能登まで来て永平寺参拝が叶わなかったので、緦持寺祖院を訪ねる。
總持寺は明治31年の伽藍焼失を機に神奈川県鶴見へ移転されましたが、
祖院として威厳と風格を伝えています。
境内が2万坪というから、道場として隆盛を極めたことでしょう。
山門は現在、改装中で全容を見ることは出来ませんでした。
焼失をまぬがれた伝燈院(開祖、瑩山禅師の御霊を祀る)や経蔵などは立入りが可能でした。
巡拝する方はまばらでした。境内をめぐれば山水や樹影に心が洗われる。
門前町からは寄り道をしないで、外浦海岸沿を経由し、金沢へ戻ることにしました。
海岸は砂浜がとてもきれいで、そのまま夕日をみてみたい気持ちにかられる。
また、さまざまな形状の奇岩、珍岩が多数点在しています。
ただ、そういう場所は大体、土砂災害の復旧工事中で交互通行のため、立ち止まれません。
いよいよ、明日は金沢見物なので、早く旅館に着きたくなりました。