蛸島漁港で明日も粘るのも良いかもしれないが、なんとなくこれ以上釣れるような
気がしません。
場所を西海漁港へ移ることにしました。蛸島漁港から西海漁港まで約80km。
夜間に移動しました。
まずは航空写真の赤マルの場所で釣り開始。
夜明けに港内へ向けて4本の竿を投げ込みました。
ん?底が浅くなった? オモリが着水したあとラインが出てゆきません。
20分ほど経過してエサチェックのため回収しようとすると、ズシッと重たい感触が、
しかし抵抗しないので、たぶんアイツだろうと思って足元へ寄せてくると・・・
やはりね、
バイ貝でした。
アタリのないまま2時間ほど経過すると、それまで無風だったのに、北西からの
強風が吹き出して、向かい風になってきたので、迷わず出島の場所へ移動。
航空写真青マルのところ。
ここならば大堤防に向けて追い風になるので遠投が効きます。
ここで昼まで粘ってみることにしました。
車の中から竿を見つめていると、その背景の大堤防の先端近くで投げ竿を並べている
釣り師を発見。ずっと注視しておりましたが、釣れてる気配もないまま、昼前に
撤収されました。
出島で昼過ぎまで頑張ってましたが、全くアタリが出ませんでした。
何処へ投げ込んでもエサがそのまま戻ってきました。
全く生命反応がありません。
カレイは何処に行ったんや? 絶対に居るはずなんだけど・・・。
なんとなくこのまま粘っていてもダメだなって思うようになりました。
もいちど蛸島へ戻ろうかな?
思案していると・・・
私の頭の中に「あそこ行ったら、イシガレイがたくさんおるでぇ~」と
悪魔のささやきが響いてきました。
もうこの時点で勝負は負けです。負け戦です。
今シーズンはマコガレイに固執していたのに、とうとう過去の思い出にぐらついたか。
PM14:00 西海漁港から撤収することにしました。
そして、無意識に能登島へ車を走らせていました。
西海漁港から25km離れた能登島です。
「カレイ釣るなら能登島でしょ、」って誰でも知ってるセオリーですが・・・
あそこは良型イシガレイが多いけれど、マコガレイは小型ばかりで、
しかも置き竿にすると、ケムシがやたらと多いから、結構ストレスが溜まるんです。
あーあ、この橋だけは渡るまい、とシーズン当初から決めていたのにねぇ・・・
とうとう渡ってしまいました。
北風が吹いても風の影響を全く受けない場所と言えば・・・
鴫島入江の奥の角でしょ。
昔、2008年の秋に淡水部長おうちゃんと二人で釣ったポイントに入ることに
しました。
下の航空写真のオレンジ丸のところ。
到着した時は釣り師が一人おられましたが、すでに帰り支度をされている最中で、
釣果を訊いてみましたが、ぜんぜん釣れていない様子。
他にだーれも居ません。
往年の超有名ポイントが寂しい限りです。
私がいちばん嫌気が差したのは、この電気柵です。
設置された当初は堰堤際の石畳みさえ踏み込めませんでしたが、今は入れるようです。
まずはここに2本投げ込みました。
さらにもう少し進んで、テトラの切れ目から2本投げ込みました。
この小さな竹藪は、知る人ぞ知る「紙玉鉄砲」を作るときに必要な
「節の無いまん丸な断面」の竹です。珍しい竹なので大事にしたいですね。
子供のころ、親父に作ってもらって、新聞紙を水で濡らして弾を作って、
空気銃の如く、ポンポン言わせて弾を飛ばしていたっけ・・・。
紙玉鉄砲のことはどうでもいいんです。
話を戻しましょう。
ここから投げ込んでイシガレイが釣れてくれることが大事なんです。
昔は1時間ほど竿を出せば、型は大きくないですが5~6匹は釣れたんです。
しかし今はどうでしょうか?
PM15:00から釣り始めて日没までおりましたが、ほんと静かなもんです。
何も起こりませんでした。
もう春なんですねー。戻りガレイが居てもおかしくないと思うのですが・・・
能登半島遠征二日目は完全にボウズでした。
このまま東京に帰るわけにもゆかず、当初の予定よりもう一日延長することに
しました。
夜間に蛸島へ向けて再び80km移動しました。