて、1匹だけ釣れた後、
再び車に戻って、ブッ込みのほうに集中しておりました。
※昼間になってナブラの正体がアジではなくサゴシであることが判りました。
投げ込んですぐに竿先を小刻みにブルブル揺らすアタリが出て、20cmほどのグーフーが
連続してアタッてきました。簡単にハリス5号を噛み切ってゆきます。厄介なヤツです。
アタリが無く放置していると、ヒトデ野郎が食らいついてきます。
コイツも厄介なヤツです。
寝不足でナチュラルハイな状態です。
ここまでフグとヒトデの猛攻で、エサの付け替えで忙しく、ずっと4本の竿で投げ練習
しているようなもんで、ほとんど寝ておりません。
さあ、夜が明けたので、カレイに期待しましょう。
この日に用意したエサはアオイソメ400g、バナメイエビ剥き身、塩マムシ、塩イソメ
冷凍庫の整理を兼ねて、いろいろなエサを持ってきました。
土日の天気は、予報では太平洋側は快晴でしたが、ここ能登半島は来た時から
雨が降ったり止んだりでした。
今は便利になって、スマホアプリで雨雲を追跡できるので、今降っている雨が
何分後に止むのか? 何分後に再び降り出すのか? 判るから、釣りの段取りも
大変やり易くなりました。
次々と雨雲が通り過ぎてゆきます。
シャワーのようなきつい雨が10分間隔でやってきました。
雨が降り出すと、車の中へ逃げ込んで、竿先を見つめます。
車の中へ逃げ込んだまま竿を放置しておくと、ヒトデの餌食に。
明るくなるとフグは居なくなりましたが、代わってツブ貝?がエサに寄ってきました。
久々に陽が射すと、奇麗な虹がかかりました。
午前中はまったくアタリが無かったのですが、地元の常連釣り師たちが帰った後、
PM0:50に竿先を叩いて引きずり込むような大きなアタリが出て、
竿を持って大アワセを入れると、何か掛かりました。
手応えは軽く、簡単に巻き取ると、22cmキスをゲット。
うーん、キスかあ。あまり嬉しくないです。
おまえがカレイだったらどんなに喜んだことか。
さらに夕刻PM5:00頃に、この日2度目の派手なアタリで、寄せてきたのは、
35cmシーバス。
時間がすすむにつれて、ヒトデとツブ貝の数は増えてゆきます。
今日はまだ水温が高いし、カレイはまだ居ないかな?
たいへんヒマなので、お土産でも探そうか?
昼過ぎに地元の常連釣り師たちが帰って行って、雨が降り止んでいる僅かな時間に
シーバスロッドにソフトルアーを付けて、港内の探索をしておりました。
誰も居ない新堤防の先端で遊んでました。
足元を見ると、エギングの墨跡だらけ。
カサゴやキジハタを狙って、私の得意の、1/2lbフットボールジグにジャッカルの
シザーコームを付けて、キャストして底に近いところを泳がしていると・・・
・・・
・・・
ゴゴゴゴーン!! アタリが出て何か掛かりました。
・・・
・・・
寄せてきて、これまた嬉しくない 45cmサゴシ野郎でした。
オマエの歯で高価なジャッカルのソフトルアーが切り刻まれてグチャグチャや。
あちこちで水面をざわつかせるナブラを立てていたのはコイツらでした。
ルアーを付け替えて、再びキャストすると、再びアタッて、もう1匹ゲット。
コイツらサゴシを釣るよりも、大切なジャッカルのコームが減ってゆくことのほうが
心配だったので、まだまだ釣れそうでしたが止めました。
サゴシを手で掴んだとき、思った以上にサゴシの体が温かいことに驚きました。
海底付近の水温はまだまだ温かく(25℃ぐらいか)、海の中は夏の模様でした。
ブッ込み竿のほうは、相変わらずヒトデとツブ貝が増えるし・・・
日が暮れてPM8:30 まで続けましたが、とうとうカレイは釣れずでした。
まだ夏の魚たちで占拠されているようです。
24日(土) PM9:00 西海港から撤退。
25日(日) AM8:30 板橋の自宅へ無事に帰還しました。
アジングで初めて釣ったアジ(20cm)と、
ブッ込みで釣ったキス(22cm)と、
ブッ込みで釣ったシーバス(35cm)と、
ソフトルアーで釣ったサゴシ(45cm)2匹です。
どれもあまり嬉しいとは思えないヤツばかりです。
とりあえず、どれも刺身を取って冷蔵庫で熟成中。
残りの部位のすべては唐揚げにして、酒のツマミにしました。
カレイ いつになったら釣れるんだろ?